アスペルガー家族の陶芸体験


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GWいかがお過ごしになりましたか? 我が家は、恒例のキャンプに行ってきました。

幸いにも、私の住んでいるところは、人口も少なくコロナとも無縁な地域なこともあり

コロナ禍のなか、外出自粛ということもあるので、近所のキャンプ場に行ってきました。

今年は、仕事も忙しく行けないかな?

と思っていましたが、余裕ができたので急遽駄目元で電話してみたらタイミングよくキャンセルが出て13名の大きなバンガローが取れました。

相変わらず、アスペルガーだらけのキャンプで大変でしたが、釣りや料理など楽しく過ごしました。

釣りは100均で釣り竿を8本買いました。しかし100均の仕掛けでは釣れなくて、やる気が無くなっていたので、まず私が仕掛けを作り変えて数匹釣り上げると、そこからは夢中で釣り始めました。

しかし全員が釣れるまで仕掛けを変えたり、結局夜中までライトを照らして釣っていました。

アスペルガーは、夢中になると時間や体力など考えず、お腹が空くこともなく永遠と夢中になってしまうのです。

でも、逆に言えば何時間でも楽しむことができるのです。

子供たちが、発達障害を持っていて、興味があることをとことんやりたい気持ちを尊重してあげ、普通とは違うリズムやペースで理解してあげれば、親の私たちも子供たちも楽しい時間が遅れるのです。

頑張った甲斐もあり、20匹程度釣ることができました♪

釣った魚は、美味しく焼いて食べました。

今回は、お肉も良い肉をたくさん買っていき、お腹いっぱい食べて、お酒も一杯飲みました。

釣った魚は、正直そんなにおいしい魚ではありませんでしたが、子供たちは「おいしい、おいしい」と喜んで食べていましたよ。

今回は、バンガローでテントの片づけもしなくて良かったので、いつもよりはマシでした。

そして、翌日にはちょっと遠回りして陶芸体験をして帰りました。

私たち家族は、旅行帰りに陶芸体験に行くのが恒例で、今回も陶芸体験に行ってきました。

息子は、ろくろもできますが、今回は小さな子供たちもいたので手び練りと絵付けをすることにしました。

ほとんどの子は、発達障害をもっています。

しかし、発達障害を持っている子供たちの凄いところは、釣りと一緒で時間を忘れて夢中になって取り組むことです。

全員が真剣な顔で、その表情は職人の顔でした。

みんなが、丁寧にそれぞれの思いを込めて作っていました。

失敗しても、それぞれが工夫して、想像もつかない方法でリカバリーする発送能力など、発達障害ならではの能力も発揮しながら、独特な技も使って作っていました。

本当なら、自分たちで作った器に絵を描きたいところですが、乾くまでに月日も必要なので、絵付け用の皿を買って絵付けもしました。

作品は、2カ月間乾燥させ、焼かれて送ってきます。

絵付けでは、娘たちは大好きなBTSやアニメのキャラクターを描いていました。

小さな子も、それぞれに工夫しながら描いていました。

アスペルガーの子供たちは、目の前のひとつのことに夢中になれる、その素晴らしい能力を大事にこれからも育てていきたいと思っています。

私たちも、今回の成長について、いろいろ話をしました。

娘は、発達障害のお兄ちゃんとずっと接して生活をしているため、発達障害の人の考え方や、まわりと共存する難しさをよく理解しており、姪っ子がいつも不安に思ったり、仲間に入れずにスイッチが入ってしまうこともあることを、私たち以上に感じているようで、愛っこの間に入り、上手にふるまっていました。

姪っ子も、中学生になり、学校生活をうまく送れるのか心配していましたが・・・

姪っ子も、小さい時から自分の特性を理解し向き合って生きてきたので、中学生でも特別学級と通常学級を、その時の状態に合わせて居場所を確保しているようです。学校も姪っ子の意思を尊重し接してくれているようです。友達もそんな姪っ子を理解し接してくれているようです。

私たちの時代では、「きちがい」扱いをされ、迫害されていたでしょうが、今の子供たちの環境は大きく変わってきているのは間違いありません。

それは、まだまだ認知されるには時間が必要なのは間違いありません。

しかし、発達障害の子供たちが、生きやすい環境は着実に作られてきています。

完璧でなくても、小さい時から一人でも多くの理解者がいることで、発達障害の子供たちは、自分の特性と向き合い、生きやすい道を選ぶことができるようになってきているのは間違いありません。

私のように、40年以上、まわりの奴はあほで、俺とは違う人種だと、まわりと共存することができないまま育ってきた私たち世代の発達障碍者とは大きく違います。

発達障害は、決して病気でもなんでもありません。こだわりが強く少数派の個性をもった人なだけです。

私たち世代では、まわりは私のような人を「変わった人」というだけで、私自身もそれは普通の個性としか思っていませんでした。私たちは、その個性を活かす方法を自分自身でも分析することも、まわりに理解してもらうこともありませんでした。

今の子たちは、親も学校も理解していただける環境が徐々に整えられてきて、発達障害の子の個性を活かす方法を、これからも私たちも一緒に考え、子供たちも考えながら生活をしていけば、私が失敗してきたような人生を送ることはないでしょう。

子供たちの成長を見ることができたことは、コロナで自粛モードのなかでも、キャンプに行った甲斐がありました。


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