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先日、息子が「ねえ~ ねえ~ ○○(従兄)がね~ 『お前んち ラブラブやなぁ~』と言ってたよ」と言い出しました。
それを聞いた妻も、なんだかうれしそうに・・・・「なんで?」と聞き返しました。
「あのね~『お前んち、楽しそうにずっといっぱい話しているから~』って言ってた」と教えてくれました。
その話している息子も、ちょっと自慢気に嬉しそうに話してくれました。
「昔は、口を開けば喧嘩ばかりして、話をすれば否定し合ってたのにね~ 今は、そんな風に見えるのね~」と今の楽しい時間を振り返っていました。
あまりの嬉しさに、何度も何度もこの会話をしました。
なかなか、アスペルガーの私にとっては、日ごろの会話もなんとなく苦手です。
今でも、「ほら~何も言っていないのに、また決めつけて話している」と指摘されることもしばしばです。
もちろん、指摘されるとムッとするし、素直に謝りたくはない気持ちにもなりますが・・・・
それでも、できるだけゆっくり話すようにしています。
自分の話をしたいときも、まずは話が終わるのを待ってから話すように気を付けています。
とは言っても、完璧に行動できているわけではないですよ。
先にも書いたように、会話について指摘だってされますしね。
でも、そういう積み重ねが、日ごろの会話となって、子供たちにも良い影響を及ぼしているのだと思います。
普通のことなのにね~ アスペルガーにとっては小さい時から、そういう会話の仕方をしてきていないから難しいんですよね~
会話の少ない、喧嘩ばかりしている夫婦の会話となってしまいがちです。
従兄のお父さんとお母さんも、あまり会話をしないそうです。
だから、私たち夫婦の会話を聞いて『ラブラブ』と思ったようなのです。
私たちも数年前は例外ではありませんでした。喧嘩ばかりするので自然と会話は減ってしまい、それを見ていた子供たちはどんな思いだったのでしょうね。
夫婦で特別なテーマについて話しているわけでもなく、日ごろの会話を楽しむだけで、「ラブラブだね~」なんて言われるなんて、とてもうれしいことです。
アスペルガー当事者の人は、どうしても会話が苦手で、話を否定してしまったり、無視してしまったり、勘違いしたりと失敗は多いのですが・・・・
無理して会話する必要はありません。少しだけゆっくりと、話を聞いてみるところから始めてみてはいかがでしょうか?
理解できなくたっていいんです。「ふ~ん~そんなもんかね~俺にはわからないけれど・・・・・きっとそうなんだね~」でいいんです。
「嫌! それはお前が間違っている!普通は・・・・」なんて語りだすから、会話が成立しなくなってしまうんです。
今まで、「俺は・・・・」「俺は・・・」と自己主張ばかりしてきたんです。
言わなくたってわかっていますよ。
ゆっくり、熱いコーヒーをゆっくり飲みながら会話を楽しんでみませんか?
私の経験上、お酒での会話はやめた方がいいです。制御できなくなるので、思ったことをポンポン言ってしまうのでお酒は一人で飲んだ方が失敗は少ないです。
是非、「お前んち ラブラブやん~」と言われるように会話を楽しめる環境を作られてみてはいかがでしょうか?
私もアスペルガー症候群と自覚して3年間です。たった、3年間で夫婦生活は豊かなものに再生できます。
そのためには、アスペルガー症候群なんて言葉に捕らわれないで、パートナーを尊重し認めるだけです。
「難しいなぁ~」と思ったら第三者の発達障害専門医の知識や力を借りることで、大きく変化ししていくますよ。
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