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アスペルガー症候群の特徴のひとつに、大きな声を出す人が多い。
まず、ひとつの原因としては 五感のアンバランスの影響もあります。
声のトーンの調整が苦手で、場所に関係なく大きな声で話したりします。
これについては、日頃より声のトーンを落として話す癖をつけることでアスペルガーでも対応できることは、私自身が実践しているので間違いありません。
しかし、普段からの大きな声は制御できても、自分の考えと違う会話をしているとき、ついついいきなり大きな声を出すことがあります。
突然怒る場所でなくても、大きな声を出すのはなぜでしょう?
別に、アスペルガー自身も怒っているわけでもないのに、まるで怒っているかのような口調になることがあります。
これは、小さい時から周りの感覚と違う感覚で生きてきたアスペルガーの話し方のひとつです。
一生懸命に話そうとすると、自然と声のトーンが上がっているときがあります。
アスペルガーは、自分の意思を一方的に夢中になって話す傾向にあります。
その時、自分の意思を伝えようとする手段のひとつに声を大きくはりあげて話す傾向があるのです。
逆に、怒っているときは全力で声を張り上げたように話してしまいます。
私も、以前は大きな声で怒鳴っていました。
近所にも丸聞こえの声で・・・・・
「恥ずかしいから、静かに話して」
と言われても聞く耳を持ちませんでした。
話しをするときに、勢いをつけないと話せない感じでした。
今でも、話をするときは意識して声を張り上げないようにしています。
しかし、時々とっさに大きな声を出してしまうことがあり、子供たちをびっくりさせることがあります。
やはり、45年間身についてしまったコミュニケーション方法はとっさの時は制御できないこともあります。
最近あったのは、車の運転をしていた時、後ろから子供が手を回してきたので
「やめろ!危ない」
と大きな声を出して注意してしまい。
子供がびっくりして、泣き出してしまったことがありました。
危ないのは確かなのですが・・・・
そんなに怒るほど危険な状況ではなかったこともあり、
「あぶないよ」と言えばいい場面でしたが・・・・
とっさに、反射的に対応すると、やはりアスペルガーとしての話し方が板についているようです。
最近は、怒らない私が突然大きな声をあげたので子供にとっては、とても怖かったようです。
アスペルガー症候群は、勢いよく大きな声で話す時もありまるで怒っているように聞こえることも多々あります。
普通の説明でも、一生懸命になると声が大きくなり怒っているように聞こえることも少なくありません。
例えば、電化百貨店やレストランなどで店員と話すとき、説明に夢中になって、怒っているかのように話しているときがあります。
周りの人から見たら、なんで怒っているのかわからないでしょう。
でも、本人も怒っているわけでなく夢中で話しているだけなんです。
ブログを沢山のアスペルガー症候群当事者が読んでくれていることはとてもうれしく感じています。
どうか、同志の皆様も声のトーンには気を付けて話されてください。
怒っていなくても、怒っているように聞かれてしまうのはアスペルガー症候群の私たちにとっても損なことだと思います。
そして、パートナーの方も「もしかして、夢中になって声が大きくなっている?」と気が付いた時は、
「声を小さくして」と怒るより「もっと、落ち着いてゆっくり教えて」と言うことで落ち着きを取り戻すかもしれません。
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