スポンサードリンク
スポンサードリンク
大人のアスペルガー症候群も多いが、やっぱり多いのは子供のアスペルガー症候群です。
大人のアスペルガー症候群は、今まで生きてきた経験と知識でなんとか乗り越えることもできます。
しかし、子供の場合はこれから多くの障害にぶつかります。
最近、子供のアスペルガーについての問い合わせが多かったので、私がおススメする一冊の本を紹介いたします。
発達障害の子供をもつと我が子ながら、むかつくこともあるでしょう。
だけれど、子供にとっては一番の理解者はお父さん、お母さんなのです。
とは言って、四六時中一緒にいるわけです。ストレスもたまりますよね?
私たちが、息子が発達障害と診断されて先生に最初にいただいたアドバイスは
『逃げなさい! 逃げることが大切!』
お母さんも、向かい合ってどうしていいかわからない時は逃げなさい。
〇〇(息子)くんも、気持ちがコントロールできなくなったら自分の基地に逃げなさい。
逃げたら追いかけない!!
逃げるという言葉を使っていますが、クールダウンする時間を作りなさいってことです。
だから、私たちは逃げることを大切にしています。
アスペルガー症候群の子供に、怒ったところで何も変わりませんし、むしろ逆効果です。
アスペルガー症候群の子供たちは、ずっと周りと比べられて言動の違いからストレスを感じながら生きていかなければなりません。
唯一、気が抜ける家で、いろいろ言動について指摘されたのでは子供達も疲れてしまいます。
ゆっくり、ゆっくり 対応していきましょう。
私がおススメする本は、佐々木正美・梅永雄二
講談社の『完全図解 アスペルガー症候群』
子供と向き合う、ヒントが沢山書かれています。
まず、他の子供と比較することはやめましょう。
子供の特徴を正しく理解してあげることで、人生が全然変わってきます。
そして、子供たちに得意なことと苦手なことを、しっかり教えてあげることです。
アスペルガー症候群は決して厄介な障害ではありません、得意なところを伸ばしてあげ、不得意な部分を補えばいいだけです。
別人にしようとするから、お互いに歪ができてしまうのです。
うちの子も療育を初めて3年間で、今では安心してみていられます。
学校の担任や教頭先生とも連携し、学校側もとても息子を理解してくれて対応してくださっています。
担任の先生もベテランではなく、若い先生で大丈夫かな?と失礼なことを思っていましたが、とても熱心で教頭先生がサポートしてくれ問題があったときは別の部屋でクールダウンさせてから部屋に戻すなどの対応をとってくださいました。
もし、まだ病院にも言っていない方がいましたら、早く病院に行き、学校の先生と連携をとつて対応することをおススメします。
中学校・高校生になると、完全に自我が発達して療育ができる期間を逃してしまいます。
私の病院でも、16歳以上の子供の診断は断っているくらいです。
もし、まだ自己判断で発達障害を心配されている方がおられましたら、適性検査だけでも受けてみてください。
『障害』という文字に後ずさりしたくなる気持ちもよくわかりますが、正直、発達障害は「障害」ではありません。
ちょっとした自覚で、自分もまわりも大きく変化することは私自身が実感しています。
そして、一緒に発達障害と向き合うことで、随分と成長した息子においても変化を実感しています。
親である私たちがまず、ゆっくりと、リラックスして向き合いましょう。
きっと、私の時代にもこんな知識があれば大きく生き方も変わっていたでしょう。
スポンサードリンク
スポンサードリンク