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この記事は、3年が過ぎて古くなったので書き換えています。
初めから順番に読んだ人にとっては????と思うかもしれません。
ただ、この記事は注目度も高い記事なので定期的に書き換えた方が参考になる人が多いかな~と思っています。
今では、妻とも家族とも、それなりに仲良く生活をしています。
[平成30年2月4日 改訂]私は、アスペルガー症候群です。アスペルガー症候群とわかったのは3年前のことでした。
誰からにも愛され、元気で健康的だった妻がカサンドラー症候群に陥り笑顔がなくなり、いつもイラつき怒った顔になっていった。
原因は、私のアスペルガー症候群によるモラハラが原因でした。
今回はカサンドラ症候群についてまとめることにした。
是非、カサンドラ症候群の方やアスペルガー症候群を自覚した人に読んでほしいと思います。
カサンドラ症候群とは・・・
「カサンドラ症候群;カサンドラ情動剥奪障害」とは、
アスペルガー症候群の夫または妻(あるいはパートナー)と情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である。
アスペルガー症候群の伴侶を持った配偶者は、コミュニケーションがうまくいかず、わかってもらえないことから自信を失ってしまう。
また、世間的には問題なく見えるアスペルガーの伴侶への不満を口にしても、人々から信じてもらえない。その葛藤から精神的、身体的苦痛が生じる。
参照 http://ja.wikipedia.org
なんか、難しく書いてあるけれど・・・・
ようするに・・・私と妻の立場そのものでした・・・・
私が、アスペルガー症候群と診断されるまで、妻は私の実母に相談したりしていました。
「お父さんも、ひどかったのよ~あなたが我慢するしかないのよ~」
「あれでも、少しはよくなったのよ~」
「もっと、あなたが大人になりなさい」
「何かあったら、私に相談しなさい」
と私の母なりに相談に乗っているつもりだつたのでしょうが、妻にとっては相談しても何も解決策が見つからないままでした。
当然、私に理解を求めても、私はほとんど話も聞かず、逃げるかブチキレていました。
「お前が、悪いんだろう」
「お前が、いつも怒らせているんだろ
「俺が、なんでもやってやっているのだろう」
「お前に、何ができるんだ!出来るものならやってみろ!」
当然、妻は自信を無くし劣等感に襲われる毎日を送っていました。
妻は、なるべくしてカサンドラ症候群になったらしい。
カサンドラ症候群の症状
症状としては
偏頭痛、体重の増加または減少、自己評価の低下、パニック障害、抑うつ、無気力などがある。
カサンドラ症候群の悩みを訴える者のブログも多く見られ、アスペルガー症候群の伴侶を持つ者の二次障害として深刻な問題となっている。
参照 http://ja.wikipedia.org
症状についても・・・・
妻は、台所やリビングから姿を消していました。
私が優先していたリビングを極端に嫌い、必要最小限にとどめていたのです。
朝もいつまでも寝て、夜も早々と寝ていました。
私が早く寝ていると、遅くまで起きてパソコンに向かっていました。
布団が大好きで・・・寝てばかりの無気力な妻にしたのは・・・私でした。
自尊心の低下がもたらす症状
本来なら一緒にいる、一番身近な私とコミュニケーションが噛み合わないことは、自尊心の低下に結びつきます。
アスペルガーの私は、一生懸命に自分の考えを一方的に伝えます。
そんな会話から、妻は「自分のせいではないか?」と自分を責めるようになり、それに上乗せするように、私が更に妻を責めていた・・・・・
だから、今でも・・・・
私は、もう責めていないつもりなのに・・・・・
「あなたは何も変わっていない」
「あなたは今でも私を責めている」
「あなたは、まだ私にいろいろ要求し求めている」
私が、どんなに努力しても、3年たった今でも妻にとっては心の奥に長年蓄積された自尊心の低下が癒されるにはまだまだ期間が短いようです。
大事なのは彼女の自信
私がアスペルガー症候群とわかってから、妻は大きく変わりました。
妻は、「自立して生きて行けるようになる!」という目標ができました。
私も、妻の自立を邪魔しないよう努めています。
来年からは、妻は臨床心理士になるために大学院に行きます。
3年間、私と息子はアスペルガー症候群として、妻はADHDと診断され病院に通い本を読んだり得た知識を更に活かすために選んだ道です。
解決策
カサンドラ症候群についての解決方法を調べてみると・・・・
「離れる」とよく書いてある・・・・・・
ちょちょちょっっっとまって・・・・・・
それは困る・・・・・・お願いです。
でも・・・・・
そのあとに、こう続いていた。
お互い夫婦そろってカウンセリングを受けて、私がアスペルガー症候群であることを自覚し前向きに二人で工夫することだと・・・・・
なんとか、離れずにすみそうだ。ということで・・・
私たちは、病院でカウンセリングを受け、薬を飲んで気持ちを落ち着けています。
アスペルガー治療と家族の在り方・・・・
私たちが、まだ病院にも行っていないか、行き始めたばかりの頃
「あなたは、自分のことばかり・・・・」
「あなたの病気を治すこと と 家族のあり方は違う」
と妻は、私が自覚してどんなに反省しても、突き放した言葉です。
これは、当時の妻の気持ちは、もう私への期待は何もなかった時の言葉です。
妻の口から・・・・
「あなたと、一緒の空間にいるだけで必死なの・・・・
まだ1か月しかたっていないのに・・・・・・
病院にもついていくし、病気にも協力する・・・・
今は、そんなに簡単には気持ちがついていかないの」
とちゃんと・・・何度も言っていた・・・・・
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3年たった今でも・・・
実は、3年が経とうとしたとき、私は一時、病院から処方された薬をやめたことがあります。
すると、妻は「最近、あなたは戻っている」と言われました。
詳しくは、その時の記事がありますので・・・・
私は、病院に行きカウンセリングを受けながら「エビリファイ」という薬を飲んでいます。
エビリファイは、精神安定剤で気持ちを落ち着かせてくれます。
他には、リスパダールという似たような薬を処方されることもあります。
このエビリファイが私たち夫婦の強い味方となってくれているのです。
エビリファイの効果とカサンドラ症候群の回復
そもそも、私が3年間経ってどれくらい改善されたのか・・・
実は、私がアスペルガー症候群を改善できた分だけ、カサンドラ症候群も回復していきます。
アスペルガー症候群が完全に治ることはありません。
しかし、改善・対策はできるのです。
実際に私が、一番酷かったときを 100 としてどこまで改善されているのか・・・・
妻に聞いてみました。
発達障害発覚前(一番ひどい時) 100
通院をはじめ薬を飲みだして努力していた時 40
薬をやめた時 80
本当なら、0になればいいのですが、アスペルガーとはそんな病気ではありません。
40でも、かなり改善されたと言えると思います。
そして、この改善を維持することで、カサンドラ症候群からパートナーを解放してあげることができるのだと信じて励んでいます。
私が過去を振り返られる理由
よく、fuufuさんは軽度のアスペルガーだから・・・・とか
自分で自覚されているから・・・・とちょっと嬉しい言葉をいただきます。
でも、本当にひどい旦那で父親だったんですよ。
軽度なアスペルガーなんてありません。アスペルガーだからこそ、無意識にとってしまう行動が多々あります。
深い意味もなく、思ったままのことを口に出してしまい、行動することがあるのです。
そんな行動の数々を、どうやって振り返っているかというと・・・・
★アスペルガー・ADHDノート
時々言っているノートです。私はアスペルガー&ADHDで忘れることは天才的というより、神の域に達しています。
考えたこと、失敗したこと、思い出したことをすべて書き留めています。
そして、いつもどうしたいかを考えてメモしています。
★ブログ
そして、暇さえあれば記事にしている・・・このブログ・・・・
このブログのなかだけでもたくさんの発見があります。
ブログを書くために、自分自身の行動を振り返り、また知識を身に着けるため沢山の書籍を読んでいます。
その知識と、アスペルガー当事者という立場からの情報発信は、多くの出会いがあります。
★メールやコメント
そして、私の記事を読んで、厳しく意見を書いてくれる方々からのメッセージです。
いつも、私の偏った考え方を変えてくれます。
当事者の人の悩み、定型の方の悩み、怒り、苦しみ・・・・・
すべてが私を成長させてくれます。
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最後に
是非、みなさんにも恩返しできればと、これからも、いっぱい記事や体験談を残して行こうと思います。
きっと、私のアスペルガーは治らないでしょう。
たくさん、妻に怒られるでしょう。だけれど・・・・
絶対もう「離婚」なんて言われないようにしたいと思います。
彼女は、私にとってこの世で一番大事なパートナーです。
ですので、これからも応援とご指導よろしくお願いいたします。
そして、カサンドラ症候群の方におすすめな書籍が
『一緒にいてもひとり
~アスペルガーの結婚がうまくいくために~』
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