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私はアスペルガー症候群で妻はカサンドラ症候群という、私たち夫婦と同じ境遇の夫婦は、この世にどれくらいいるだろう?
私たちもそうだった。今はカサンドラ症候群だった妻も、だいぶん回復して自分のやりたいことをやっているし
私に束縛されないよう、自立もできるようにいろいろな挑戦もしているようです。
まず、アスペルガー当事者からのメールのほとんどの書き出しが、自分はアスペルガーで奥さんがカサンドラという内容が多い。
そのメールは、大きく分けると2つのケースに分けられる。
ひとつは、カサンドラ症候群となった奥さんが、我慢できず離婚・別居を決意してからの相談。
もうひとつは、奥様の(カサンドラ)うつ状態が進んでからの自覚というケースがある。
※カサンドラ症候群という病名は実際にはなく、うつ病として診断される方が多いようです。
どらにしても、当事者がアスペルガーと気が付いたことは奇跡に近いと言える。
そして、この奇跡は、当事者にとってもパートナーにとっても奇跡のスタートとなる。
パートナーのかたのなかには
「今更・・・・」と思う人もいるだろう・・・・
「今更、気が付いても遅いんだよ」という意見も間違ってはいないだろう?
だけれど、これくらいのことがないと、今まで自信を持って生きてきたアスペルガーが、自分を振り返ることはありません。
何もない状態で、「もしかして私はアスペルガー」と気が付くことができれば、更に奇跡でしょうが・・・
もしかしたら、そういう人はアスペルガーっぽいだけでアスペルガーではないのかもしれませんね。
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だけれど、どうしたらいいのか・・・・
「何をしても、妻の態度に変化がない」とか
「結局、悪いのは俺?」という疑問など・・・
なかなか効果が見えてこないためあきらめモードになってしまう人も多いようだ。
私だってそうだ、時々は未だ 妻のゲキリンに触れることも多い。
そのたびに、「もういいや~俺だって息苦しい」と思うことだってある。
でも、そこであきらめてしまっては何もならない。
そこで、私が考えるようにしていることは・・・・
私たち、アスペルガー当事者が相手のことを考えて行動しはじめたのは最近のことです、私ですら3年間です。
カサンドラ症候群に陥った妻たちは、私たちとであってからずっとです。
妻に関して言えば私に合わせて努力してきたのは10年間です。
そして、少なかれ今でも私に違和感を感じ合わせている部分もあるでしょう。
そんなに、簡単に今までの行動がなかったことにはならないのは確かです。
もちろん、なかったことにしてくれないと私自身も辛いのは確かですが・・・・・
人間、そんなに簡単に都合よく気持ちを切り替えられるものではない。
当事者の人は、慌てず遠い未来の幸せのため今はひとつひとつ気を付けていきましょう。
パートナーの方は、たまには認めてあげてください。励みになります。
きっと、こうして違和感を感じながらも、悩んだり話し合ったり
そのなかで思いやる気持ちが今後の 穏やかな生活 に結びつくのだと思います。
そしと、危険なのは私も一緒ですが・・・・
「私はアスペルガーが治った」と思い込むことです。
正直、アスペルガーはこだわりの強さから起こる行動や意思の食い違いから、まわりから違和感を感じられる病気です。
「治る」ってことはないのはないのです。
「治った」と言っているのは自分だけで、まわりの人から見れば違和感がまったくなることはないでしょう。
だけれど、行動は変えることができるし、成長はします。
昨日の自分よりは良くなることはできます。失敗を繰り返すこともあるでしょうが頻度は減ってきます。
治ったかどうかは、自分が決めるものではなく、まわりの人がどう思うかです。
「アスペルガーを治すため頑張っている」のではなく
「まわりの人と穏やかな生活をするため頑張っている」のではないでしょうか?
アスペルガー症候群は治らないけれど、パートナーや家族とだけでも、穏やかな生活を送れるようにがんばればいいのではないでしょうか?
意外と私のように、社会ではそれなりに気を遣うことができている人も多いのではないでしょうか?
ついつい、家族といるときだけリミッターが外れる人も多いのだと思います。
目的がアスペルガーの治療となると難しいですが、妻や子供たちに優しくするだけでも大きな成果だと思います。
もちろん、社会生活だって大事です。
だけれど、家族はもっと大切です。きっと家族を大切にしていれば社会生活においても穏やかな日々が送れるのではないでしょうか?
そして、カサンドラ症候群を治すのは意外と簡単です。
当事者がパートナーの存在を尊重すればいいだけです。
悩んでいることをそのまま聞いてあげさえすれば、カサンドラ症候群は治ります。
その為には、アスペルガー当事者が 穏やかな生活 を取り戻すよう心がけることだと思います。
一番の特効薬は、当事者の存在ではなくパートナーの存在であり、パートナーがいてくれるから自分がいて、今までパートナーのやさしさに甘えていただけの自分を自覚することです。
パートナーは、知り合ってずっと我慢して頑張ってきたのです。
その強さを認めるべきです。強いから我慢できた。そして、その強ささえも長年打ち砕いてきた私たち当事者の行動が カサンドラ症候群 というとてもつらい状況を作ってしまったことを理解してやり直せば、カサンドラ症候群もみるみる治ります。
だけれど、傷ついた心を癒すには一生かかることを忘れてはいけません。
朝起きたら 笑顔でおはよう。
家族で出かけるときは、とにかくイライラしない。
ストレスを感じたら、我慢するのでなくリラックスできる方法を考える。
時には、ストレスから逃げることも大事です。
文句も言いたいときもあるでしょう。
その時は、私にメールでもください。
「そんなにアスペルガーが悪いのか!!!」という気持ちよくわかります。
だけとれど、アスペルガーが悪いのでなく、たまたまとった行動が失敗だっただけです。
その行動を反省して、次に活かしましょう。
とにかく、スマイルです。
怖い顔していると、カサンドラ症候群は治らないですよ。
と入っても、当事者がみんながみんな自覚してくれることはとても難しいのは確かです。
カサンドラ症候群の方、まずは理解者を見つけることです。
もちろん、当事者が理解してくれれば一番いいのは確かですが・・・・・
奇跡に近いのが現実です。とは言っても沢山の人たちがやり直しに奮闘していることも確かです。
そういったチャンスを待つにしても、ご自分がボロボロになったのでは意味がありません。
「もう、すでにボロボロなんですけれど~」という声が聞こえてきそうですが・・・・
そこは、病院かもしれないし、家族かもしれないし、友達かもしれません。
「あなたがもっと、がんばらいと・・・・」とか
「あなたが、そういう行動をするからよ~」など
アドバイスなんて意味がありません。
そんなこと言われなくたって、がんばって、いろいろな行動を制限され、ことごとく打つ手がなくなったからこそ、カサンドラ症候群に陥っているのですから
がんばるからカサンドラになってしまうと言っても過言ではありません。
まずは、ご自分を大切にされてください。
カサンドラ症候群の脱却の一歩は、自分に甘く、そして自分の未来に向かって歩みだす一歩を踏み出すことだと思います。
アスペルガーの旦那が主役になっていたドラマは完結です。
これからは、旦那は脇役、自分が主役の人生を歩めばいいと思います。
それを、止める権利は誰にもありません。
今まで、アスペルガーと付き合ってきた強さがあります。
その武器を、自分のために使うことで カサンドラ脱却の糸口が見つかるかもしれません。
その行動は、旦那さんにとって危機感を感じ、パニックになるかもしれません。
その危機感、置いていかれるような感覚が、当事者をアスペルガーと自覚させる一歩になるかもしれませんよ。
まず意気込むより、リラックスです。
疲れた、心と体をいたわってあげましょう。
最後に
「メールで、いったいfuufuさんは、どっちの味方ですか?」と聞かれます。
私は、両方の立場を考えることで、自分自身の行動を考えています。
妻には幸せになって欲しい。私だって幸せになりたい。
当事者が、他人になろうと努力すればするだけストレスが溜まって結果、以前よりひどくなることもあります。
当事者が当事者のままというわけにもいかないのも確かです。
だから、私は薬による治療をおススメしています。
そして、私の中には以前の私が完全に居なくなったわけではありません。
「こいつ、わがままにもほどがあるだろう」と思うことも多々あります。
「なんで、何度言っても気を付けないのだろう」と腹が立つことだってあります。
そういった気持ちの時に、逃げたり見ないふりをしたり、口にする頻度をできるだけなくそうと気を付けています。
だから、とてもアスペルガーの拘りを持って生きている人の気持ちもよくわかります。
そういった、ものの考え方について、パートナーの質問に対して客観的にアスペルガーらしい考え方を教えられるのだと思います。
もちろん、拘り方はそれぞれ違うため、的確にアドバイスができることはありません。
とにかく、ゆっくりと歩んでいくしかないこと、話し合いがとても難しいこと、アスペルガーの自覚の難しさ、逆に言えば切羽詰まった方にとっては、希望の無くなる内容かもしれません。
そんな大それたことができる人間ではありませんが・・・・
ただただ、パートナーの方の理解者の一人として話を聞いてあげられたらな と思っています。
私は、アスペルガー当事者とパートナーの食い違いについて少しだけ食い違いを解消できたら、また違う道が表れるのではないかと思っています。
そして、沢山の事例に触れることで、私自身成長していきたいと思っています。
本当なら、妻がブログあげたらすごく参考になるのでしょうけれどね~
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