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アスペルガー症候群の記事がどうしても多くなってしまいますが注意欠陥多動性障害すなわちADHDに悩む人も多い。
私も一部ADHDの診断も受けているが、妻もADHDである。
ADHDの特性
- 注意力が維持できず集中できない。
- 刺激に気を取られやすい。
- 計画的に行動できない。
- 人の話が聞けない。
- 忘れっぽい。
- なんでも後回しにする。
- 自制が聞かない。
- 事故によく合う。
- 退学・失業が多い。
- 離婚が多い。
ADHDの人は、いろいろ問題が多く社会適応力が低く周囲からの評価が低い人が多い。
やはり、「集中できない」「注意力散漫で失敗が多い」という特性は損をすることが多い。
仕事をしていても、家事にしても、優先順位がつけられず効率が悪い。
人の話を最後まで聞かず、説明も聞かずに作業を始めたりしてしまいます。
一度に多くのことを覚えられないので、料理のレシピを見ながら料理をしていても失敗が多いのです。
こういった、話が聞けない特性は、相手からの信頼を失うことになります。
なんでも先延ばしにする特性は、多くのことを抱え込んでこれまた信頼を失うことになったり
忘れ物が多いことも信頼を失い。飽きっぽいことで、時間のかかる仕事が苦手だったりと信頼を失う特性がテンコ盛りなのもADHDの特徴です。
ADHDは、よくアスペルガー症候群と比べられますが・・・
基本的によく似ています。しかし、アスペルガーはコミュニケーション能力に関する問題が多いのに対して
ADHDは、特性のためできないことが多いのが特徴です。
当然、本人も困ることが多いのですが、まわりの人もいろいろ困ってしまいます。
家事も段取りが悪く家は散らかしっぱなしだったり、仕事でも失敗続きで信頼を失うことが多く悩んでいる人は少なくありません。
しかし、ADHDは薬物治療で一定の治療効果があることを海外では証明されています。
日本では、大人のADHDに対する薬物治療の効果を調べたデータはまだ蓄積されていませんが、海外では大人のADHDであっても、子供と同じように薬物治療が有効であることが証明されています。
ある研究では、ADHDである大人の78%に治療効果が見られたという報告もあります。他の研究でもおおむね7~8割でADHDに特有な症状が改善されるというデータが得られています。
欧米諸国では、大人のADHDに対する最も有効な治療方法は薬物治療とされており、ある専門医は「ADHDの治療のために薬を使用することで生じるリスクは小さくて済むが、薬を使わないでいることのリスクは大きい」と言っています。
ADHDの治療薬としては、ストラテラとコンサータが主に処方されます。
コンサータの治療効果
- 注意喚起・集中・努力が維持できる。
- 適切に注意を向けることができる。
- ワーキングメモリーが活用できる。
- 課題に合わせて実行速度を調整できる。
- 一定の速度で課題を遂行できる。
- 感情を抑制できるようになる。
- 自己コントロールができる。
薬物治療に関して懸念が多いのも確かですが、副作用が心配ならストラテラの方が副作用も少なく効果もあるとされています。
ちなみに、妻も息子も服用しているのがストラテラです。
ADHDだからといって、無理して行動しても誰も幸せにはなれません。
頑張って頑張って、うつ病などの二次障害を引き起こしても意味がありません。
もっと楽していいのです。
まず、専門医のいる心療内科を受診しましょう。
薬物治療を含め治療することが優先です。そのうえで自分に合った行動をとればもっと楽になります。
家族にも、病院に付き添ってもらうなどして、理解してもらいましょう。
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私も、最初はADHDの妻は何もできない人なんだと思っていました。
しかし、薬を飲んでなんでも自分でするようになっていき、今では自分のペースで家事をこなしながら、臨床心理士を目指して勉強中です。
パートナーは、温かく見守ってあげるのが一番だと思います。
「こんなこともできないのか」「効率が悪すぎる」なんて言ったところで何も変わりません。
お互いが嫌な思いをするだけです。
妻は、よく皿も割ります。料理もいろいろ調味料の入れ忘れもあります。
そんな時は、笑い話として笑って明るい家庭を築きましょう。
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