アスペルガー症候群 克服の道のり No.3 -アスペルガの自分を知る-

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第3段です。第1段ではクリニックを予約したところまで書きました。

そして、第2段で、自分がアスペルガー症候群で妻がカサンドラ症候群であることがわかりました。

そして、アスペルガー症候群の特性や行動について、分析しいろいろなことを考えました。

自分の考え方がおかしいことに気がつく

ことのきっかけは、私だけおいて家族でUSJに遊びに行ったことからでした。

私は、なんで私だけ仲間外れに・・・・・

帰ってきて、仲間外れにされたのに、楽しかった話を聞かないといけないのか・・・・

と考えた。

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普通の人なら、「楽しかったの~良かったね」と話をすることは理解できたのだけれど・・・・

自分の気持ちを、そんな風に持っていくことが難しかった。

アスペルガーは「ふつう」を目指してはダメ

アスペルガーは、「ふつう」を目指したらダメだと書かれた本と出あった。

このころの私はずっと普通を目指していた。

本来の自分の人格を隠して誰かに成りすまし別人を演じようとします。
そして、その演技を永遠と続けることになるのです。
そんなことをしていたら、自分を責め・卑下するようになり自分自身を
永遠に否定し続けることになるのです。
特にプライドの高いアスペルガーにとって、自分を否定し続けることで
自尊心を失いうつ状態になってしまいます。

こうしてアスペルガー症候群の一般的な二次障害への
発展パターンの出来上がりというわけらしいです。

 

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この頃から自分がわかってきました。

このこ頃、普通を目指して他人になろうとしていた自分や・・・・

今までの自分と、どうあるべきかがだんだんわかってきました。

今までの自分とこれからの自分を切り離せるようになってきました。

この頃に書いた記事が、妻が「ツーリングに行ってきたら」という言葉を

記事にしました。

あと、食事や旅行についても・・・・・

今までの自分がどうだったのかを考えました。

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2カ月くらいから妻が少し変わってきました。

今までの自分と、これからの自分を切り離して考えられるようになったころから

妻に笑顔がかえってきました。

今まで、いっぱいいっぱいだった水が少し減った瞬間でした。

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人の意見を尊重することの難しさを実感

妻が嫌いになったリビングを大改造して、妻の気に入ったリビングにしようと

私があまり好きでないIKEA家具でコーディネートしようとする妻と

私の心の中の葛藤が行われていた。

頭の中では、妻がやりたいように・・・・とわかっているのに・・・・・

そう決めたはずなのに・・・・いつもの自分がそれを阻止しようとする。

そういう難しさを感じていました。

 

私の母に発達障害を報告

私は、悩んだけれど・・・私の実母に発達障害であることを報告した。

そして、父と兄が発達障害だったことを再確認した。

時代が変わったとはいえ・・・ちょっと残念でもあるけれど

母も、納得していた感じだったことから、話をしてよかったと思っている。

 

オレオレ症候群について考える

ちょうど、この記事を書くころから、たくさんのメールが届くようになった。

そして、パートナーの相談に多いのも・・・・

当事者のメールにも・・・・・

俺は・・・・俺は・・・・・

こんなに頑張っているのに・・・・・

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と オレオレ症候群のオンパレードであることを感じていた。

そして、それは、以前の私そのものであったと振り返った。

 

ずっと反省ばかりしていたけれど・・・・

ずっと、自分を責めて反省ばかりしていたけれど・・・・

間違いなく、私の人生すべてが失敗ではなかった。

今の地位を築くのだって簡単ではなかった。

そして、間違いなくアスペルガーには短所もあるけれど長所もあることに

改めて気がついた。

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つづく

いよいよ、待ちに待った専門医の病院の診察・・・・・

私たち家族の平穏な日々は、そこから始まった。


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2 件のコメント

  • この域に来ることが一番つらかったのではないでしょうか・・・

    基本的には自分は普通、正しいと思ってやってきたわけですから。

    振り返る、それが家族にどういう思いをさせることだったのか気づく。それだけでも大変なことだと思うのです。

    それを認めて受け入れる、そして正す。これはもっと大変ですよね?

    ウチの場合はあるあるタイプの100か0かなんで、じゃあ俺が全部悪くていいよ!とは言いますが、悪いと思ってないとガンガンこちらは感じます(笑)

    一時は、こちらの考えを尊重してる風。を身に付けたこともありました。

    そういう考えもあるかもね。それはあなたの考えでしょ。あなたがそう思うだけでしょ。こんな感じで最終的にはオレオレ行きです。

    どうやったらそこを乗り越えられたのでしょうか。

    認めるのも受け入れるのも、自分を我慢と思わずに変えていくのも、そうしようと思うまで、どうやって乗り越えたのか教えていただけたらなーと思います。

    • ゆうさん、こんばんは
      とてもいい質問だと思いました。

      どうやって、オレオレから抜け出したか・・・・

      正直、オレオレが治ったわけではありません。
      例えば、1つの言い争いを10に分けたとします。
      一般的な考え方(多数派)では、8は奥様の言い分 2が旦那の言い分が正しかったとします。
      しかし・・・
      アスペルガー的には、その言い分が逆転していたりします。
      仮に、逆転していなくても・・・・2の言い分を否定されたことによって
      すべてを否定されたような錯覚を起こすことが
      以前の私にはよくありました。

      だから、私は2の部分は自分で自分を認めて
      8の妻の言い分だけに集中して話を聞いているのです。
      その8の言い分が正しいのか間違えているのかは考えないようにしています。
      「妻は8の言い分が正しいと思っている」ということを理解することに集中しています。
      それは、割合に関係なく
      仮に2:8だっとしても・・・
      「妻は2の言い分が正しいと思っている」ということを理解することに集中しています。
      アスペルガーは、規則に準じることは案外得意なんです。
      仮に妻が間違えたことを言っていたとしても・・・・
      アスペルガーの勘違いよりはましなことが多いですから。
      よほどでない限り、否定する必要がないと思っているのです。

      きっと、オレオレというのは
      8:2の2の部分を一生懸命に弁明しているだけだと思います。

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