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アスペルガー症候群と診断をうけ3年が過ぎて、経験も知識も増えてきたので最近、人気のある記事については手を加えているところです。
最初から、順番に読まれている方も多いので、ちょっと不思議に思うかもしれません。
[2018.2.6 改訂]アスペルガー症候群との向き合うことは、理解できずに苦しむことも多々あります。
先日いただいたメールについて、共有させていただこうと思います。
話し合いができない。
何か話すと、突然激怒する。
暴力・暴言をふるわれる。
無視される。
きっと、このブログを読んでいる方なら同じような悩みをお持ちでしょう。
逆に当事者は、ついついこのような行動をとってしまっているのではありませんか?
まず、なぜ突然激怒するのでしょう。
私も、いつも怒っていたので自覚があります。
それは、大きな原因として アスペルガー症候群の頭には自分で考えている
もしくは経験している未来しか存在していないことにあります。
例えば・・・
旅行に行くとき、昼食はある料理屋の川魚料理を食べると決めたとします。
出発時、おしゃれをしようと時間がかかった妻に・・・
「早くしろ~」
途中で見つけた、「アイスクリームが食べたい~」と言われれば・・・
「バカか、今から美味しいの食べるのにアイスなんか食べるか!」
とまさか・・・・アイスくらいで怒られるとは想像もしていなかったでしょう。
なんとか、予定通りに川魚のコース料理が出てきて旦那さんは満足と思いきや・・・・
「え~川魚って苦手なのよね」という妻の言葉に・・・・
「文句ばかり言って、食べなくていい!!」
とまた怒ってしまう。
初めから、「何が食べたい」「川魚食べに行こう」など
気持ちを共有させることが苦手なうえ、自分の考えと違うと怒りだします。
以前に妻に言われたことがあります。
「あなたは、自分の答え・考え方と一致するのが話し合いと思っている」
この言葉は、アスペルガー症候群の方はよく覚えておいた方がいいでしょう。
自分の考えを主張することは決して悪いことではありません。
ただ、そこにそれ以外の考えをすべて間違いと思っていたり
相手の気持ちを尊重する気持ちがなければ、ただの身勝手な妄想でしかありません。
私も以前はそうでした。
「今週末はキャンプだから」と家族の予定は確認せずに決めていました。
そして、当然キャンプに行けば楽しいものだと決まっていました。
「その日は、友達が来る日なのに・・・」と聞くと・・・
「家族と友達どっちがだいじなんだ~」
「そんなのまた今度にしてもらえ~」
「勝手にしろ~」
と・・・とにかく予定が変わったことに腹を立てていました。
自分の考えと違えばキレるのは、普通の会話でもありました。
「えっそんなことで・・・・」と何度言われたか・・・
冷蔵庫にあったチーズを食べられただけで大激怒したこともあります。
置いてあった本がなくなったり、物の収容場所が変わっただけでも大激怒していました。
じゃ~これらは、どうやったら怒らなくなるのか?????
この質問について答えると・・・・
残念ながら、本人が怒ることがおかしいと気が付かなければ治らないと思います。
また、怒る・キレるといった行動は、自分の話を整理できなくなったときにも起こります。
アスペルガー症候群の3つの特性である コミュニケーションの特性という特性があります。
これは、コミュニケーション能力の低さから、長い話や例え話が多い話など、アスペルガーにとって苦手な話しや話し方において、イライラしてくることがあります。
何と言っても、渋滞や人ごみに関しては、アスペルガーの治療を受けて3年たった今でもイライラしてしまいます。
イベント事もざわざわして苦手です。
でも、今の私は怒りません。
本来なら、イライラも治せれば一番いいのですが、それはとても難しいです。
ですから、私はイライラや刺激から身を守るためにエビリファイという薬を使っています。
もし、当事者の方が読まれたら、ぜひ怒ることをやめてみてください。
世の中、怒ることなんてほとんどないことに気が付きます。
バカボンのパパを目指しましょう。
「これでいいのだ~」
それが、家族を周りの人を不快にさせない方法だと思います。
そして、まず病院へ行って専門医とよ~~~く話をしてみてください。
きっと、人生が大きく変わりますよ。
パートナーのみなさん、キレたら「この人、また自分の世界で生きている」と憐れんでください。
間違っても自分のせいだとご自分を責めないであげてください。
自分が間違えているなんて考えていたらカサンドラ症候群まっしぐらです。
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