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今回は、アスペルガーだけの問題ではありませんが、暴力についての話です。
先日、思春期の子育てについて、あるセミナーでに参加して、私も大変勉強になったので記事にしました。
私の子供のころは、親や先生にぶん殴られるくらいは当たり前のことでした。
理不尽なことで、殴られたり、ものを投げつけられたりしても、「嫌だ!」とは思っても、不思議なことではありませんでした。
しかし最近は、小学生の段階から、親に暴力を振るわれたら、児童相談所や警察に行くように教育されているようです。
ニュースなどで、酷い暴力は別にしても、先生の暴言で処罰されるニュースを見ても「今どきの先生は大変だなぁ~」ってくらいの感覚でした。
正直、50歳の私にとっては、言うことを聞かなかったりしたら、父親からも先生からも思いっきり殴られていました。
大好きなやさしい女の先生ですら、平手打ちくらいは当たり前でした。
私も、つい先日までは、特に思春期で力も強くなった子供に対して、殴らないまでも、時として力で示すことは当たり前だという認識でいました。
ですが、今は子供を突飛ばしたり、押さえつけるだけでも暴行罪が適用される時代となっているようです。
現在、この認識の違いから、私の世代の学校の先生や親とのトラブルが絶えないそうです。
私も、今回のセミナーを聞くまでは、暴力とは殴ったり、叩いたりケガをさせることという認識でいました。
しかし、今の時代では、突飛ばしたり、振り回したり、引きずったり、唾を吐いたりと暴行罪が適用されるケースが増えてきたと、少し恐怖を感じもしました。
当然、「悪いことは、悪い!」と教えないといけないわけですが、力で示され育ってきた私たち世代には想像もつかない話でした。
話を聞いていると私も最初は、「じゃ~どうやって怒るんだ?やさしく言ってもわからないだろう?」と思っていましたが・・・・・
話を聞いているうちに、セミナーの趣旨がわかってきました。
当然、「悪いことは、悪い!」と教えなければいけないことは、以前と変わりません。それをやめてしまっては子供の間違えた行動を正すことはできません。
ただ、その指導方法は、昔と今では大きく変わってきているということです。
一番は、親が教育することですが、今の時代は、学校や警察や児童相談所など第三者と一緒に考えていくことが大事な時代となってきているようです。
当然、完璧な解決方法ですぐ対応してもらえるわけではないと思います。
ただ、ベターな解決方法を、いろいろな視点から考えることができると感じました。
現在、警察にも児童相談所にも小さなことからたくさんの事案があるようです。
そういった、たくさんの事案から、その子にあった教育方法が見つかるかもしれません。
よくよく考えてみれば、私のように感情のコントロールが苦手な私のように、力で教え込むことは、今の時代に育っている子供たちにとっては理解できない行動なのかもしれません。
私の子供の時でも父から「昔の先生や親は、もっと酷かった」と育てられてきました。
私の子供の頃でも、信じられないと感じていたのを覚えています。
きっと、私たちの子供が親になるころは、もっと変わっていると思います。
だからこそ、今の時代に合った教育をしないといけないのだと感じました。
感情のコントロールが苦手なアスペルガーの私は、怒ることも苦手でついつい「いいから、俺の言うことをきいていればいいんだ!」と怒りがちです。
しかし、子供言い分を聞いたり、親としての考えを一緒に考えることで大半のことは、解決できる気がしています。
先日、息子に威圧的に怒った時、後々考えると息子なりに我慢していたことに気が付いたり、息子の成長をもっと認めてあげることも大切だなぁ~と、その時思いました。
そりゃ~子供が暴れだしたときは、考えないといけないかもしれませんが・・・・・
日ごろから、冷静に向き合うことを教えていけば、暴力沙汰になることはない気がしています。
特に、感情のコントールが苦手な、アスペルガーにとっては、思わずってことが多々あると思います。
私も若かったころは、やんちゃで喧嘩もよくしましたが・・・・・
私たち親だけでなく、アスペルガーの子供たちは、私たちの時代以上に暴力について認識を深めておかなければ大変な事態になってしまうこともあります。
アスペルガーの子供を育てる大変さは、私たち自身がよくわかっています。
だからこそ、子供が暴力や力で解決する方法を私たちは教えてはいけないのだ感じました。
私も、今回のセミナーを聞くまでは、スクールウォーズなど昔のドラマでは当たり前だったように、時には暴力的な解決をしなければならない時だってあるという認識でしたが・・・・
セミナーを聞いてからは、今後の息子のためにも、力ではなく、冷静に話す環境づくりや話し方について、私も考えていかないといけないと感じているところです。
今の時代、「時には体で教えることも大切」は絶対にありえない考え方だと認識したセミナーでした。
もし、私と同様に「時には力で示すことも大切だと」と考えられておらる方がいましたら、今一度考えてみてはいかがでしょう。
正直、私たちが育った時代と今では、子供たちの環境も大きく変わってきていることを、私たちも知り、変わっていかないといけないと感じています。
なんとなく参加したセミナーでしたが、たまにはこういうセミナーもいいものだと感じました。
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