吉本興業の社長の会見とアスペルガーのコミュニケーションの類似点

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今回の記事は、決して吉本工業の様々な問題について触れるものではありません。

先日、吉本工業の社長さんが記者会見をされていました。

5時間に渡っての記者会見であったにも関わらず、何も回答に答えず、ズレた回答を繰り返していたのがとても印象的でした。

社長さんが、アスペルガーかどうかは分かりませんが、とてもアスペルガーの特徴に似た人だなぁ~と感じました。

別に、社長がアスペルガーだろうとなかろうと、そんなことはどうでも良いのですが・・・・

もし、アスペルガーだったとしたら、とても社長の態度については、納得できました。

  1. 質問に対してYES,NOで答えきれない。
  2. 回答がとても会社を代表している人の回答でない。
  3. 回答がズレていることに気が付かない。
  4. 他の人からの意見を理解できない。
  5. 自分の発言や行動に、理解しがたい言い訳をする。

確かに、一般の人でも同じような行動を取る人は、とても多いのですが5時間半もの記者会見で、一定してズレているところを見ると、本人は世の中の人が何を気にしているのか気が付いていない、気が付けない人のような気がしました。

決して、今回のニュースにとやかく意見を述べるつもりはありません。

もし、岡本社長がアスペルガーの特性を持っている人だったとしたら、社長の言動もわからなくもありません。

YES,NOで答えられないとは・・・

もちろん、アスペルガーもYES,NOで答えることはできます。

興味のないことや、どうでもいいことは簡単にYES,NOで答えたり、0か1と言った理由も述べずに判断することもあります。

しかし、「YESなんだけれど、ちょっとちがうんだよなぁ~」「ちょっと違う」ということが、自分でも理解できず、そのことを伝えることができないことがあります。

「お前ら、録音していないだろうなぁ~」と言ったのは場を和ませるためだったと説明を聞いて「え~そんなわけないだろう?」と思った人は多いでしょう。

しかし、アスペルガーの私にとっては、あり得る話です。当事者からしてみれば本当に冗談のつもりだったのかもしれません。

アスペルガーを相手にしていたら、「よくそんなこと平気で言えるわね?」ということを何も悪びれることなく発することはよくあることです。

相手の立場に立って考えるということがとても苦手なのです。

アスペルガーは、思いついたことをそのまま口に出すところがあります。

本人は、冗談のつもりで行ったことが、相手をすごく傷つけてしまうことはとても多いのです。

「会見してもいいが、全員クビだ~」と言ったのは、親が子供の会話のように勢いで言ったと説明したが、普通の親子はそんな傷つけることを平気では言わないでしょう。

世の中ではパワハラだと言うけれど、アスペルガーの夫婦がすぐに「離婚だ~」「死ね~」と言うのと同じ感覚だったかもしれない。

普通なら、指摘されれば「そっか~世の中では、そういう風に捉えられるのだ~」と受け入れることもできるのでしょうけれど・・・

アスペルガーは、そういった他の人の意見を受け入れるのがとても苦手で、何を責められているのか理解できない人が多いのです。

結果、自分の気持ちを素直に説明しているつもりでも、相手にとってはズレているように捉えられることが多々あります。

また、思いつきで口にすることで、大ウソつきになることがあります。

「ギャラについては、9:1ってことはありません。5:5から6:4でした」と言っていたけれど・・・・

よく考えてみてください。

吉本ほどの大きな会社です。普通の会社員でも営業マンのノルマが1億だったとしても、年収600万円~800万円程度でしょう。

会社の運営と考えれば、9:1だと答えていても、全然おかしい話ではありません。

5:5や6:4というのも、小さな会社ならありうるでしょうが、それだけ運営や業務拡大にお金がかかることを説明すればよかったのに5:5などと思いつきで口走ったのでしょう。

もしかしたら、それは有名な芸人の話だったかもしれません。

一部のことを話したつもりが、まわりの人からすれば全体の話と捉えられたのかもしれません。

結果アスペルガーは、事実と違う回答をしてしまったことで、信用を失ってしまうというような間違いを起こすこともよくあります。

これは、私たちもよくあることです。

自分の考えの一部の話をしているつもりが、相手にとっては全ての根源のように捉えられて話が全然違う方に進み事態が複雑化してパニックになり感情的になることがあります。

全体を説明したうえで、その例外を話せばいいのですが・・・・

説明が足りなく、例外だけを話てしまい、コミュニケーションが取れなくなることがあります。

その他にも、何度も何度も、「もう一度話してみます」と繰り返していましたが・・・・

社長にとっては、「自分がズレていたとしたら、もう一度話し合えばいい」と話する以外に答えがなかったのでしょう。

それが、もう一度話をすることが社長自身が反省した結果だったのではないでしょうか?

社長にとっては、言った 言っていない という問題よりは、もう一度話し合うことが気持ち的に優先していたのではないでしょうか?

質問は、圧力をかけた発言があったか?なかったのか?を聞きたいのでしょうけれど・・・・

アスペルガーにとっては、YES,NOで答えることより、再度話しをすることに拘っていたのではないかと想像できます。

5時間もの時間を、一定してズレた会見を続けられる人はそうそういないでしょう。

しかし、自分の旦那さんとの話合いなどで、同じような違和感を感じられた人はいるのではないでしょうか?

「あれ?何の話してたんだったけ?そんなこと聞いた?」って話がズレていることはよくあることです。

もし、岡本社長がアスペルガーだったとしたら、パニックの連続で大変だったでしょうね。

事実のYES,NOだけを聞きたい記者と、自分の気持ちを伝えたい社長との気持ちの間には、大きな大きなズレが生じていたのは見てわかりました。

ワイドショーやニュースでは、「誤魔化している」「嘘をついている」と批判されていますが、私は社長が誤魔化そうとか嘘をつこうとしているとか考えているのではなく反省もしているし、今後の行動も考えているだろうし、そういう気持ちを整理しきれない、なのにコミュニケーション能力の低さが一般の人たちには、違和感を感じた会見だったのかもしれません。

一般的に考えればまず、世の中の指摘や疑問に対して事実関係を明確に伝える。そのうえで自分の意見や考えを述べる。

そこに問題があれば反省をする。という流れが普通なのでしょう。

そんな簡単なことが、いくら時間をかけてもできないのがアスペルガーです。

何度も言いますが、岡本社長がアスペルガーかどうかはわかりませんよ。

それを判断する必要もないですしね~

ただ、アスペルガーなら社長の会見のようなコミュニケーションも珍しくはないと思っただけです。

 

自分では、素直にその時の気持ちを伝えたつもりが、言い訳になったり、言い訳になっていければまだましですが・・・・

トンチンカンな自爆発言になったりすることは、アスペルガーにとってはよくあることです。

なんだか、社長を擁護しているように思われたかもしれませんが・・・・

アスペルガーだったとしたら、こういうことがよくあるという話でした。

ちなみに、多くの人がアスペルガーに似た部分を持っている人も多いのは確かです。

アスペルガーとの違いは、頻度です。

一般の人は、意識して言い訳して逃げる人が多いのに対して、アスペルガーは、常に自分の気持ちを全面に話をするため自然と言い訳になったり、理解しがたい回答が続くことは大きな違いです。

とは言え、結果だけ見れば第三者から見れば同じことなんですがね。

巻き込まれた、周りの人にとっては迷惑な話ですよね~

でも、アスペルガーと対面している人にとっては、それらを知っているか知らないかでは大きく違ってきます。

アスペルガーが誠意をもって話し合っているつもりでも、結果としてズレまくった話をしていることはよくあることです。

もし、そのことを時々でも当事者もパートナーも気が付くことができれば、少しはコミュニケーションが取れることも増えるのではないでしょうか?

吉本興業の社長の記者会見を見ながら、「なんなんだ~こいつは~」なんて言っていたアスペルガー当事者も多かったのではないでしょうか?

おかしいと違和感を感じられるアスペルガーも多いのに、なぜか自分も同じようなコミュニケーションしかできないことに気が付かないんですよね~

私だって、自分がアスペルガーと知るまでは、ずっと自分もおかしいなんて思ってもいませんでしたからね~

今回は、アスペルガーの人とのコミュニケーションに似た会見だったので、記事にしてみました。

ちなみに、今回の会見については、ニュースやワイドショーでずっとやっているから目に入っただけですが・・・・

吉本興業の問題に関しては一切興味はありません。

お笑いは好きですが・・・・あまり、裏事情は知りたくないです。

何も考えずに笑えるから楽しいのに・・・・・

どちらかというと、選挙の方がもっとニュースになっていいと思うのですが・・・・・NHKまでも吉本興業の問題を取り上げていますからね~

当分この話題が続きそうですね~


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