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私がアスペルガーとわかって、6年が過ぎようとしています。
今までに、たくさんの衝突もありました。とは言え、そんな仲でもなんとかやってきました。
一番は、私が成長したのは娘たちの存在がとても大きかった気がします。
時にはやさしく、時には厳しく、私と関わってくれました。
そんな娘も、一緒に寝てくれていた方の娘も、自分の部屋を持ち、私の部屋には来なくなり、小学5年生になったこともあり、自分たちの人生を歩みだし、私も孤独を感じるようになっていました。
私も、自分の時間を大切にしようと、自分の部屋で映画を見たり、紅茶を飲んだり、お酒を飲んだりと一人で部屋にいることが増えてきました。
休みの日は、去年からはじめた自転車で100km近くのサイクリングに朝から夕方まで外出したりと、一人で過ごす時間が増えてきました。
平日も、不謹慎ではありますが、コロナ禍のせいで仕事が増えて、出張も多くなり半分は出張に行っている状況です。
妻とは、妻が臨床心理士の資格を取るため、大学院に行ったり、レポートをまとめるなど忙しそうにしていたこともあり、話をしても、いつもイライラしているので、私もあまり関わらないようにしていた結果、すれ違いの多い月日が過ぎました。
そんなある日、妻から「今日、聞いてほしい講演があるんだけれど行かない?」と言われました。
しかし、私はあまり考えもしないで「俺は、自転車に乗りたいから行かないよ」と断りました。
そして、今朝・・・・・
「先日の講演で、夫婦の在り方について話を聞いてきたのだけれど夫婦の時間を取るのはとても難しくなるので、月に1~2回夫婦で映画でも見に行く時間を作らない?」
と、予想もしなかった提案に、思わず「え~別にそんなことしなくても いいよ~」と言ってしまった。
私自身、妻との関係に関して、もうあきらめている部分も多くその時は、「めんどくさ~」と思ったのだけれど・・・・
後々考えてみたら、妻もあまり私に興味もないと思ってあきらめていた生活が普通となっていたため、妻なりに夫婦生活をやりなおそうとしていることに気が付いた。
夫婦生活って、いつも一緒にいるから、良くも悪くも今の状態に知らず知らずのうちに満足しているときがありますよね?
ドラマのように、スムーズに仲良くはできませんが、こうして夫婦で生き方を考えるのって大切だなぁ~と感じました。
ちょっと、今は仕事が忙しく、休日くらいは一人で好きなことをしていたいという気持ちになってしまいますが、せっかく妻が声をかけてくれたので、今度は私から誘ってみたいと思います。
アスベルガーの私は、映画を観ても・・・・
- 「あの女優演技イマイチだったね~」
- 「よくあるパターンの展開だったね~」
- 「あの場所、実際は違う建物なんだよね~」
- 「前作の方が良かったね~」
とか、言わなくてもいい感想を言ったり、共感されない感想を口にしてしまい台無しにしちゃうんですよね~
「じゃ~言わなければいいじゃん」って思われるのでしょうが・・・・・
残念ながら、それがアスペルガーなんです。
不快にさせようと思って言っているのではなく、思ったことをそのまま口にしてしまうんですよ。
「後先考えてから、話せばいいじゃない」と思われるでしょう?
でも違うんですよ。楽しい時ほど気を抜いちゃうから地が出てしまうんですよ。
だから、食事や旅行など私の好きなところばかり行くことになっちゃうんですけれどね~
とは言え、せっかくのチャンスだから、長い時間でなく、短い時間でも夫婦の時間を大切にしていくことを考えていきたいと思っています。
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