発達障害の家族旅行 ディズニーランド・ディズニーシー

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先月末に、子供たちも学校を休んで2泊3日で、東京ディズニーランドに行ってきました。

「どうせ、人が多いし、たいしたことない乗り物に何十分も並んで何が楽しいのか・・・」

という私の思い込みもかき消され、あまり乗り気ではなかった私でも、十分楽しむことができました。

しかし、それなりに色々なことがありました。

 

前準備が出来ないADHD

朝は、余裕をもって6時には出発と言っておいたにも関わらず、6時半まで準備のできない妻にイライラするところからスタートでした。

なぜ、前の日に準備をしないのか?

毎日のことですが・・・・前もって行動することが苦手だから、前の日から言っていたのに・・・・

6時半ならギリギリ間に合うので車をちょっとだけ急いで空港に向かっていたのですが、予想以上の渋滞に流石に「だから、前もって用意しておかないからだろう」と愚痴ってしまいました。

旅券も私たちが持っていたので、他の家族も空港でいつまでも荷物を預けることもできずバタバタしました。

駐車場に着くなり妻たちを先に空港に向かわせ、私は急いで車を預けて合流したら・・・・

他の家族とまだ合流できていなかったのです。

そうなんです。

今回、三家族での旅行、ほとんどが発達障害の人たちなんです。

総勢14名の大移動・・・どうなることやら・・・・・

以前の私なら、出発時点でブチ切れて、それ以降はずっと怒ったまま行動していたでしょうね。

そこは、気を付けています。

飛行機でも大騒動

まずは、ADHDだらけのメンバー、飛行機のチケットを飛行機に乗るまで無くさないように注意しました。

おかげで、行きも帰りも誰一人チケットをなくした人はいませんでした。

急いで手荷物検査を受けると・・・・息子がいつも大事にしている手裏剣をカバンに入れていたのです。当然没収されてしまいました。

「やべ~あいつスイッチ入るんじゃないか???」と妻とドキドキしていたのですが、以外にも「はい、わかりました」と素直に応じてくれてホッとしたのもつかの間・・・・

今度は、座席で大騒ぎ、私と別のアスペルガーの義弟が「座席通り座らないからだ」と怒りだしたり、「○○ちゃんの横がいい」と騒ぎだす子供たちに飛行機の中は大騒ぎでした。

やっと、飛行機が飛んだら飛んだで「耳が痛い」と叫びだしたり泣き出したり、発達障害の子供たちは聴覚など感覚に敏感で、ちょっとした違和感も人の何倍にも反応してしまうんです

気圧の影響による耳の違和感は、とくに姪っ子が酷く空港についてもカンシャクを起こし大変でした。

これは、大人である私もそうですが、ちょっとした違和感がすごいストレスとなって気になってしまうんです。

大人なら、それがどうしようもないことだと、回避できるのですが発達障害の子供たちにとっては我慢できることではなかったようです。

なんとか、気を紛らわせながら乗り越えましたが・・・・・

計画性のないADHD

空港に着くと、手荷物を受け取り、ホテルまでの郵送サービスの手続きをして、いざディズニーランドへ・・・・・

えっ? バスの時間過ぎてる。

「だから、『バスの時間余裕持っとかないと乗れないよ~』って言ったじゃない~」

「だって、『旅行会社の人がバスいっぱいある』って言ったもん」

「そりゃ~バスはいっぱいあっても満席じゃ乗れないじゃん~」

と1時間半後のリムジンバスを予約し、空港で食事をすることにしました。

ここでも、それぞれが食べたいもの言うので、大人が別れてそれぞれ食べたいものを食べに連れて行き、時間に合流することにしました。

14人の移動は、本当に大変でストレスを感じていましたので、できるだけストレスを感じないように、時間を決めてそれぞれに大人がついて別行動を中心に動くことにしたのです。

いざ、ディズニーランド

バスも到着し、乗り込んだとたんに子供たちは「まだ~」「あと何分」と騒ぎだしたのですが・・・・それくらいは可愛いものです。

バスが到着して、早速・・・・「おいおいおい・・・・チケット持っていかないと入れないぞ~」

そして、「チケットを無くすと三日間入れなくなるぞ~」と言ったのに・・・・結果、一人無くしちゃったんですけれどね~

息子と中学生の甥っ子は2人で入場そうそう走って行ってしまいました。

女の子4人はお母さんたちと、小学校1年生のアスペルガーの甥っ子はお父さんと、三歳の幼児は私が面倒を見ることになりました。

私は、並ぶのも苦手だし、急いで行動するとストレスになるので進んで三歳児の面倒を見ることにしました

のんびり、パレードを待って特等席で見たり、メリーゴーランドなど比較的乗りやすい乗り物に三歳児と一緒にのんびり過ごしました。

これは、とても有効でイライラすることもなく、じっくりいろいろなものを見て回ることができました

ストレス全開のアスペルガーの息子

なんと、三時間程度で息子から電話が・・・・・

「お父さん疲れた! ホテル帰ろう」と言い出したのです。

さすがに、たった三時間で根を上げるとは思わなかったのですが、「じゃ~一緒にまわろうか~」と誘ったのが失敗でした。

息子が、アスペルガーであること、そして人混みが苦手なことをもう少し理解してあげるべきでした。

5時くらいまで、ボートや機関車に乗ったりしたのですが・・・・・

ついに、カンシャクを起こしだしました。

帰りも勝手にどっか行ってしまい、電話をかけてもでない。

そもそも、息子がこうなることは分かっていたから、私はこの旅行に参加したのに・・・・・

三日もあるのに、初日から失敗してしまいました。

二日目は、のんびりペースで順調でした。

二日目も、ディズニーランドに行ったのですが、息子はホテルまでの帰り方を教えて、自由に行動できるようにしてあげました。

息子は、午前中ディズニーランドで遊んで昼間はホテルに戻っていたようです。

私は、娘と一緒に昼までゆっくりしてディズニーランドに向かいました。

そして、私たちも夕方はホテルに戻って少し休んでから、夜のパレードに息子も一緒に戻りました。

まさか・・・今度は、息子ではなく娘たちが体力的に限界がきてしまい泣き出してしまいました。

いつも、22時には寝ているのに22時閉園まで遊んでいたわけですから・・・・発達障害でなくても泣きたくもなります。

欲しいものは欲しい!!

息子は、ミッキーの形をしたハンバーグのクッションが欲しくてたまらなかったようです。

私は、「持って帰るのも大変だからやめとけよ~」と言ったのですが・・・・

欲しいものは我慢できないのも仕方ありません。

そこは、理解ある妻が「いいよ~買っといで」と言うと間髪入れず買いに行っていました。

私には、邪魔なクッションでしかないのですが、息子にとっては重要なアイテムだったらしく、今でも大事に使っています。

こういう、価値観の共有っていうのが私には苦手なんですよね~

お土産の価値観の違い

価値観の違いについては、お土産選びでも差が出ました。

私は、ディズニーランドのお土産は高いもので、安くても600円以上はするものだと思っていました。

娘たちのお土産選びに行った私は、700円のハンカチや1000円のポーチなどを選んで「いいと思うよ~」と促しました。

しかし、ホテルに帰ってそのお土産を見た妻に「バカじゃないの~5本セットのボールペンを分けて渡す程度でいいのよ~」と怒られてしまいました。

少ない、娘たちのお小遣いを無駄に使わせてしまいました。

確かに、お土産屋に行くと、分けて配るように何本も入っているボールペンセットとかありました。

4枚入っているハンカチは、4つに分けて配る用になっていたのですね~

ディズニーシーは心配し過ぎて半分楽しめませんでした。

最終日は、ディズニーシーに行きました。

もう、クタクタだったのですが、最後の力を絞って遊んできました。

息子たちは、また二人で飛び出して行ったのですが・・・・・

スマホの予備バッテリーを渡すのを忘れてしまいました。

最終日は、帰りのバスに間に合わなければ大変なことになってしまいます。

何度も何度も電話するけれど息子は電話に出てくれませんでした。

息子の持っているスマホは私のお古でバッテリーがあまり持ちません。私は、もしバッテリーが切れてしまったら・・・・・

それが心配で心配で、昼過ぎまで何度も電話して心配ばかりしていました。

昼過ぎに、息子から電話がかかってきたときはとても安心しました。

しかも、ちゃんともうひとつ予備バッテリーを持っていたらしく、そんなに心配しなくても良かったのですがね。

これが、昔の私なら不機嫌で大変だったでしょうね。

今回の旅行は得るものが多かった

私には、今回のディズニーランドランドの旅行は正直乗り気ではなかった。

その理由は、行く前から「どうせ、大変なだけだから、そんなに楽しくはない」と決めつけていた。

だから、私は行くのもやめようと思っていたくらいです。

確かにいろいろなことがあり大変だったけれど、子供たちもとても楽しかったようです。

私には、どうしても自分の価値観で物事を決めてしまうところがあり、人が多い遊園地はお金もかかるし行こうとしなかった。

さすがに、またディズニーランドとなるとそれは無理だけれど、近くの遊園地などには是非また連れて行ってあげようと思えた。

私がこのブログを書き始め、発達障害と自覚したころ、妻と子供たちだけでUSJに行ってしまったことがあっけれど、あれから3年間で大きく変わった。

一緒にディズニーランドに行けるようになったし、一緒に楽しむこともできるようになった。

何より、子供たちが喜ぶ気持ちを少しだけでも共有できるようになってきたこと。

これは、私にとってとても大切なことだと実感しています。

仕事頑張って、また遊園地に連れて行ってあげよう!!!

 


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