アスペルガーの必要異常な束縛

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アスペルガーの私が、妻の人生のペースを乱した原因のひとつに束縛がありました。

例えば、食事の時間です。

私は、朝食は食べないのですが、休みの日など子供たちには9時までには食べさせる。

昼食は、12時に食べる

夕食は、平日は仕事もあるので19時 休日なら18時

といった具合に、私の中では決まった時間の感覚がありました。

妻が、買い物などにでかけて18時すぎまで帰ってこないと・・・・

「何やってんだ! 帰りが遅いだろう」と思ってしまうんです。

今では、遅くても口にはしませんが、心のどこかでは今でもその感覚は残っています。

以前の私は、妻が大失態をしたと言わんばかりに、激怒し怒鳴っていた時が10年間続いていました。

朝起きない妻に何度怒鳴ったことでしょう。

妻が働いていたときは、2カ月に一度くらいのペースで会社の飲み会がありました。

まず、その飲み会の参加自体に不満を持っていました。

何がそんなに気に食わなかったのは、今となっては考えてもわかりません。

浮気を疑っていたわけでもなく・・・なぜか、飲みに行くことを反対していました。

しかも、妻の働いていたのはIT関連の会社で飲み始めが遅く、滅多に人が集まらないから飲みに行くと終電まで飲んでくるのです。

妻は、結婚前に私と飲んでいるときも酔いつぶれたこともあるのでそういった心配は今でもしていますが・・・・

束縛していたのは、そういうことだけではなかったと思います。

飲んで帰ってきたら「遅い、いつまで飲んでいるんだ!」と必ず怒っていたのを思い出します。

今は、「楽しんでおいで~」と心から妻が楽しんでくることに賛同しています。

帰ってきたら「どうだった?楽しかった?」と聞きます。

先日は、飲んだ仲間同士喧嘩をはじまってしまい楽しくない飲み会だったという話を聞いたときは、その仲間たちにちょっとした怒りすら覚えるほど一緒に残念がりました。

 

私は、妻が飲みに行って妻がどんな気持ちで飲んでいるのかなど、想像ができなかったためイライラしていたのかもしれません。

そのイライラを帰ってきたときに「遅い」と怒るだけで、妻の話を聞いてもいないので、私の知らない時間にストレスを感じていたのかもしれません。

そのたびに、妻は飲みに行くことに罪悪感を感じていたようです。

最近は、妻も月に数回のペースで飲みに行くのですが、よく「あそこの店美味しかった~」など、その時の状況を教えてくれるようになりました。

妻が楽しかった話をすると、こっちまで楽しい気分になります。

妻も回数も増えたことで満足して、最近では終電になることはなくなりました。

今までは、私の考えるペースに合わせていた妻も、今では自分のペースで飲みに行けることで一次会だけでも十分に楽しめるようになったようです。

あと、休みの日に買い物に行ってなかなか帰ってこない妻にイライラしていたのを覚えています。

食事の用意に間に合わないことへのイライラもありますが、買い物に行くときは、どこに買い物に行くのか言わず出かけるとイライラしていました。

別に用事がなくてもイライラしていました。

自分でもなぜかわかりません。

私は、「どこ行ったのかな?」と考えるだけでストレスとなりイライラしていたようです。

今では別に子供じゃないんだから、いちいち行先なんて言わなくてもいいと思えますが・・・・

当時は、とてもイライラして帰ってきたら「お前、どこ行っていた!」と怒鳴っていました。

その買い物が長かったら「帰りが遅い」と妻には自由な時間がなかったでしょうね~

今は、買い物に行ったり、コメダ珈琲やスタバに勉強に行ったり、エアロビに行ったりとのびのびしているようですが・・・

束縛は、料理が苦手な妻の料理の作り方や手順にもよく口出しをしていました。

まあ、これは今でもそうなのですが・・・・

妻は、一度作って美味しくできた料理も作り方を覚えないので、クックパッドで毎回違うレシピで作るんです。

料理の基本を覚えようとしないので、正直美味しくない料理もよく食卓に並びます。

最近は出てきませんが、キューリの炒め物って食べたことありますか?

これが美味しくないのですが・・・よく出ていた時期がありました。

親子丼の卵もしっかり火を通しガチガチの卵になってしまっているし、簡単な炒め物ですら塩っ辛い・・・・・

料理のレパートリーは少ないし・・・

料理をしている台所は、ひっちゃかめっちゃか!!! 汚くて片付けるのが大変です。

二つの料理を同時進行で作れない妻は、料理の時間もかなりかかります。

まあ、そんなところは今でも変わらないのですが、口出ししません。

まあ、できることなら美味しく作れた時くらいレシピは覚えて欲しいのですがね~

得意料理のマーボー豆腐ですら未だ失敗するので、そういうところがADHDなのでしょうけれど・・・

束縛する理由のひとつに、私の知らない妻を考えることがストレスになってしまうこと。

もう一つは、私の考えや知識、経験が妻にも同じようにあると思っている、もしくは知識や経験を強要してしまうことだと思います。

「俺はこんなにやっているんだぞ~」「俺はこんなになんでも知っているんだぞ~」という自己アピールの表現化もしれません。

私は私、妻は妻という考え方になかなかならないところがストレスの原因なのかもしれません。

今の私は、料理をしている妻を見るようなこともしませんし、妻がどんなことをしているのかもあまり興味をもたないようにしています。

見れば余計な口出しをしてしまいますからね~

もちろん、いつも距離をおいているわけではありませんよ。

妻が学校の話や友達との話などをしたときは、知らない妻を知れるので楽しく聞いています。

妻が妻の人生を楽しむから、私も自分の人生を楽しめるのですから・・・

束縛をするから、逆に束縛されてしまうこともわかりましたしね。

妻を見ていて、束縛から逃げることが大切な気がします。束縛なんて言うこと聞かなければいつかそれが自然となるのではないでしょうか?

束縛って、そもそもお互いの人生で無理がある行動なのですから、束縛する側はどうしようもないので、束縛を無視することが一番の解決方法のような気がします。

買い物に行くことすら束縛されるのに、話し合いでどうこうなるものではないですよね?

「あら~遅かったの~ごめんなさい」

「いないときは買い物に行ったと思っていて~」

「買い物先まで知りたいの~あなた私のこと好きなのね~」

程度で軽く流しておくといいと思います。

「あなた私のこと好きなのね~」は意外と効果あるかもしれませんよ~

「うるせ~」と一言で解決するかもしれませんよ。

「束縛しないで!」と言ったところで、拘りの強いアスペルガーに「私のことは気にしないで!」と言ってもあまり意味はないと思います。

束縛して怒る人は、「好きで好きでたまらなくて、いつもそばにいたいんだ」と受け止めて無駄な束縛と思い知らしめる方が得策と考えます。

本人も、なぜ束縛するのか原因なんてわかっていないことがほとんどだと思いますよ。

まあ、朝まで飲んだり、いつも晩御飯が遅くならない程度なら、旦那の束縛なんて「ごめんなさい~」ですむと思います。

では、束縛をやめさせる方法はないのか?

この本は、今度紹介いたしますが、この本に書かれていることはとにかく聞く、「どうして、そんなこと言うの?」「私、傷ついているんだけれど」といちいち伝えてうざったい嫁になる。

などの対処方が書かれています。

一度、読まれてみてはいかがでしょうか?

 

 

 


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