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コロナ禍も2年目に入り、社会的に大きな問題になっていることは、みなさん実感されていることでしょう。しかし、コロナウイルスの恐怖より、今の外出自粛や営業時間短縮やテレワークや休業などによる影響の方が重大な方も多いのが現実です。
経済的なダメージもですが、精神的ダメージの方が大きいのではないでしょうか?
「マスクをしろ!」と見ず知らずの人にまで注意して、暴行事件なんてニュースまでよく見ます。近所では「マスクは意味がないから、強制反対!」と署名活動をしている人もいます。他県ナンバーだからなのか「私は県民です」とフロントガラスに貼っている車を、数台見ました。
飲みに行ったり、騒いでいると罪人扱いされ、川岸の遊歩道まで封鎖したり、一生懸命に練習した運動会も中止、修学旅行も中止って・・・・・
息子は、今回中学3年生で、チームリーダの大任を受け、朝早くから張り切って学校に行っていたのに・・・・・
わからなくもないけれど・・・・・
役人が送別会して叩かれていましたが、本音はみんな似たような感じではないでしょうか?
だけれど、戦後の「非国民」と騒いでいたころとよく似ていますよね?
でも、そんな軽率な発言はしてはいけないのでしょうね?
誰が正しいとか、正義とかではなく、みんなできる限りの努力はしていると思うんですよね。
それでも、感染者が増えるんだから仕方がないのではないだろうか?
最近では、予防接種の予約に目の色を変えているニュースを目にするけれど、私の周りに「早く打ちたい」という人はそんなにいないので、ニュースが煽っている気もしなくもないけれど・・・・・
そんな世の中に、発達障害出ない人たちだって、発達障害の私から見ても「あほじゃない」と思うことが多々あるのに、発達障害の人たちは、もっと大変だって・・・・・
話がずれてしまいましたが、ほとんどの人がおかしな状態のなか、以前にも記事にしましたが、コロナ禍の影響は、発達障害の人にとっては先行きの見えない日々のストレスに加え、ただでさえコミュニケーションが苦手てなのに、新しい形のコミュニケーション能力が問われているのです。
普段、発達障害の人は、他の人にない特徴を活かし、不足している部分をまわりの人が助けてくれていることが多かったりします。しかし、コロナ禍でテレワークになったり、飲食店などの自営業の方は、時短営業などの要請で、収入が激減してしまい家庭内でも、ギクシャクしてしまい、トラブルが増えているのが現実です。
6年以上発達障害と向き合ってきた私ですら、いつもと違う環境に戸惑っています。
会社に行けば、まわりとおしゃべりをしたり、タバコを吸いに行ったり、勤務時間中もリラックスしていました。昼食を同僚と一緒にいろいろなところに食べに行き、帰りに飲みに行って、いろいろな話をしていたわけですが、今はチームで仕事をすることも減り、個人プレーが多くなってきました。
今までなら、まわりが「大変そうですね? それ手伝いましょうか?」などとサポートしてくれていたのですが、今でも頼めることはお願いもしますが、チームとしての段取りが苦手な私は、できるだけ自分でなんでもやってしまい、どうしても間に合わなくなってからヘルプをお願いしたり要領がつかめないことも多いのです。
個人プレイで仕事をすると、仕事を抱え込んでしまいます。そのために効率を上げるため、提案書から検証までやっているので、仕事環境も、Windowsパソコンも買い替え、Mac miniとMacbookも買い足しました。ディスプレイも32インチを3台、iPad Proも買い替えました。Webカメラも4Kビデオカメラに変えて、提案用の動画編集機材まで買いました。
机やその他周辺機器に、印刷も早いレーザープリンターに変え、いい音で音楽を聴きながら仕事がしたくてスピーカーを買って・・・・・
総額、100万円近くは使ったのではないでしょうか?
おかげで、時間外も多く、朝起きてから寝るまで仕事のことばかり考えていることも多く、精神的にもおかしな状態となっていました。最初のうちは、「コロナにかかったら、俺の仕事を誰がするんだ?」という思いで、ほとんど外出もせず家に閉じこもっていました。
そんななか、嫁は何時間もコメダ珈琲で勉強をしたり、子供たちとショッピングモールに何時間も買い物に行ったりとするので、さすがに「お前が感染したらどれだけの損害になるのか考えてよね。」と外出を自粛するように言っていましたが・・・・・
まあ、正直、嫁は危機感をほとんど持っていません。
でもそういう行動には、私が家にいるから出かけていた部分もあったと思います。
しかし、家にずっと居られない性格は私の方で、さすがに私もおかしくなってきたので、休日は人の少ないサイクリングコースを朝からは晩までサイクリングを楽しむようにしました。
さすがに、嫁が何時間も人が多いショッピングモールに行くことは、やんわりと反対はしましたが、人間楽しむために生きているのは、もっともな話です。
私は、朝から晩までほとんど部屋に閉じこもっていますが・・・・・
もし、私が不通にリビングなどにいたら、妻は息苦しくて一緒にはいられないと思います。
アスペルガーの私は、リビングに行けば、そこに居る人に何か話しかけ、気になることをなんでも口にします。台所が散らかっていたりすれば、気になって仕方がありません。昼食のメニューにもいろいろ言ってしまうでしょう。
だから、私は朝と昼は、大量のグリンスムージを作り自分の部屋ですませています。時々はうどんを湯がいて食べたりはしますが、ほとんど机に向かってパソコンをいじっている毎日です。
もし、自分が発達障害と知らない人だったらどうでしょう。幸い私は仕事をしたらそれだけの評価も対価もついてくるのでいいのですが・・・・・
世の中には、仕事も減り、給料も下がり今までと違う環境になった、自分の感情のコントロールが苦手な発達障害の人は、その矛先が家庭に向いてしまうことも少なくありません。
決して、DVはアスペルガーの特徴ではないことを最初に書いて続きを書きます。
感情のコントロールが苦手なアスペルガーは、言葉の暴力だけではなく、物理的な攻撃をしてしまう場合もあるのです。DVをする人の中には、「また、やってしまった。もうしない、ごめんなさい」という人も多いけれど、「お前が、俺を怒らせるからだ」と思ってしまう人もとても多いのです。
今までは、週末の休日と帰ってきた夜だけ我慢していれば良かったのに、朝から晩まで自覚のないアスペルガーとの生活は、生き地獄でしょう。
先日、新聞記事でコロナによる性暴力の問題がとりあげられていました。コロナで同居人との時間が増えてのトラブルも多かったのですが、コロナで家庭がギクシャクして家にいられなくなった子供たちが家出をして「神待ち」というらしいですが、泊めてくれる人をSNSで探す人が急増しているらしいのです。
その先に、待っているのは想像がつきます。
もし、私がアスペルガーということを自覚せず、妻や子供たちに暴言を吐きまくっていたとしたら、娘たちが年頃だったら家出を考えたりするかもしれません。「そんなSNSで知り合った人を頼るからだよ」と言われるかもしれませんが、もし、私が変わらず自分の娘がその子たちと同じような行動をとってしまったら」と考えると、コロナで人生に大きな傷を残してしまった子たちがかわいそうで仕方ありません。
DVも同じです。もし、コロナが流行ったりしなければ、そんなにひどくはならなかったかもしれません。「なんとかしたい」と考えても毎日一緒にいる時間が、今までと比べられないほど長い時間を共に過ごすわけですから、被害者もおかしくなり、逃げ出すことすら考えられなくなってしまいます。
もし、そんな人がいたら、すぐに子どもを連れて逃げてください。
今は、我慢するときではありません。まずは、時間をおくことも大切なのではないでしょうか?
コロナ禍で、自分のことでいっぱいいっぱいの発達障害の人が、改善を考えられる状況ではありません。それは、私自身もすごく感じます。だから、できるだけ自分の部屋にこもって夢中で仕事をしたり、休みの日は朝から晩まで自転車ででかけて、距離をおくようにしています。
それくらい、不安定な状況です。
私も、コロナ禍から1年が過ぎてきてやっと今の時代に合わせた行動ができるようになってきた感じがします。もし、私が発達障害としての自覚もなく、同じ発達障害の息子に背中を見せる責任がなければできなかったたと思います。
DVの相談も国を挙げて支援しているようです。
「私や子供たちとだけでは生きていけない」と悩む前に相談してみてはいかがでしょうか?
自立に向けて準備を始めることも大切です。
そのうえで、今後、どうするかを決めていけばいいのではないでしょうか?
私自身が、こだわりの塊で、感情のコントロールが苦手で、環境の変化に誰も以上にストレスを感じてしまうので、気持ちが乱れてしまうアスペルガーの気持ちはよくわかります。
今の環境で、改善を望まれてもアスペルガーにとっては、更なるストレスが増えるだけです。
今は、お互いがこのコロナ禍を乗り切る生活手段を取ることが大事手はないでしょうか?
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