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子供のアスペルガーの場合、様々な理由から友達付き合いが難しいことがあります。
特に小さい時はみんなわがままで違和感がなかったのですが、年を重ねていくうちにまわりは成長をしていきます。
思春期になると、まわりは自然とグループを作り始めます。
グループを作り始めると、みんな同じような恰好をし、同じような言葉遣いをし、同じような考え方や行動を共有するようになります。
アスペルガーの子は、まわりと考えや行動を共有するのが苦手で仲間外れにされることがあります。
実際、されていなくても仲間外れにされていると感じる時があります。
先日、息子が食事中に
と言うので・・・・
妻がいろいろアドバイスをしていましたが・・・・・・
言っている内容を聞いていると・・・まるで、大人の付き合い方のようなことを言っていました。
本当に、子供の友達付き合いに大人のような気を使った付き合いが必要なのだろうか?
もちろん、子供と友達の付き合い方について、一緒に考えることは大切なことです。
ただ、友達の作り方や付き合い方というのは、それぞれではないだろうか?
本当に、みんなと友達にならないといけない?
好かれる友達もいれば、嫌われる友達がいたっていんじゃない?
もっと、気楽に考えていんじゃないの?
という考えが浮かびました。
そうやって、人付き合いって学んでいくんじゃない?
大人になっても、みんながみんな分かり合えるわけではないし、分かり合えない人との付き合い方も身に着けておく必要もあると思うんです。
そういう意味では、未熟な子供のうちに失敗は繰り返されてもいいのではないだろうか?
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息子はアスペルガー症候群です。周りに気を使って自分を押し殺して本当に友達ができるのでしょうか?
もちろん、友達は大切です。だけれど、友達って一般的な定義にはめ込む必要があるのか? と私は疑問に思っています。
私は、友達なんてものはいつでもどこでも作れるもので、自分にあった友達をその時その時に作れればいいのではないか?
無理して友達になる必要があるのだろうか? と思ったりもします。
妻や一般的な定型の人は、友達作り、友達関係は難しいと思っているようだが・・・・
私にとっては、利害関係の有無に関わらず友達なんて簡単にできるし、無理して友達を作る必要があるのか?
と47年間生きてきて、友達関係で悩んだことはほとんどありませんでした。
車やバイクの運転の仕方から、パソコンや電気のことなど、いろいろなことをいろいろなひとから学んできました。
自分の場合を考えると、好都合なことに小学校だけで4回も転校していたため、浅く広く友達を作ることで楽しい学校生活を送っていました。
「遊ぼうぜ~」と言えばまず、ほとんどの人は「いやだ~」とは言いません。
例え「嫌だ」と言われても、他の友達と遊べばいいだけです。
同じクラスでなくても、隣の学校の友達とも、公園に行けばたくさん友達がいました。
中学校に入ると、友達とよくケンカばかりしていた記憶があります。
中高校生になると、グループを組みたがる人たちもいましたが私は、決まったグループには属さずいろいろなグループに片足だけ突っ込んで気ままに楽しんでいました。
高校の時は学校に行かず、俗にいう不良と呼ばれる友達と遊ぶようになり、それはそれでいろいろいけないことも学びました。
コンピュータが得意だった私は大学・社会人と自分の得意な分野で友達も自然と増えていきました。
社会人になってからは、インターネットが普及しだした時に、いろいろなオフ会などを通して全国にいろいろな友達を作ってきました。
では、「本当の友達は?」と聞かれると・・・・本当の友達????いないのかもしれません。
しかし、本当の友達ってなんですか?
なんでも、相談できる人????? 本当に????
本当に、なんでも相談できる友達をみんな持っているのだろうか?
友達はみんな真剣に自分のことのように相談に乗ってくれているのだろうか?
私は、ほぼ自分のことは自分で決めるし、相談しようと思えば相談できる人脈はたくさんあります。
私の知っている友達と何が違うのだろうか??????
むしろ、一定のグルーブに属さないため、幅広い人脈があると思います。
別に、20年会っていなくても「よ~久しぶり」と言えるし・・・・・
ツーリングに行こうと思えば会社の同僚とツーリングに行ったり、バイク屋さんのイベントに参加することで十分に人生を楽しむことができます。
そう考えると、別に友達がいないと批判される覚えもないし・・・・
「仲間に入れて」「一緒に遊ぼ」「それ何々?教えて」と余計なことを考えずにバカになって飛び込むことができれば、アスペルガー症候群の特性を気にしたり、気を使って友達づきあいをしなくてもそんなに困らないと思っています。
もちろん、ある程度友達づきあいには、ルールというものがあると思います。
「嫌われてもいい」というわけではありませんが、それなりに友達づきあいができれば、それでいいのではないでしょうか?
それを、思春期のアスペルガーに大人の接し方を教えるのは、せっかくの長所である勢いや思い付きで行動できる、フットワークの良さを発揮できないのではないかと思います。
アスペルガーには、アスペルガーとして生きやすい生き方があると思っています。
決して、定型の人の生き方をマネすることが、アスペルガーのためになるわけではありません。
現に、息子も気にしている友達以外にも、たくさん友達がいるようですし、私は「仲間に入れて~」「一緒に遊ぼう」と言える強さを発揮しいいれば問題はないと思います。
無理して友達づきあいができるほど、アスペルガーは器用ではありません。
ストレスを抱え、友達づきあいをしても決して良い結果はうまれないでしょう。
孤独が悪いわけでもないし、もっとアスペルガーの子供たちが生きやすい生き方を示してあげることが大切ではないでしょうか?
無理して作るのが本当の友達ではないし、合わない友達とはそれなりに付き合えばいいし、これはアスペルガーの子だけの問題ではないと思います。
極端な話、友達が誰もいなかったとしても、それは無理して友達を作らないといけないこととは違うと思います。
だけれど「せっかくできた友達はできるだけ大切にしよう」ということでいいののではないでしょうか?
「相手の気持ちを考える」ことは、友達との関係の中で自然と身についてくるのではないでしょうか?
今日、学校から帰ってきた息子に、「○○とは遊んだのか?」と聞くと「うん、鬼ごっこしたよ」と楽しそうに話していました。
あまり、心配をするほどのことでもないようです。
みんながみんな同じように愛したり愛されることはないし、それを気にしていては息苦しいだけで、時として無神経な方が楽な時もあると思います。
息子にはあまり、友達の評価ばかり気にして付き合いをしてほしくないという思いと、できれば誰からも愛される人で合ってほしいと矛盾した願いを持ちつつ
もうしばらく様子をみて、私もよく考えてアドバイスしようと思っています。
彼が友達の気持ちを考えられるようになることはとてもいいことです。
しかし、彼が友達からの評価ばかりを気にするようになってしまったのでは、彼の良さは半減してしまいます。
アスペルガー症候群だから批判されることもありますが、アスペルガー症候群だからできることは伸ばしてあげたいと思うのは、同じアスペルガー症候群の父親としては当然のことだと思います。
思春期の友達付き合いで、仲間外れや虐めによって自殺したなんて悲しいニュースも多いですしね。
まだまだ狭い社会の人間関係に悩んで、命を絶つなんて勿体ない話です。
世の中には、もっともっと違った生き方をすることだってできるんだと、型にはまらず伸び伸びと生きて行ってほしいと思っています。
少なくとも、家族で友達付き合いなどについて、相談できる雰囲気は大切にしていきたいと思います。
特に、発達障害やアスペルガーの子供たちは、トラブルに巻き込まれやすい環境にあります。
親である私たちも、広い視野をもって、型にはめず子供たちに伸び伸びと過ごせるように、一緒に考えていくことが大切なのではないでしょうか?
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「僕だけ仲間はずにされているのではないかなぁ」
「○○くんは、みんなには何でも話すのに、僕には教えてくれないことがあるんだ」