アスペルガーは治らない 15 ~言葉のキャッチボール~


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アスペルガーは話のキャッチボールができない。

カサンドラ症候群の方の悩みによくある話です。

ひとつの理由として、あいまいな言葉の意味がわからないことがあります。

「今度、あそこで待ち合わせしよう」と言われると

普通の人は、「今度とはいつなのか・・・」「あそことはどこなのか・・・」

を察知します。

しかし、アスペルガーは「今度とは・・・」「あそこってどこ・・・」と

混乱することがあります。

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「部屋をきちんとして」と言わりれて・・・「きちんと」の意味が分からず

模様替えをしてしまったりしてしまうのも、想像力が弱いせいです。

 

また、話が完全にすれ違っていることもあります。

「今晩のご飯についてなんだけれど・・・・」と話しかけたその時。

「この前ね~もつ鍋やさんに行ったんだけれど美味しかったんだよ」

「じゃ~鍋にする」

「○○くんがさ~面白かったんだよ~」

「ねぇ・・・・今晩のご飯・・・・」

「それでね~××さんがね~・・・・なんだって」

こういうことはよくあります。

こうなると、もう晩御飯の話ではなく、

永遠ともつ鍋屋さんの話になっていきます。

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「ねえ~今度ゆっくり温泉旅行に行こうよ~」

「前に行ったキャンプ場良かったよ~」

「だから・・・温泉旅行なんだって・・・・」

「囲炉裏もあってね~安いんだ~」

「だから・・・ゅっくりしたいんだってばぁ~」

「確か、近くにスーパーもあったから食材はそこで買って・・・」

もう、完全にキャンプの話になっています。

これが、アスペルガーとの会話です。

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今回のたとえ話なら笑って許せても・・・・

喧嘩なんてときは大変です。

話がすれ違いながら喧嘩するのですから・・・・

意味わかんない・・・・なんてこと多いですよね?


 

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4 件のコメント

  • そうです。
    単なる世間話みたなものなら、何とか我慢出来るんですが、真面目な相談事や、喧嘩の時にはもう、
    やっぱりアスペとかじゃなくて、私のこと死ねばいいと思ってるんだな……

    と思えて仕方無いんですよね。

    ところで、私、夫にとうとうアスペ宣告してしまいました。

    が、結果は散々です。

    • そうですね~まじめな相談をしているときに
      全然違う話題になってしまったら怒りたくもなりますよね。
      だけれど、今ならわかりますが・・・・
      その当時は、話がずれていることに全然気が付かなかったんですよね~
      今でも、時々はずれているのかもしれませんが・・・
      途中で振り返る余裕ができてきました。

      宣告したんですね~
      まあ、宣告してすぐに良い結果になればいいのですが・・・・
      でも、まず一歩というところではないでしょうか?
      少しずつでも変わるといいですね~

  • そうですねぇ~。私もそんな感じでした。

    多くの人は、頭の中にいろいろと会話の下準備と言うか、したごしらえが整っている感があります。

    それは、普段から、周囲の人を観察した結果であったり、
    「今頃、あの人の状況はたぶんこうだろう」と相手をみている結果であったり、
    小説やドラマなどで人間心理を知った結果であったりすると思います。

    なので、相手が話を切り出してきた時、相手がなぜ今その話をしているのか、ということを当てることができるのだと思います。

    また、相手の表情や声色から、「いまのはコミュニケーションがずれたな」と察知して軌道修正することもできます。

    **********

    世間話とかなら、楽しくできる人だったりするので、友人関係とか付き合い始めは気が付かなかったりしますよね・・・。

    私の元彼の場合もそんな感じでした。

    ただ、多くの人は、軽い話をひとしきりしたら、だんだん重めの話というか、内面に迫る話に移行していきます。
    でも、元彼は延々と軽めの世間話しかしない人でした。それで私も本心が分からずくたびれてきました。
    内面に迫る話に移行するよう、前ふりをすると、その前ふりが仇となって、また全然別の軽めの世間話が始まるのでした。

    そんなこんなで、結婚を考えるにあたって重要な、彼の「人生観」とか、「倫理観」とか、そういうものがよく分からない、と私は思ったのです。

    なので、通常はお見合いでも、わざわざ向かい合ってはこんな話はしないのですが(定型どうしだと、雑談から自然にそっちに話が流れていくことと、普段の会話内容からお互い推測しやすいので不要)

    「子供の教育方針とか、どうしたいか?」と具体的に質問しなければならなくなりました。

    すると、「う~ん・・・」「親の背中を見て育てたいなぁ・・・」「健康に育ってくれれば・・・」という抽象的な話にしかならないので、

    「例えばさ、会社でも経営理念とかあるじゃない。どんな家庭にしたいとかないの?」と聞いてみました。
    すると、「会社って言うのはさぁ~(^◇^)」と、会社の話に話がそれていきましたorz。

    なので、「今、会社の話をメインにしてるのじゃないの。家庭の話をしているの。」「あぁ、か、家庭」みたいな感じで全く話前に進まず。

    「お見合いって、将来の生活とか家庭について話し合うためのものだよ・・・」と言っても、ほにゃほにゃしていて、まるで、セサミストリートのクッキーモンスターと話しているのではないだろうか、と言うくらい、糠に釘な彼でした・・・。

    • なかなか、話題が変わっていることに気が付かないのですよね~
      しかも、話し出すと止まらない。
      永遠とずれたまま話し続けてしまう。
      私もよくありました。
      自分の興味ないことは耳に入ってこないのですよね~

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