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発達障害をもつ子供の親が、発達障害の可能性が高いことも、またその親も発達障害だったりする。
仮にそうでなかったとしても、かなりの親が近い傾向にあることが多いようです。
私も、自分の子供と接していて、今までの過ちをもとにいろいろ考えることができるようになりました。
そして、子供のころに うけた親からの教育を振り返ると必然的に私がとるべき行動そして
やってはいけない行動が見えてきます。
そこには、4つの原則を見つけることができました。
ちなみに、発達障害の大人に対しても言えることだと私は思います。
原則1. 注意する回数を減らす
発達障害の子供(大人もそうです)は、何回も注意しても子供たちへは届きません。
「なんで~」
「なんど言ったらわかるの~」
「聞いているの・・・・」
と怒っている人も多いのではないでしょうか?
はい、そのとおり・・・聞いていません。
発達障害の私が断言します。
というのが、意識して聞いていないのではなく無意識に聞いていないのです。
子供の頃親によく言われていました・・・「耳に入っているのかもしれませんが・・・
反対の耳から抜けている」と・・・・
今、考えれば「お~納得!!!」という感じです。
このことを、定型(普通)の人に説明しても難しいので「そんいうものだ」ととりあえず理解ください。
しかし、ちゃんと聞いているときもありませんか?
何が違うのでしょう?
それは、お母さん(お父さん)に興味が向いているときに聞く話したと
他のことをしているときに注意している違いです。
テレビを見ているとき、本を読んでいるとき、音楽を聴いているとき
他のことを考えているときに
発達障害の子供に何を言っても届いていません。
「何を言っても聞いていない・・・・」というのは聞いていないときに話しているだけです。
でも、これって 案外 発達障害でなくてもそうなのではないでしょうかね?
聖徳太子ではないのですから~(笑)
まあ、それだけ発達障害の子供は聞いていないってことです。
では、どうしたらいいのか・・・
「テレビを切ってこっちの話を聞きなさい」と言って強引にテレビを切っても
意識はテレビに向いているので同じことでしょうね。
できれば、テレビ以上の「デザート食べる?」とか気が引ければベストでしょうけれど
でなければ、少し待って「CMになったらお母さんのところにきてね~」など
こちらに意識を向けてから、注意すると聞いてくれます。
そして、注意するときに気をつけてほしいのが
- 声を張り上げない。
- 皮肉を言わない。
- 嫌味を言わない。
- 複数の注意をまとめて言わない。
- 回りくどい言い方をしない。
- 長く話さない
嫌な気分にさせてしまうと、せっかく意識をこっちに向けるまで努力したことが
無駄になってしまいます。
発達障害は、バカではないのですから・・・間違えないでやってください。
これって、大人の私でもイライラしてきて話に集中できないので
何を言われているのかわからなくなって、怒るか・・・逃げ出したくなるんですよね。
あと長い話は・・・話の途中から別のこと考えているので
まったく興味がなく聞いていません。
それを「聞きなさい」と言っても無駄です。殴っても蹴っても聞きません。
そういうものなんです。
このことを気をつけると、注意する回数はぐーんと減ります。
発達障害は、自分が理解したことに関しては忠実に行動できますので
怒る回数もぐーんと減るのです。
原則2.話し方を変える
これが、私にとっては一番難しいのですが・・・・
私が、今まで一番 家族を傷つけてきた行動がこれだと思います。
- 大きな声で怒鳴る
- 言葉で傷つける
- 暴言
ついつい・・・・
「おまえなんか、俺の子供じゃない」
「本当に、おまえ嫌い」
「どっかにいけ~」
これも、ついつい言ってしまう人も多いのではないでしょうか?
私自身、子供にも言っていました。
そして・・・
子供の時に私も言われていました。
私も、もう慣れっこになってしまっていましたが・・・・・
よくよく思い出すと・・・・
「俺って、お父さんから嫌われている」と子供の時から思っていたなぁ~
あ~そうなんだ~息子も、ずっと今までそう思ってきたんだ~
自分を否定されたことで、子供たちは全く違う道へ迷い込んでしまいます。
言葉での暴力は、子供にとっては殴られたのと同じくらいの傷になります。
息子の調子が最近いいのは、最近は息子の心に
「お前のことが大好きだよ」
「お前はすごいんだぜ~」
「お前はよくやっているよ~」
というメッセージをたくさん届けているからだと思います。
息子は、息子なりに発達障害という事実を受け入れています。
ですから、子供には・・・
「おまえには、お前しか待たない能力がある。
でも苦手なことがあるだけだよ」と教えています。
子供たちにネガティブな言葉は厳禁です。
優しく、良いメッセージをたくさん送り続ければ、原則1にも結びつき
より良い結果が期待できると思います。
原則3.誤解をしないで・・・
「うちの子は嘘ばかりつくの」という人も少なくないと思います。
これについては、前回も書きました。
嘘をついて、困らせようとか・・・わざと嘘をついているわけではないのです。
その場から逃げ出すための手段なのです。
その逃げ出す場面を作らなければ嘘はつかなくてすむのです。
秩序を重んじる発達障害の人にとっては、自分の嘘に気が付くと
すごい罪悪感に苛まれてしまいます。
決して、困らせようとしたり、わざとでないことを理解してあげてください。
もし、わざと嘘をついていることが分かったら、子供は素直になれないくらい
深い傷を負っていると思っていいと思います。
基本的に、嘘は苦手な脳のつくりなのですから・・・・・
とにかく、発達障害の子供たちは誤解されやすい社会で生きています。
私たちは、その誤解から子供たちを開放してあげられる唯一の人なのではと
私は思います。
誤解から解放してあげてください。
原則4.体罰は絶対にダメ
しつけのためには、叩くことも当然だ!!!
私も、こういうところがありました。
しかし、怒ることをやめ、言葉で話すようになってから
間違いなく、子供たちの反応は変わってきました。
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叩かれて育った子は、叩く子供になる
私自身が、叩かれて育ったために叩くことが当たり前になっていたことを感じます。
これって、ニュースでよくやっている逮捕された虐待する親たちが、自分たちも親から
虐待によるしつけを受けていたのとまったく同じですよね。
息子が暴力的な解決を手段のひとつとしているのは・・・・
私のせいだろう。私が暴力で解決することを教えてしまったのだろう。
ちょっと出遅れた感はありますが、これから暴力でない解決方法を
少しずつ教えて行ってあげようと思います。
教えると言っても私が気をつけるだけなのですがね・・・(笑)
他人への暴力を教えてしまったのは、私は親として持たしてはいけない武器を子供に
持たせたことになったと感じています。
なぜ叩いて育てるの?
なぜ、私は叩いてまで しつけようとしたのか・・・・
今では、叩く必要は一切ないと考えています。
きっと今までは、叩くことで一時的に効果があることを重視していたのだと思います。
私は、その一時的な効果の代償に、子供ののびのびとした心と
大人への信頼、親への絆を壊してきたのだと思います。
もしかすると、息子にとって嫌いな大人がいるのは私が大人への
不信感を植え付けてしまったのかもしれません。
私の周りには、これを教えてくれる人はいませんでした。
危うく、子供たちに同じ教育をするところでした。
今までのことは悪い事例として、子供たちには新しい教育をしていかなくては
と思っています。
子供たちは急に変わってしまったお父さんに混乱しているでしょうが・・・
「今のお父さんが大好き」と言ってくれる子供たちが
体罰の無意味さのすべてだと確信しています。
最後に
きっと、私たちもこうした教育の中、間違えて育ったことも
たくさんあるのだと思います。
私は、45年間もかかってしまいました。
しかし、ここ数か月でたくさんのものを得ました。
45年間失ったものも、たくさんありますし、まだ取り戻せていないこともたたくさんあります。
しかし、私には「発達障害」という武器と
発達障害の弱点を補う知識を手に入れたことで
より良い人生が送れるとともに、まわりと共存できる術を手に入れたことは
最大の喜びであり、幸福だと感じています。
発達障害の子供をお持ちの方、ぜひ自分の子供にこの喜び、幸福を味わえる
知恵と経験を育ててあげて欲しいと発達障害の先輩としてお願いいたします。
そして、間違いなく普通の子供たち以上にを豊かな人間へと
成長させてくれると信じています。
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