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「なんで、もっと優しく教えられないの?」というメールが届きました。
すごくタイムリーで、私もついつい同じ失敗をしてしまったんです。
私が、「子供と野球をしてくれるのは良い事だと思うのだけれど、もっと怒らないで優しく楽しく遊んであげてくれない?」と言うと
「俺は、投げ方や受け取り方を教えているだけだ! そんなに言うならお前が教えてあげろ!」と怒りだして、その後は私とも子供とも口も利かず部屋に閉じこもっています。
ただ、優しく子供たちと野球を楽しんで欲しいだけなのに・・・・
と切実な悩みがつづられていました。
これって、発達障害ということもありますが、男の人には多いのかもしれません。
勉強や空手やサッカーなどの話を子供としていると、ついつい熱がこもり熱く語りながら教えてあげようとするのです。
まわりの人は「いやいや、そんなに熱く語られなくても・・・・・」と思うことでしょう。
もちろん、教えてあげること自体は悪いことではありません。
しかし、アスペルガーの私としては、とても教えるのが苦手で、「こうするんだよ~」と教えても一回でできないとついつい「なんで、こんなこともできないんだ」とイラッと強い口調になってしまうのです。
自分自身では、怒っているという感覚はないのですが、「俺ならすぐできるのに・・・」と自分の能力と子供の能力との差をうまく理解して教えることができないのです。
とはいえ最近は、少しは落ち着いて見てあげることができるようになってきました。
勉強をしていても「自分で頑張っているからそっとしておこう」
野球をしていても、「楽しんでいるのだからいいか~」と思えるようになってきましたが・・・・
子供が、夜遅く宿題をしていて早く終わらせないといけない時などは、ついつい口調が厳しくなり「なんでこんな問題もできないんだ」なんて口走ったりすることもあります。
実は、昨日のことですが私が残業して帰ったら、夜遅くまだ宿題をしていた息子に分数の計算を教えていたのですが・・・・
息子が、すらすら解いているときは良かったのですが、ちょっと難しい問題で考え込んでいると「なんでこんなのがわからないんだ~」と言っている自分がいました。
「あっ! やっちゃった~」って感じなのですが、ついつい自分の理屈で物事を考えてしまうところがあります。
その時の息子も発達障害で感情のコントロールが苦手で、「こんなのもわからないのか?」という言葉にパニックになり泣き出してしまいました。
私もとっさの時に、考える暇なく行動すると、今までの悪かった昔の私が見え隠れしてしまうのですが、ずっと、自分の理屈で物事を考えて生きてきたため、そうそう簡単には抜けないようです。
「最近、昔に戻ってきたよ~」と妻に言われても、「俺は俺なりに気を付けて行動しているんだから、何がいけないんだ?」と不満に思うこともしばしばです。
なかなか、相手が言う理屈や気持ちに合わせるというのは難しいもので、自分の感覚や理屈を重視する傾向があります。
これは、やっぱり48年間の生き方なので、意識していてもなかなかうまくいかないことがあります。
私だって、野球やサッカーは楽しく、そして知っている知識は教えてあげたいし、勉強だって楽しくわかりやすく教えてあげたいのですが、どうも教えるのが苦手で自分の理屈や知識を誇示してしまい、結果として子供たちにとっては、つまらない時間になってしまうことが多いようです。
それを、「治せ」と言われて簡単に治れば苦労しないのですが、ついついそんなことも考えず夢中になって熱心に教えてしまう自分がいます。
だからと言って、何も教えないというのも違うし・・・・難しいものです。
結論としては、ついつい自分の理屈で行動してしまっているときは、仕方がないものです。
でも、その後で「ついつい夢中になってしまったね~ごめんね」と自分の行動を見直しながら成長していくしかないのかなぁ~と思っています。
失敗はします。だけれど、その失敗をひとつひとつ減らしていきながら、向き合っていくしかないかなぁ~と思っています。
我ながら、不器用な生き方しかできず、子供にも家族にも迷惑をかけていますが、少しでも穏やかな生活ができるように、今日も取り組んでいきたいと思います。
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