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よく、本を読んでいるとアスペルガー症候群は、コミュニケーションが苦手で
社会性と想像力が欠けているため、生きづらさを感じている。
なんてことがよく書かれているが・・・・
実際に、アスペルガー症候群の当事者が生きづらさを感じている人は少ないと感じます。
生きづらさを感じるのは、発達障害と気が付いてから悩む人もいるのでしょうが・・・
「生きづらいだろうな」と思っているのはまわりの人かもしれません。
ほとんどの当事者は、気が付いていないのではないでしょうか?
なぜ生きづらさを感じるの?
発達障害のひとつであるアスペルガー症候群は、先天性すなわち生まれつきの脳機能のかたよりが原因とされています。
その特徴は、大きく三つに分けることができます。
- コミュニケーションが苦手
- 社会性が乏しい
- 想像することが難しい
この特性の影響で次のような独特な特徴が現れます。
- 会話ができているようでできていない。
- 悪気なく非常なふるまいをする。
- 拘りが強く、応用が利かない
など、行動や考え方に独特な特徴があります。
子供の頃は、「マイペースな子」「少し変わった子」と思われていても、親や学校の先生などまわりの大人が理解を示して守ってくれるので友達とかともうまくやっていくことができ、特性を持っていても見過ごされがちです。
しかし、社会に出て行動範囲が広くなることから、ちょっと変わった行動や言動が周りの人たちの誤解を招くことが多くなってきます。
特に仕事の場面では、自主的な判断が求められることが多くなり、その独特な考え方から周りの人とトラブルになることが多くなっていきます。
学生時代は、勉強もできた人も多く評価も高かったのですが、社会人になると「他の人とどこか違うようだ」と感じる人も多くなってきます。
特に、コミュニケーションの苦手意識から生きづらさを感じる人も多いようです。
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当事者はどう思っているのだろう?
先に書いたような、生きづらさは生まれてからずっと続いていることなので、気が付かないまま大人になる人も少なくありません。
コミュニケーションの苦手な人は、仕事も用意周到に根拠を揃え誰も文句を言わせないくらい武装して取り組み・・・・
グーの根も出ないプレゼンをしてみせたりします。
仕事もチームでなく、自分から率先してやる人も多く、周りは仕方なくついていく形になったりと・・・
以外にも、職場で活躍する人も少なくはありません。
そこまではなくとも、長い年数その特性を持って生きているわけですから意外と気が付かないまま過ごしている人は少なくありません。
生きづらさは感じるが慣れているだけかも~
周りとの違いを、背伸びをして乗り越えているアスペルガーにとっては、生きづらさを感じていないわけがない。
私も、実際に発達障害を知るまで「生きづらい」なんて考えたこともなかった。
発達障害を知ってから、振り返るとその時、初めて生きづらさを感じたものです。
「どうして周りの人は自分の意見も言えない人が多いのだろう?仕事のできない奴らだ!」なんて思っていました。
私は、みんなで話し合って答えを出すのが苦手だったから、自分でなんでもやっていただけに過ぎなかったのだ。
それを、決して生きづらいとは思わないけれど・・・・
今、仕事の仕方も変えて、ゆったりすることで以前と比べて楽になったことは確かだ。
生きづらさは感じていながらも、慣れてしまっているだけなのかもしれないですね。
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