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今回の記事は、私にとっても、ブログを応援してくれていた方々に対しても大変ショックな記事となります。
私は、発達障害ということを知って3年間 沢山の本を読んだりしながら気を付けて頑張ってきたつもりでした。
私の中では、「私は十分に改善できた」と思い込んでいました。
そして、ここ2~3カ月その安心から薬(エビリファイ)の服用を控えていました。
エビリファイを服用することは、私にとって2つの弱点が存在していたのです。
ひとつは、食欲が増すためにここ3年間で23kgも太ってしまったです。今年の、入院ドックでは脂肪肝による肝機能障害と診断されました。
もうひとつは、仕事において勢いがなくなったことです。
エビリファイを服用すると、精神が安定するのと反面、今まで築き上げてきた仕事に対するやり方で仕事ができなくなってしまうことがあります。
今までは、「うぉりゃ~ こんな仕事俺がやってやる」くらいの勢いがあったのですが・・・・
最近では、「まぁ~いいか~そこまでしなくても・・・・」みたいな甘えにも思える感覚から仕事の効率は下がり、仕事量も多い中仕事にも影響が出てきたため服用をやめていました。
そして、今回4カ月ぶりに病院へ行ってきました。
普段は、2カ月に1回なのですが、前回は仕事の都合で行けなくなってしまったので4か月も空いてしまいました。
その間、先ほどの理由から薬も勝手にやめていました。
私にとっては、体重も減って仕事も調子がよくバリバリ仕事もこなしていました。
「もうアスペルガー症候群とは上手に付き合えている」という思いから何も違和感はありませんでした。
ブログについても、アスペルガー症候群を克服したと思い込んでいた、私にとっては、事故の怪我や仕事のこともありかつ失敗談も少なく、少し離れていたのですが・・・・・
今回、病院に行ったことで、再度自分がアスペルガーでまわりに迷惑をかけ続けているということを思い知らせられました。
まず、病院では息子の発達障害のことについて妻と私を入れ話し合いました。
息子は、最近、学校の先生をなめて授業を妨害することがあるとがあり、そのことについて話し合いをしました。
次に、私が診察室に入り先生と話しました。
今回は、もう薬飲まなくていいかどうか? を焦点に話し合いました。
薬と言ってもたった1mgの薬(エビリファイ)を飲み続ける必要があるのか?
薬をやめて体重も減り、仕事も順調であることを話をしましたが・・・・
先生は、「1mgでも効果は大きいから飲んだ方がいい、勢いに任せて行動することは危険だ」ということを仰り今後も薬を飲むことを薦められました。
ずいぶん前に、「薬をやめていく方向で考えていきましょう」と言っていたので・・・・
なんでだろう???? と思っていました。
その理由は、妻からの相談にあったようです。
「今回は何を話したの?」と聞くと「あなたが薬を飲まなくなって困っている」と相談したそうです。
私にとっては「え~~~」って感じでした。耳を疑りました?????
私自身は、「もう十分だろう」と思っているのに、妻にとっては真逆で「もとに戻ってしまった」と感じていたようです。
もちろん、すぐには自分自身のことについて納得が行きませんでした。
そんな時、出張中にとても感じの悪いLINEが妻から送られてきました。
「なんで、この人は俺をいつまでも嫌っているのだろう?」と思っていると・・・
そこには、私は時々起こす失敗が書かれていました。
私にとっては、たまには失敗することもある・・・・って程度でしたが、妻にとってはその失敗が許せないようでした。
ある意味、アスペルガーだから失敗するのは仕方ないことかもしれませんが、今まで10年間以上我慢し続けた妻にとっては、数は減ったとしてもその失敗の数々は許せないことのようでした。
そこへ、私が薬をやめたことが更に妻の気持ちを遠ざけたようです。
確かに今思い起こせば「薬飲んでよ」と言われていましたが・・・・
真剣さを感じなかったことから、軽くあしらっていました。
何度も書きますが自分自身では、何も変化を感じていませんでした。
しかし、よくよく妻から言われた内容を振り返ると・・・・確かに、ここ最近休日は、イライラすることを避け自分の部屋に閉じこもり生活していました。
正月もイライラすることを前提に行動していた気がします。
よくよく思い出してみれば、最初の頃は薬を飲み続け、イライラしないために頓服のエビリファイを別に服用したり家族との時間を大切にするため、薬を飲んでいたのに対して・・・
怒らないようにするために、イライラから逃げていただけで、当然、正月にもイライラしていたし
妻にとってはそのイライラによる行動一つ一つが、私の汚点として積み重なってうっぷんがたまっていたようです。
正直、ここ数年間の頑張りも振り出しに戻ってしまいました。
ただ、依然と違うのは薬を飲んで気持ちをコントロールできることは実証積みなので今後は、もっと妻から見た客観的な評価を気にしていきたいと思っています。
確かに、最近の私は自己中心的な評価に満足していました。
アスペルガー症候群というのは、自分ではわからないものです。
自分では、以前の自分とは違うと思っていても、本質的には何も変わっていないもので・・・・
残念ながら、そんなアスペルガーと長年にわたって一緒にいることは、本当に苦しく難しいものなのかもしれません。
しかし、あきらめてしまったら、そこで終わってしまうので・・・・・
これからも、失敗はするだろうけれど、そのたびに改善し誠意をもって付き合っていくしかないのだろう。
今回、「私は変わった」という思い込みに対してギャフンと言わされる出来事でしたが
もっと、酷くなる前に気が付けてよかったと思います。
私のブログを読んでいただいている方の中には、アスペルガーも変われるという大きな期待をもって読まれている方も多いと思います。
そんな方に対して、「私は何も変わっていなかった」という今回の記事はショックな記事かもしれません。
まあ、私自身ショックなのですが・・・・・
だけれど、これからまた1からやり直すつもりで 取り組んでいきますので応援お願いします。
やはり、定期的に妻に今の私がどうなのか???気を付けておくことが必要だと思いました。
「あなたは、言ってはいけないことを平気で言うことがある」と言っていました。
それを妻は、「爆弾を落とされた」 と表現していました。
それを、暴言とも言っていました。
もちろん、私自身は暴言なんてはいたことは無いと思い込んでいました。
それは、薬を飲まなくなったからだと妻は言います。
私が、自分の判断で薬をやめたことが、自分では分からないくらいに周りに影響があるということを知りました。
当事者の同志のみなさん、やっぱり失敗はするけれど、少しずつでも改善に向けて取り組んでいきましょう。
確かに、アスペルガー症候群は本質的には治らない障害なのでしょう。
ただ、少なくとも薬を飲むことで少しは改善できることは、私も実証済みで妻も薬の効果は評価しています。
私もこれからも、人生ある限り 私は根っからのアスペルガー症候群 であることを忘れず取り組んでいきたいと思います。
なかなか、認めてもらうのは難しいでしょうが、あきらめずがんばりましょう。
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