アスペルガーは治らない14 ~短気? えっそんなことで・・・~


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アスペルガー症候群の特性に、すぐにキレるとか

笑っていたと思ったら突然 怒りだしたりするというのがあります。

メールやコメントの質問でも多いのですがどうしてでしょうか?

私の経験から、大きく3つのパターンがある気がします。

ただ・・・書く前からいうのもなんですが・・・・

パートナーが気を付けて「怒らせない」なんて考えることは

カサンドラー症候群に向かってまっしぐらの考え方だと

思いますので無理をなさらないようにしてください。

  1. あるものがない
  2. 細かいことが気になる
  3. 冗談が通じない

パターン1. あるものがない

まず、ひとつめに よくあるのが

必要なものが無いときです。

  • 焼きそばを食べようと思ったらマヨネーズが切れていた。
  • オムライスを作っていたら途中でケチャップが切れた。
  • トイレットペーパー・ティッシュがない。
  • 工作しようと思ったら ノリがない。
  • 新聞を縛ろうとしたら紐がない。

生活用品や調味料が切れてしまうことはよくあると思います。

普通に考えても、そのたびに怒っていたらキリがないことは

簡単に想像できると思いますが・・・

それがアスペルガー症候群の特性のひとつです。

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例えば・・・・

子供と工作を作りはじめ楽しい時間を過ごしていたと思ったら

突然・・・・

「ノリがない!! どこにあるんだ~」と突然怒り出す。

まだ見つかればいいのだけれど・・・・

もし、本当になかったら大変です。

せっかく、作りかけの作品を怖し暴れるかもしれません。

アスペルガー症候群が、楽しく工作をはじめようとしたら

近くにいる人は、とっさに・・・・

ノリ・ハサミ・セロハンテープ・カッターナイフ・定規

が無事あることを祈ります。

今日は、大丈夫と思っていたら・・・・

「ホッチキスがない」と怒り出します。

パターン2. 細かいことが気になる

さらに、よくあるのが・・・・

ちょっとして、出来事に出くわしてしまったときです。

  • 冷房・暖房が必要以上の温度で設定されている。
  • 駐車場の車が斜めになっている。
  • コードレス機器の充電がされていない。
  • 掃除機の紙パックがいっぱいになっている。
  • 車を運転していて急な割り込みをされる。
  • 外食をしていて、料理が気に食わなかった。
  • 旅行先の宿が気に食わなかった。

やはり、多いのが車を運転しているときや

旅行先でのトラブルは大きいと思います。

例えば・・・・

家族で旅行に行った時、前の日の晩から

みんな、アスペルガー症候群のお父さんのご機嫌を

損ねないように気を付けていたこともあり

楽しく出発をしました。

すると・・・車の前に明らかに車間が狭いのに強引に

割り込まれたとたん・・・豹変します。

車間を詰め、あおりはじめ、エンジンは空ぶかしし

パッシングまでしだすかもしれません。

同乗者は、一気に楽しい時間が、最悪な時間に変更します。

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気分を変えてレストランに入り食事を・・・・

確かに、「えっ」と思う料理のところもあるでしょう。

店員の態度の悪いところもあるでしょう。

そんな店に当たったら・・・・もう大変・・・・

イライラしながら食事をし、ぶつくさ文句ばかり言って

食べるのですから・・・・

 

やっと旅館についたら・・・・

受付でまたされて、従業員も馴れ馴れしく

気に食わない態度の旅館もあります。

とはいえ、普通の人であれば大して気にならないことも

アスペルガーにとっては、大きな不満となり・・・

またまた・・イライラ・・・ぶつくさ・・・・

と・・・

これじゃ~旅行なんて行くものではないですね~

パターン3. 冗談が通じない

 

これは、アスペルガー症候群の大きな特性です。

楽しく話している途中に、突然怒り出して・・・・

「えっ???何がどうしたの???」という経験をされた人は

少なくありません。

例えば・・・・・

楽しく、ドライブに行く計画を話していました。

「綺麗な山に行きたいね~」と二人仲良く話していたわけですが

彼女は「オープンカーとかで走ったら気持ちいいだろうね」と

言うと・・・突然・・・

「だったら、オープンカーを持っているやつと付き合え」

と言ってどこかに行ってしまうかもしれません。

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他にも・・・

仕事を手伝い、お礼に 誘われた飲み会で

楽しく話していると・・・

「今日は助かったよ~猫の手でも借りたかったんだ~」

と言ったとたんに

「俺を猫というのか・・・」

と突然怒って帰ってしまうかもしれません。

最後に・・・

正直、こういう特性があると自分で自覚しないと

治るものではありません。

こんな、考えに普通の人が付き合っていると

それは、カサンドラ症候群にもなってしまいます。

私は、少しのことはいろいろ気を付けることが

できるようになつてきました。

そして薬でこのあたりの気持ちをコントロールしています。

日ごろから、『エビリファイ』という安定剤を服用しています。

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車を長距離運転するとき、旅行に行くとき

仕事の会議やイベントがあるときなど・・・

エビリファイ内服液を頓服として飲んで対処しています。

やはり、専門医のカウンセリングを受けて

ゆっくりと、対処方法を見つける他ないと思います。

参考【アスペルガーは治らないシリーズ
※アスペルガーの特性をまとめています。
 合わせてご閲読ください。

 

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fuufu    blog@conjugal-love.net

 


 

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7 件のコメント

  • あるあるですね~。

    私の元彼は、デートでランチ中、話題として私が通っているテニススクールの話をして、こんな風にラケットを(^^)…なんて話している最中、

    いきなり無表情になって冷静に

    「練習ってずっと人のまねをしてるだけでしょ。そんな猿みたいなことをして何が面白いんだよ。」

    とつぶやかれました。

    それまで普通に談笑していたのにいきなり異空間ですよ。

    (・・・今のなに?)と思い、冷静を装い、「え~おもしろいよ・・・^^」と話は続けましたが、背中をいきなり殴られるくらいの衝撃を受けました。

    しかしその後、彼は何事もなかったようにニッコニコの優しい笑顔で「さ、そろそろ行こうか」みたいに伝票を持って立ち上がりました。いつも通りです。

    こういうことが2~3回会って、そのたびに全身がこわばったので、これは結婚できないと思いました。

    その後、「あれってどういうことだったのかな?」と改めて聞いてみましたが、彼は「えっ?(・▽・)ゞ」と覚えていませんでした。

    仕事で上司に責められていたせいなのか、スポーツが苦手だったせいなのか、
    それとも、私がテニスを始めた事自体が嫌だったのかはわかりません。

    もしそれが理由だったとしても「ごめん、イライラしていた」とか「嫌なこと思い出して」とか「嫉妬してた」とか言ってくれたらいいんですけど、

    何度聞いても「いや~…ホントに言ったっけ???」だったので、私の疑問と不安は解決しませんでした…。

    これを私はキレているように思ってしまうのですが、アスぺの方はキレているわけではなく「素に戻っただけ」「ただの本音」なのかもしれないですね。

    • たぶん、それは頭の暴走で沢山考えていたうちのひとつが口に出ただけだと思います。
      以前、紹介した「ツーリング行っておいで」のときと同じ
      状態だったと思います。

      http://conjugal-love.net/asperger1508201

      本音ではなく、いろいろ考えていたなかの一部が口に出たので
      混乱したのだと思います。
      私も、似たようなことが沢山ありました。

      • うーん・・・「頭の中の暴走」なのですか!

        アスペルガーの方もいろいろなタイプがあるかもしれないので、私もよくわからないのですが、

        もっとも私が違和感を感じているのは、元カレが言っている内容そのもの、もまぁありますが、言っている時の表情と声色なのです。

        例えば、変なたとえですけど、羽生結弦くん、普段のインタビューでは、めちゃめちゃいい子そうですよね。でも、滑り終えたときの表情は殺気立っていますよね。

        それくらいの差が突然現れるのです。しかも、いったいどこにそうさせるスイッチがあったのだろうか?という内容で。

        先ほどのテニスの「猿みたいな事して何が面白いんだよ」のセリフも、顔と声が、淡々と言っているだけとはいえ、なんだか恐ろしいものをかんじるような冷徹さで語られるのです。でも、それはほんの一瞬。またすぐに元通りになるのです。

        その殺気に対して、体中が衝撃を受け、私は寝込むことになったのです。

        その瞬間だけ、イタコ?二重人格?みたいな感じです。

        よしべぇいさんも、そんな感じで話してしまう事はありますか?

        • 二重人格どころか、何人も多重人格と言われていました。
          今では、いつもニコニコしていて・・・
          過去を知ってている妻は、今でも多重人格と思っているようです。
          だから、1年近くたっても いつもう一人の私が出てくるか・・・
          恐怖のようです。

  • fuufu 様

    fuufu 様のおかげで、彼のことが、だんだんわかってきたような気がします。ありがとうございますm(__)m

    短気といえば、以前電話で、彼が「今、みんなと飲んでるんです」というので「飲み会楽しんでね」と応えたら、イラッとされました。

    ひょっとして、アスペルガーの方って、物事をネガティヴに受け止めやすい傾向があったりしますか?もしかして、ADHDの方も?

  • fuufu様
     初めてコメントします。たまたま自分の旦那への思いを検索ワードに入れたところヒットしたブログでした。ちなみにワードは、『アスペルガー 話し合い できない』です(:_;)
    息子(小2)がLDとADHD・親族は、・自閉症・精神疾患・身体障害者あり。主人に(義父も)に感じてたた違和感は、何かハンデを持ってのことなのか気になっての検索でした。
    主人がASかどうかは診断名もないので分かりません(私個人としては、障害は個々持って生まれた特性と解釈しています)、ですがfuufuさんの過去の言動・奥様の言動・結婚~仮面夫婦に至るまで私と同じでビックリしました。
    『カサンドラ』というのは、初めて聞き調べましたが、自分の状態と似ていて(私も夫婦のコミュニケーションの取れなさからパニック障害になりました)、今まで感じていたしんどさを言葉にしてもらったようです。
    私も「今、あなた(主人)の前に立っているだけで精一杯」(奥様も同じ様なことをおっしゃっていましたよね)声を振り絞った事がありました。その時も、主人は、言葉の意図することは理解できなかったようでした。
    ”豆腐に釘”の人に、私が変わればいいのか、私がそうさせるのかと悩んだ日々がバカのように感じ涙が止まりませんでした。
    fuufuさんはなぜSAと診断を受けるに至ったのですか?SA気質な主人の場合とても受け入れるとは、思えません。受け入れた上で、日々努力されているfuufuさんは本当にSAかなと思えるくらいです。

    • はじめまして、fuufuです。
      日ごろからのご苦労お察しいたします。
      今までも何度も言われました。「あなたは本当にアスペルガーですか?」と
      しかし、妻に言わせれば・・・・
      あなたの旦那の方がまだましよ。と言うかもしれません。
      それくらいひどかったのです。
      私が、発達障害を受け入れたのは、ひとつに離婚問題と息子が同じ発達障害だと理解したからです。
      その原因が私の発達障害と知ったときは、狂うように悩みました。
      私が頑張れるのは、家族が今の私を認めてくれるようになったからです。
      娘たちが「お父さん、もう薬飲まなくてもいいんじゃないの?お父さん治ったよ~」と
      言ってくれることがとてもうれしく思っています。
      私も、一つのきっかけで大きく変わったように、誰にでも可能性はあると考えています。
      ただ、アスペルガーと向き合うのは短時間で解決する方法はないと思います。
      ゆっくりと、トリスさん自身の心と体を大切に向き合うことが一番だと思います。
      とくに、息子さんがADHDであれば尚更息子さんのためにも
      時として逃げることも大切だと思います。
      子供に厳しかったりはしないのですか?
      悩みや愚痴なんでも、コメントなりメールをいただければ私の実体験はお話しできます。

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