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最近、当事者向けの記事が多かったので、たまにはパートナー側にたった記事も書いてみようと思います。
とは言っても、私はアスペルガー症候群の当事者であるため、少し偏った考え方になるかもしれません。
まず、カサンドラ症候群という定義はあいまいです、勘違いされて使われている人も多いようですがアスペルガーのパートナーのことを言う言葉ではありません。
カサンドラ症候群とは、アスペルガー症候群のパートナーを持ち、その生活において気持ちの共有ができなかったり
自分の意見を伝えることができない状態が続き、まわりに相談しても「男なんてそんなものよ~」「あなたがしっかりしないからよ~」と誰にも理解されず相談できない状態に陥り、うつ状態になってしまったりする人が多いのです。
アスペルガー当事者でなく、パートナーが精神科に行くようになってしまうパターンも少なくありません。
その結果、アスペルガー当事者から見ると自分は正常で パートナーが精神病で異常という構図ができる場合も少なくないのです。
深刻なカサンドラ症候群の場合、「特にモラハラやDVがひどい場合は逃げなさい」というのが鉄則のようです。
実際、私自身の今までの生活を振り返っても、3年前までの私と一緒にいたら何のために生きているのか?何のために生活を共にしているのか?
いつまでも、私の奴隷のような生き方しかなかったでしょう。
離婚や別居をして自立できるのなら、自立し人生をやり直す権利は十分あるだろう。
しかし、離婚や別居と言っても 口で言うほど簡単でないことも確かだろう。
自立したくても経済的な問題であったり、子供のこともあるだろう。
少なくとも、今からでも自立できるよう貯金をしたり働きに出るとか介護の仕事等手に職つけることも大切かもしれません。
子供のことについては、私自身3年前の私のような人間と泣いてばかりの妻の間に、どんなメリットがあるのだろう?と思います。
確かに子供のことは大好きだったけれど・・・・父親としてふさわしいとはとても言えなかったと思います。
と・・・・離婚・別居について薦めるようなことを書きましたが・・・・
覚悟は決めておいた方がいいと思います。
私も、3年間で一番ひどい時を100として、一番良かった時で40という数字です。
薬を飲まなくなっただけで、80になってしまうくらいです。
アスペルガー症候群との生活は、予想以上に難しいことは確かです。
とは言っても、私はアスペルガー症候群であっても当事者が協力や努力さえすれば、これらの問題を回避できると思っています。
まず、自分がアスペルガーであることを自覚することです。
よく、病院にも行かずに「アスペルガーかもしれない」と言っていてもアスペルガーは自分で自分を自覚できるのなら苦労はありません。
やはり、病院に行きカウンセリングを受け、自分を見なおし続けることが大切なのではないでしょうか?
薬などを使い、気持ちのコントロールを身に着けない限り改善方法はないと思います。
結局は、当事者が協力する以外に解決方法はないのが現実です。
アスペルガー当事者が、病院にも行かない・・・・という状況では、残念ながら絶望的というほかないのが現実でしょう。
何とかチャンスを見つけ、病院に連れて行き カウンセリングを受けることが一番重要です。
病院に行ったから安心なのではなく、ずっとカウンセリングを受けながら共に歩み寄る環境づくりが大切だと思います。
そして、その関係がいつまた崩れるかはわからないのも現実です。
その為には、自立の準備は必要だと思います。
アスペルガー症候群を、少しでも理解することは気持ち的に楽になることも確かですが・・・・
いくら理解しても、不快感や違和感が完全になくなることはないでしょう。
アスペルガー症候群とは、ある意味気持ちだけでは解決できない仕方のない障害なのかもしれません。
しかし、アスペルガー症候群との夫婦が必ず離婚しているわけではありません。
気持ちの共有が苦手でも、コミュニケーションが苦手でも、誠意をもって向かい合っていくことで、定型(普通)の夫婦より思いやることができることもあります。
私も、気持ちの共有やコミュニケーションが苦手ですが、ちゃんと妻のことや家族のことを大切にしているという姿勢だけは、疑われないよう行動をしているつもりです。
ちなみに、アスペルガー症候群と診断される前も、家族を大切に思っていたのは確かです。
だけとれど、アスペルガー症候群の様々な特性は、とても家族を大切に思っているとは信じがたい行動をとっていたようです。
アスペルガー症候群 = ろくでなし というわけではないので、問題ある特性は多いかもしれませんが、ちゃんと優しさだって、誠実さだって持ち合わせています。
そういった部分を、表現することがとても苦手な生き物です。
カサンドラ症候群で悩まれている方、まずご自分を一番に大切にしてください。
本当にひどい場合は逃げてください。
そして、「旦那がアスペルガーかもしれない」と思うのなら一緒にカウンセリングを受けることを一番に考えてみてください。
時間は何も解決はしてくれません。
もう「私が悪い」と思い込むのはやめましょう。
爆弾を抱えた相手に怯える気持ちはわかりますが、いつ爆発するかわからない爆弾に怯えるのはやめて、どうせ爆発するなら改善に向けて提案やお願いをし続けましょう。
私のところには、パートナーからのメールももちろん多いのですが、アスペルガー当事者からのメールもとても多いです。
アスペルガー当事者だって、なんとか気持ちを共有したり、夫婦や家族と仲良くやり直したいと思う人もとても多いことを知ってください。
みんな最初は「俺をキチガイ扱いするな!!!」と言っていた人たちばかりです。
私同様に離婚や別居と言ったことをきっかけに、気が付く人もとても多いです。
一度は、信じて愛して結婚した相手です。相手を信じて時にはぶつかってみるのも大切かもしれません。
ただ、暴力をふるう相手に無理はしないで逃げることを考えてください。
警察沙汰になるケースも少なくないのも確かです。
私に、メールをくださった方の中には、手が付けられず警察沙汰になってしまつたケースもあります。
ただ、一人で悩み続けないでください。
そういった、暴力的な人との間には、第三者に入ってもらう必要があると思います。
世の中には、いろいろな相談窓口も用意されています。まず、誰かに相談してみることが大切です。
でも、発達障害のことについては理解されにくいことも確かで、さらにカサンドラの道を歩むことになるかもしれません。
それでも、一人で悩んでいても仕方ありません。必ず理解してもらえる人がいます。
カサンドラ症候群を治す一番の方法は、ご自分のことを一番に考えることです。
そのうえで、アスペルガー症候群と向き合わなければ、どんどんひどくなるだけです。
「こんにゃろ~」と思ったら、いつでもブログに遊びにきてください。
そして、愚痴りたい時はいつでもメールください。
誰も理解してくらない時もメールください。
きっと、ヒントが転がっていると思いますよ。
私だって、離婚や別居はしたくありません。だけれど、そういう可能性がないわけではありません。
そうならない為にも、緊張感をもって行動していますし、そういう逃げ道が妻には必要だと私も思います。
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