勝ち負けにこだわるアスペルガー症候群

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アスペルガー症候群のこだわりの中に、勝ち負けにこだわる人が多数います。

そういう私も、小さい時から勝ち負けにこだわり、自分が強いものにはとことんこだわってきました

逆に苦手なことは一切しなくなり、勝つことだけにこだわってきました。

とにかく負けず嫌いで、得意な分野ではその力を最大限に発揮していました

例えば、小学校の時から水泳をしていましたが、私はクロールより平泳ぎが得意で誰にも負けない自信がありました。

クロールや背泳ぎやバタフライなんて一切練習もせず、どうでもよかったのです。

とにかく、平泳ぎの練習だけをもくもくとやっていました。

しかし、中学生の頃になると上には上がいるもので、努力だけでは勝てなくなると・・・その平泳ぎも一切興味がなくなってしまいました。

中学校では、軟式テニスをしてそこそこ強かったのですが・・・・高校に入り硬式テニスを始めたら、弱小高校の先輩にいとも簡単に勝ってしまい、嫌がらせをうけ喧嘩をしてすぐにやめてしまいました。

負けず嫌いの私は、先輩だろうと関係なく喧嘩していました。

勉強は、一切 勝てないのでほとんどしませんでしたが・・・数学だけは学年でもトップクラスだったので数学だけは勉強してきました。

とにかく、勝つことだけをやってきました。

そんな中でも、今の私を支えているのはパソコン関連の知識です。

我が家は、父もパソコンを使っていたため 私が13歳の時には家にパソコンがありました。

今から35年前のことです、今では当たり前のパソコンも当時は、知る人ぞ知る品物でしたが、私は小学校6年生の頃にはプログラミングもできるようになり、中学生の時には、雑誌にプログラムを応募していたくらいです。

とにかく、勝つことだけをしてきた人生でした。

その間、私は、無駄に勉強する人を馬鹿だと思っていたし・・・・

お金を稼ぎたければ、突出した能力を身に着けさえすれば、どんな仕事だってできると思っていました。

まあ、確かに間違いではないと今でも思っています。

ですが、夫婦の会話においても、子供たちとの会話についても、とにかく勝ち負けを気にしていました

妻がセクハラに悩んでいた時も、「それはお前が安く見られているからだ!」と妻に原因があるとみていました。

息子が数字に強いことは尊重していたけれど、国語などについてはどうでもよく興味も示していませんでした。

車の運転では、そんなにいい車は買えないので、1400ccのバイクを買い、リミッターも外して高速道路では、言えない速度で飛ばしていた時代もありました。

バイクのマフラーはフルチタン製でウェアーは一番高いグレードのものにもこだわりました。

車の前に、横から入ろうとすれば車間を詰め、気にくわない車には、今大問題になっているような煽り運転をしたこともあります。

隣の車が抜くと、ついつい追い抜き返していました。

仕事では、馬鹿な上司に注意されると、よくケンカ腰で言い返していました

「人より売り上げあげているし、お前が同じ実績あげてから言え!!」と飲んで喧嘩したこともありました。

その代わり、実績で見返していましたけれど・・・・・

これは、今でも実績だけはこだわって、だれからも文句が言われない仕事をしていますが・・・・

実際、そのために家に仕事を持ち帰ったり、残業も多かったりと・・・

それが正しい仕事の仕方かは疑問が残ります。

 

ちなみに、妻は真逆の人間で、負けたって楽な生き方が一番というタイプです。

なんでも、前もってやらないと気が済まない私と、なんでも後回しにする妻。

確かに、生き方としては妻の生き方が楽だと思いますが・・・・

男たるものそうはいかないという気持ちもいまだあるのは確かです。

息子は、妻の性格に似ているので冬休みの宿題も後回しにしています。

私は、どちらかというと先に終わらせるタイプなので、ちょっとイラつきます(笑)

 

でも、最近は、仕事も「できないものはできない」という気持ちも持つようになってきました。

残業ばかりして、評価もあがるので、給与にも大きな差が出るのは確かですが・・・

そのために、イライラして煙草を吸い始めたり、ストレスを感じだすのではなく、普通に仕事をしても十分評価をもらえるのも確かです。

もっと、違う生き方もあるのかなぁ~と思うことは増えてきました。

車の運転については、へんな競争心がなくなっただけで、バイクも含めのんびりと楽しむことができるようになりました。

今では、幻のゴールド免許で次回もゴールド免許の予定です。

毎年、一度はスピード違反で捕まっていたのに・・・・嘘のようです。

家を買うときには、人より大きな家を・・・・ちなみに床面積52坪で建てました。

土地も110坪と、庭も広くとりました。

結婚と同時に建てた家は、近所では二世帯住宅と思われていたほどです。

庭にもお金をかけ、近所に負けたくないという気持ちが強かったのですが・・・・・

今考えれば、外壁塗装のやり直しにもお金かかるし・・・・

家の間取りも無駄が多いし・・・・もっと小さくて良かったと思うこともありますが・・・

子供も三人いて、発達障害の私の部屋も確保でき結果オーライです。(笑)

負けたくないという気持ちは、決して悪いことだけではないですが・・・・

アスペルガーの勝ち負けの拘りは特殊で、周りの人を息苦しくする傾向があります。

勝ち負けばかり気にして、「ごめんなさい」「ありがとう」などの言葉も言えなくなることもあります。

何より深刻なのが、人の意見を聞き入れることができないということです。

小さい時から、勝ち負けに拘りすぎ、負けるとパニックになったりストレスを感じたりしていました。

勝ち負けの考え方・こだわりを捨てきれれば楽になるのかもしれませんが、何十年と勝ち負けにこだわってきた生き方は、そう簡単には変えられそうにありません。

勝ち負けのこだわりは持ちつつ、それを人に強要しないことが大切なのでしょうね。

 

でも、ついつい電化製品を買うときも、すぐにグレードにこだわったりするんですよね~

まあ、人に迷惑をかけないように、こだわっていきたいと思います。


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