アスペルガーの発する一言でトラブルに・・・

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先日はクリスマス♪楽しいクリスマスのはずでしたが・・・・・

残念ながら、私はクリスマス・イブから出張で、今年は現場のおじさんたちと小さな居酒屋でさみしく、おでんで焼酎を飲んでいました。

最近は、相手もしてくれない娘たちも「え~サンタさんは~」と残念がっていましたが・・・・

「大丈夫!サンタさんは来るよ」というと「じゃ~いいや~」と冷たいお言葉をいただきました。

その話の流れで、「ねぇ~お父さんお願いがあるんだけれど・・・」と娘が甘えた声で・・・

「『つぶらなかぼす』買って~」と言うので・・・「????なんで????」と疑問に思っていると

「お父さん、覚えてる?去年つぶらなかぼすが届いた時のこと?お父さんが『クリスマスプレゼント』と言って私が泣いたこと?」

というので、思い出しました。

ふるさと納税で頼んだつぶらなかぼすが、ちょうどクリスマス時期に届いて、冗談で「今年のクリスマスプレゼントだよ」と言って「こんなのやだ~」と娘に泣かれたんです。

ついつい、軽い冗談で言ったつもりだったのですが、クリスマスを心から楽しみにしている娘にとっては、すごいショックだったみたいで泣いちゃったんです。

どうしても、気を抜くと、そういうことを平気で言っちゃうんですよね~

かと言って、さすがにずっと緊張して気を付けることなんてできるはずもありません。

こういうことは、頻繁にあり言わなくていい一言で傷つけてしまうことがよくあります。

映画を見ても、「楽しかったね~」という気持ちを伝える前に、「あの女優演技がいまいちだったね?」とか「あそこの映画館狭い」とか「前作の方が面白かった」とか「となりの映画見たかった」など、ついつい楽しかった意見だけ言えば一緒に見に行った人も不快な思いをしなくてもいいのですが、ついつい思ったことすべて口にしてしまうのですよね~

外食しても同じです。おいしいパスタを食べに来たのに、フォークとスプーンが出てくると、「知ってた?イタリア人から見たら、パスタをスプーン使って食べるのは、年寄りと赤ちゃんだけらしく、とっても恥ずかしいことらしいよ~」とか「ここのカレー有名らしいけれど、この前、出張先で食べたカレーの方がもっとおいしい」など、余計なことを言ってしまうんですよね?

アスペルガーだって常識として、「余計な事言わなければいいのに~」とはわかっているのですよ。

だけれど、普通に口にして、相手が不快な顔をして気が付くことが今でもよくあります。

私も昔なら、相手が不快そうな顔をしていることすら気が付きませんでしたから、今は少しはマシになってきたのだとは思います。

私にとっても、未然に防ぐ方法は、余計なことはしゃべらないように気を付ける以外、今のところ対策はみつかりません。

若いころは、そんなに泣くほど傷つけるつもりなんてないのに、「どうして、そんなひどいこと言うの?」なんて言われたことはいっぱいありました。

付き合った初日に居酒屋に飲みに行って、帰るころには別れたなんてこともありましたね~

付き合うまでは、そこまで心の声を口にしないのですが、付き合いだしたら心の声が駄々洩れで口にしてしまっていました。

アスペルガーは、心がないわけではありません。

誰でも、時々だ好きな相手に対しても、「何?それ?」「あほじゃない?」「それあんただけでしょう?」「私にはわからない?」なんて口にしなくても思うことはありますよね?

アスペルガーは、そんな思ったことをそのまま口にしてしまうときがあるのです。

聞き手にとっては、とんでもないことを言う人だと思われるでしょうが、当事者にとっては今思いついた言葉を、何気なく口にしているだけなんです。

ゆえに、相手を傷つけてしまうことがよくあります。

ましてや、夫婦や家族となると、抑止力が欠け酷いことを言ってしまうことがあるのです。

アスペルガーと向き合っている方は、こんな発言に慣れるしかありません。

「また、こいつ頭にうかんだこと口にしてる」と聞き流す力が必要かもしれません。

決して、口にしたことが本心だったり、全てではないことを知っておく必要もあります。

私も、妻のことを今でも理想の顔だと思っているくらい美人で理想の顔立ちで、大好きなんです。

なのに、「お前、年取ったなぁ~」「足短くない?」「その服、だせ~」とか口にしてしまうんです。

私は、妻と結婚して浮気どころか、他の女性を妻よりかわいいなんて思ったこともないくらい好きなのに、ふと思った余計な事を言ってしまうんです。

今も時々、口にしてしまいますが、昔と違うのは今は、「大好き」「いつもかわいいね」と、日ごろから恥かしがらずに言えるようになったことです。

もちろん、私だって最初の頃は「好きだ」とか「かわいい」なんて言い続けていましたが・・・・・

そのうち、だんだんとそういう気持ちが言えなくなっていたんです。

そんななか、酷いことを時々言うので、そりゃ~傷つきますよね?

 

もし、アスペルガーの一言で傷ついたのなら、その言葉に惑わされず、その人がどう思っているのか悩むより、直接聞いてみてください。

本人は、意図していない方向で伝わっていることに気が付くかもしれません。

もしかすると、質問に戸惑ってパニックになるかもしれません。

アスペルガーにとって、気持ちを整理して会話を組み立てるのがとても苦手な人が多く、自分が楽しい時に、思っている話題の良し悪しを選択することなく話をしていることが多々あります

まあ、アスペルガーと向き合うということは、とても面倒なことですが、頭の片隅にでも置いていただけると、少しは日常が変わるかもしれませんよ?

映画を観たあと、余計な一言を言われて不快に思ったら、相手の会話はとりあえず置いておいて、「ねぇ~ところで、今日の映画面白かったの?面白くなかったの?」と聞いてみてください。

「うん、面白かったね~とくにあそこのシーンが・・・」なんて話し出すかもしれません。

「じゃ~余計なこと言わないで、先にそっちの感想言わんかい!」と言いたくなる気持ちもよくわかります。

私も、良く話す順番を間違えて、相手を怒らせてしまい・・・・

そのあと、何を話しても険悪なまま、お互いに居心地の悪い時間を過ごした経験も沢山あります。

ちなみに、本当に面白くなかったら「全然面白くなかった!」と素直に感想を言っちゃうのもアスペルガーらしさなんですがね。

そういう意味では、あまり期待して質問すると、余計にがっかりしてしまうかもしれませんけれどね。

 

イタリアンレストランで、スプーンのことなど言われたときは、「私、日本人だから~」と聞き流してください。

アスペルガーの発言を、まともに聞いていたらおかしくなりますよ。

 

でも、コミュニケーションを楽しんでいくうえで、時々は、「それ今言う?私聞かないといけない話?」と時と場所を考えさせることは大切だと思います。

かと言って、全部指摘していたら、アスペルガーにとっては、何話しても聞いてくれない人としか思わないので、ほどほどにゆっくりと、教え行くことが大切だと思います。


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