アスペルガー症候群のタイムスリップ ~時間の感覚~

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アスペルガー症候群と話をしていると、突然時間がズレてしまうことがあります。

普通の人は、現在を起点に過去と未来が一直線で繋がっています。

過去のことは過去のこととして、想像した未来は未来として認識しています。

しかし、アスペルガーは現在と過去と未来がごちゃごちゃに混ざり合わさったりします。

デート中に「ここの焼き鳥美味しいわね~」と目の前の焼き鳥の話をしているのに・・・・

「BBQで鶏ももを炭火焼で焼くと美味しいんだよ~」と去年言ったキャンプの話をしだしたりする。

「えっ?」話題がズレていると思うのは相手だけかもしれません。

本人は、あたかも今、BBQに来ているような感覚で話に夢中になったりします。

未来のことなのに、預言者のごとく今行われているように話すこともあります。

まだ、言ったこともない観光地を行く前から「ここはすごいんだぞ~とても綺麗で人気のスポットなんだよ~」

「おいおい、お前行ったことないだろう~」と突っ込みたくなるくらい自慢げに話したりします。

出発前に、ネットでリサーチしたことを、あたかも行ったことあるように錯覚してしまうんですね~

アスペルガーって、興味あることは徹底的に調べたりするので、行く前に旅行が完結している人も少なくありません。

私も、その傾向にあるのでツーリングなどは調べずに目的地だけ決めて、走りながら立ち寄って行くようにしています。

現在と過去と未来という区分が明確でないのですね。

だから、予定が狂ったりすると過去から現在から未来という流れが狂ってしまい混乱するのかもしれません。

決まった時間に起きて、決まった時間に食事をする、決まった時間に決まった場所の電車に乗って、いつもの通り出社する。いつも通り変わらない時の流れに安心できる。

旅行や山登りも新しいところに行くより、同じ場所に行くことが安心できる。

それも、時間の流れを直線で結ぶことができないからかもしれません。

 


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