発達障害の子供との接し方 ~7つのテクニック~


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前回は、発達障害の子供との接し方の原則について書いたので

今回は、発達障害の特性を理解したうえで、特性を逆手にとったテクニックについて考えて

いきたいと思います。

基本的にアスペルガー症候群の子供もADHDの子供も同じような特性を持っています。

今回は、若干ADHDに寄りの話になるかもしれません。

何せ、私が両方の特性をもっていますので・・・・両方の特性が混じっています。

Tech1. 毎日を規則正しく

「規則正しい生活」なんか、どこがで聞いたような話だね~

だけれど、これが一番大事だと思います。

これは、私が社会人になってADHDの特徴でもある不注意優位性の特性を

補うためにノートを書くのと同じ効果があると思います。

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発達障害の人は、自分で決めたことは絶対に遂行する頑固ものなんです♪

その特性を使うことは、親にとっても子供にとっても有効な手段だとは思いませんか?

 

 

予定表を書く

スケジューリングは、子供の生活を同じリズムで安定させることができます。

普通の子供でも同じなのですが、発達障害の子供たちはいつも混乱のなかで生活しているのです。

その大判を予定表通り、毎日同じ流れを作っておけば、それだけ混乱を取り除くことが可能なのです。

そして日々の生活が、よりスムーズに流れることで子供たち自身の成長へともつながります。

 

 

予定表を把握する

予定表は書くだけでは何もなりません。

何をすればいいのかをわかるようにしなければなりません。

具体的に書くようにしましょう。

例えば、「遠足」とだけ書くのでなく 「シート・水筒・お弁当を持っていく」

ときちんと何をするのかを明確に書き込んでおきましょう。

書き込んで見えるようにしておくことが、その日何をしなけければならないか

わかるようになる一歩だと思います。

これを訓練することで、頭の中を整理したり、不注意対策の訓練になります。

Tech2.ゲームの時間

実は、私たちもこの段階にありません。

というのが、今まで少し厳しすぎたため今は心のゆとりを大事にしています。

とはいえ・・・そろそろ、その時期は終え規則正しい生活を考えなければと考えています。

それは、~勉強した時間だけゲームをしていいとする~

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えっ・・・?????

と思った人は・・・まだまだ発達障害を理解していません。

ADHDでもアスペルガー症候群でもそうですが

発達障害の人は、自分で決めたことはできるのです。

とくに、アスペルガー症候群は、目標に向かって努力することには

めいいっぱい努力し、集中できるという 最強の特性をもっています。

ADHDも似たような特性は持ち合わせています。

特性を利用しない手はありません♪

Tech3.絶対に注意しないといけないか考える

これは、絶大な効果があります。

とにかく、発達障害をもっている子供たちは、家だけでなく

幼稚園でも、学校でも世の中どこででも注意されることが多いのです。

家に帰ってきたのに・・・ずっと注意されたのでは・・・・もう居場所がなくなってしまいます。

私は、これを息子だけでなく家族にずっとしてきました。

とはいえ・・・野放しってわけにはいきませんよね。

 

そこで私は3段階のレベルに分けています。

Level.1 絶対に注意すること

  • 暴力をふるう
  • 自分を傷つける
  • 犯罪に結びつくような行動(人のものを取る、人を傷つける)
  • 勝手に火を使った
  • 友達をいじめる

一番は、人を傷つけたり、自分を傷つけること これだけは

きちんと教えなくてはならないと思っています。

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怒るのでなく、教えてあげなくてはならないということです。

命の大切さだけは、亡き兄の命のためにも どんなことがあっても

自分を傷つけることなんて考えてはいけないことを私は大事にしています。

あとは、警察に捕まるようなことにならないように

人の物をとったり、いじめなどに加担しないよう教えておかないと思っています。

基本、私はこれだけは注意しようと思っています。

 

Level.2  タイミングを見て注意すること

  • 家の物を壊す
  • 約束を破ったとき
  • 水の出しっぱなし
  • クーラーのつけっ放し
  • 嘘をついたとき
  • 忘れ物

日常生活では、ここのレベルがほとんどかと思います。

基本的には、社会に出たときなどに身につけておいた方がベターという内容だと思います。

今注意しないといけないこともあると思います。

でも、今注意しなくてもいいこともあると思います。

今、忘れ物について教えた方がいいのか・・・・・・

それとも、嘘をついたこと・・・・

どちらを注意するかを考える。

このレベルの注意は、複数同時には注意しないことを意識して注意するレベルです。

Level.3  優しく注意を促す程度のこと

  • 歯磨き
  • テレビのつけっ放し
  • 起床・消灯の時間
  • 整理整頓
  • ご飯の食べ方

さすがに、水道の蛇口を開けっ放しやクーラーのように

 

消費電力の高い電化製品は、注意しないといけませんが・・・

日常生活のマナーやルールまでも、注意していたら・・・さすがに疲れてしまいます。

日常生活のマナーやルールは、軽く注意する程度にして

他の守ってもらいたいことを重点的に考えていきたいと考えています。

当然、どうでもいいと言っているわけではないですよ。

 

Tech3. 目標を明確化する。

Tech1.やTech2.でも書いたように、目標の明確化が発達障害の子供たちには

有効な教育だと思います。

何かをするとポイントがもらえるような仕組みが有効だと思います。

実例を話すと、息子はいつも 帽子を忘れてきます。

当然他にもいろいろ忘れ物をするのですが・・・・

息子には、鉛筆と消しゴム そして帽子だけは忘れないように言っています。

息子は山登りが大好きで、ほとんどmotbell社製のアイテムでそろえています。

帽子だってmonebellです。

息子のmontbellの帽子も約束を守ったご褒美でした。

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そのお気に入りの帽子を1か月忘れなかったら

montbellのTシャツを買ってあげたりしています。

時々、それがゲームソフトだったりもします。

目標はわかりやすく達成できる内容でなければなりません。

子供の時から、そんなにハードルをあげる必要はありません。

Tech4.ほめて育てる

誰でもそうですが、ほめられると頑張れます。

それが、発達障害の場合は、より効果がでるのです。

ADHDの子供たちは、頑張ろうとしても頑張れない特性を持ちます。

アスペルガー症候群の子供は、いつも否定されて生きてきています。

褒められるという行動が、ふつうの子供たち以上に絶大な効果があるのです。

勉強しなさい

誰もが言いがちなセリフですね~

もちろん、私もそうですが・・・・

てずが、とくにADHDの子供へはこれが大事になります。

というのが・・・・

ADHDの子供は、自分たちなりに頑張っているのです。

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「早く勉強しない」ではなく・・・

勉強しているときに

「おっ!やるじゃん~がんばっているね~」と認めてあげれば

もう少し頑張れるのです。

「もう少しがんばりなさい」というより

「おっ! あとちょっと頑張ったら完璧だね~やるね~」

言ってあげたら、もっと頑張れるのです。

 

褒め言葉は勿体ぶるな!

褒める言葉の出し惜しみはなしです。

 

 

  • 「やるね~」
  • 「げんきいつぱいだね~」
  • 「やさしいね~」
  • 「たくさん食べたね~」
  • 「なんでもちゃんと食べられたね~」
  • 「たくさん遊んだね~」
  • 「一生懸命だね~」
  • 「すごいなぁ~」
  • 「こんなのできるの、あなたくらいよ~」
  • 「お父さん(お母さん)にもできないよ~」
  • 「天才だね~」

私は、否定することには自信がありますが・・・・(何の自慢だ???)

ほめることが苦手なので、最低1日3回ずつ子供たちを褒めることを意識しています。

わたしだけかもしれませんが、褒め言葉って考えたり使っていないと

なかなか出てこないものだと思います。

褒めすぎて悪いことはありません。

Tech5. 愛情を伝える

私が、息子にしてあげていなかったことです。

もちろん、生まれてから息子が「かわいくない」なんて思ったことはありません。

誇りに思っていたし、自慢の息子だとずっと思い続けてきました。

ただ・・・・子供からすれば「お父さんは、双子はかわいいけれど

僕のことはあまり好きでない」と思っていたのだと思います。

今では、息子のことも抱きしめてあげます。

お兄ちゃんだから・・・・と思っていましたが・・・・

 

双子の妹と同じ笑顔で喜びます。

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それからです。

息子が感情を表に出し始めたのは・・・・・

安らぎの表情を見せるようになりました。

年や性別なんて関係なく、「大好きだよ」

「大事なんだよ~」と愛情を惜しみなく抱きしめてあげることが

大事なのだと実感しています。

Tech6. やり方は丁寧に

「片づけなさい」って怒るのもありがちなセリフですよね~

だけれど、発達障害の場合は やり方がわからないことが多いのです。

片づけられないのは、どう片付けていいのかわからないのです。

「ここにこれを入れてね」そして「今度からいつもここに入れてね」と

教えてあげればできるのです。

発達障害の子供は探し物も苦手です。

探し方がわからないのです。

ひとつずつ探しながら場所を特定していくということがわからないのです。

一番いいのは、「一緒にやってみよう」と一緒にやってみることが

一番わかりやすい教え方だと私は思います。

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最近、私もこれを意識しているのですが、子供たちの信頼感も得られるので

一石二鳥だと思っています。

まあ、私の場合は自分の特訓も兼ねているですがね(笑)

Tech7. 子育ては夫婦一緒に

私たちは、これができていなかったのです。

もっと早く、私が息子の発達障害を理解してあげていれば・・・・

息子への態度も変わっていたし、私自身の発達障害にも気が付いていたはずです。

妻は、息子の発達障害に少し気がついたところでとまっていた・・・・

私は、気がつきもしなかった・・・・・

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もし、私が話を聞いていたら、私の性格だからもっと調べたかもしれません。

夫婦が足並みをそろえて、考え方を合わさなければ

子供は何を信じていいのか、誰を信じればいいのかわかりません。

子育ては、やはり夫婦がそろって考えるそれだけで十分なのだと思います。

子供だけでなく時には、子育てに疲れたパートナーのために

子供と出かけてゆとりを作ってあげたりすることも夫婦だからできることだと思います。

 

終わりに

他にも、たくさんテクニックはあるとは思いますが

私は、今この7つのテクニックをマスターして子育てに励んでいます。

そうそう完璧にできるはずもありませんが、心がけているだけで

私たち親にもゆとりがでてきます。

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そして、子供たちも少しずつ変わっていきます。

基本は、ゆっくりとひとつひとつ成長していくことが大事なのだと思います。

わたしなんて、今まで誰もそんなこと教えてもらわずにやってきたのですから

そんなに過剰に詰め込む必要はありません。

親子が笑って取り組めむことが大事なのだと思います。


 

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