思春期の発達障害(アスペルガー症候群)に悩む人へ おススメの三冊の書籍

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前回、せっかく思春期の発達障害について触れたので、今回は思春期の発達障害についておススメの本を紹介します。

子供のアスペルガーの本は、沢山出版されていますが、ほとんどが幼児期のことや全般的な本が多いです。

しかし、思春期になると、友達関係や恋人と言った性的なことまで含め複雑になってきます。

また、劣等感から不登校やいじめといった問題も発生することから、対策に悩まれている親も少なくないでしょう。

 

今日は、私が持っている三冊の本を紹介します。

いつも書くように、インターネットの情報は発信者がどんな人かわからないことを理解しておきましょう。

素人が書いていることを真に受けていると、間違った対応を取りかねません。

私が読んでいても、間違えた知識で書かれている人も沢山います。

ちなみに、本だって病院の専門医もいれば、大学の先生が書かれている場合もあります。

当事者が書いている本もあれば、パートナーが書いている本、それぞれの立場で書かれているため内容が違う部分もあります。

是非、正しい情報はご自分の目で見極めて参考にしてください。

私は、専門医の先生に相談するのが一番だと思っています。

そして、知識は専門の人が書かれている本を参考にしています。

子供の発達障害についての書籍もまだまだ持っているのですが・・・・

発達障害であろう姪っ子の義姉に貸しているので、現在は思春期向けの本しか今は残っていません。

今日は、その三冊について紹介いたします。

発達障害の子供たちのそれぞれの個性 ~みんな一緒でなくていんだよ~

2017.06.04

アスペルガー症候群(高機能自閉症)のすべてがわかる本

まず、「アスペルガーとはなんぞや・・・」基本的な知識が知りたい人向けなのが

講談社 『アスペルガー症候群(高機能自閉症)のすべてがわかる本』

監修 川崎医療福祉大学特任教授 佐々木 正美

この本は、とても読みやすく子供~思春期までを特性や周囲の人の役割など簡単にまとめてある本です。

正直、私もいろいろな本を読んでいますが・・・・

脳の作りや、分泌物質の話なんてどうでもいいことで、大切なのはアスペルガーの頭の中で何が起きているのか?

どんなことが苦手で、どんな手助けが必要なのかが大切だと思います。

そういった内容が、わかりやすくかれている本です。

 

思春期のアスペルガー症候群

そして、思春期のアスペルガー症候群にスポットを当てているのが

講談社 『思春期のアスペルガー症候群』

監修 川崎医療福祉大学特任教授 佐々木 正美

先ほど紹介した『アスペルガー症候群(高機能自閉症)のすべてがわかる本』もそうですが佐々木先生の本はとても分かりやすく、丁寧に分析されている本で

たくさんの本を出版されています。

この本は、思春期の難しい時期にスポットをあてて書かれています。

思春期独特の悩み、友達との対立、恋の仕方、将来のこと・・・そして、友達やまわりにわかって欲しい事などが書かれている本です。

アスペルガー症候群で思春期を迎えようとしている方は、是非一冊買っておいた方がいいと思います。

もし、アスペルガー症候群についての知識に自信がなければ、先に紹介した『アスペルガー症候群(高機能自閉症)のすべてがわかる本』も合わせて購入するとよく理解できると思います。

 

 

ちなみに、佐々木先生はもっと幅広い幼稚園・保育園での対応、小学校・中学校の特別支援教育、思春期の人間関係、高校・大学受験、就職活動と長いスパンを年代ごとに改札されている本も出版されています。

 

親子で乗り越える思春期の発達障害

そして、難しい思春期の各問題を親子で一緒に考えていくことにスポットを当てているのが

河出書房新社 『親子で乗り越える思春期の発達障害』

監修 筑波大学人間系障害科学域准教授 塩川 宏郷

アスペルガー症候群とは固定しないで、発達障害として書かれていますが、決して幅広い内容ではありません。

発達障害は、ADHDもアスペルガー症候群も、とても特性が似ているため、アスペルガー症候群の人もADHDの人も違和感なく参考になる本です。

この本は、私も共感するところが多く是非、読んでもらいたい本です。

もし、今回紹介した三冊すべて買って読んでもらいたいのですが・・・・・

もし一冊を選ぶとしたら、この一冊がいいと思います。

でも、佐々木先生のシリーズも読んでおくことは、必ずや親である私たちにとっても子供たちにとっても役に立つと確信しています。

 

最後に

今や、子供から大人まで多くの人が発達障害であることがわかってきました。

発達障害は、子供が発達障害の場合、実はその親が発達障害だったなんてこともよくある話です。

こういった本を読みながら、親子で正しい知識を身に着けて、対応することで大きく人生は変わるのではないでしょうか?

インターネットには、発達障害を障害として扱いどうしようもないように書かれているものも多々あります。

ですが、書籍ではそんな書き方をしている本はほとんどありません。

対応する難しさはありますが、それぞれに対策方法を考えられています。

いろいろな本を読んで、いろいろ気を付けてみることで、大人の発達障害も子供の発達障害も悩みが少しは解消できるのではないでしょうか?

 

そして、やっぱり、発達障害当事者の子供たちも、私たち親も 『完璧をめざしてはいけない』ということを気を付けなければならないでしょう。

リラックスしてゆっくり、時にはすごーく遠回りする人生も、長い人生の一瞬ではないでしょうか?