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アスペルガー症候群の『普通』ってなに?

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とにかくアスペルガー症候群の人と話をすると、「普通にしてよ~」「普通の人はしないよね~」『普通』という言葉をよく聞きます。

そして、アスペルガー症候群 当事者も「俺のどこが普通じゃないんだ~」という会話がよく飛び交います。

メールでも「普通はそんなことしない(言わない)ですよね~」と書いたりしがちです。

そもそも、『普通』って何?

まず、『普通』について辞書で調べてみた。

【普通】

( 名 ・形動 )
① いつでもどこにでもあって、めずらしくない・こと(さま)。
② ほかとくらべて特に変わらない・こと(さま)。
③ 特別ではなく、一般的である・こと(さま)。

( 副 )
① その事柄が多くの事例にあてはまるさま。一般に。
② いつもではないが、ほとんどそうであるさま。たいてい。

出典 三省堂大辞林 第三版

ようするに、多数決で多数の方が「普通」ということになるわけだが・・・・・

生き方に、そんなに平均的な生き方ができるものなのだろうか???

アスペルガー症候群のように、様々な拘りを持って生きている人は『普通』じゃないのかな?

しかし、どうして まわりの人はアスペルガー症候群の人に「普通にしてよ~」「普通の人はしないよ~」「普通そんなこと言わないよね~」とよく言うのだろう?

 

例えば、デパートなどで大きな声で怒っている人がいます。

「普通は、人前で怒ったりしないよね~」という人が多いのはわかります。

デパートで大きな声で怒っている人が、決してアスペルガー症候群ということではありません。

しかし、アスペルガー症候群の人は、まわりの状況を考える前に行動してしまいがちなところがあるため、デパートなどで大きな声を出してしまうこともあります。

子供が勝手に、私たちから離れると・・・・

思わず

「こら、迷子になるだろ!」

と大きな声を出して、周りをびっくりさせることがあります。

一緒にいる人は、恥ずかしいですよね~

結婚式やお葬式など、みんなが静かにしている時に、我慢できずに話し出したりする人もいます。

これらは、前頭葉の働きのせいと言われていますが・・・確かに、『普通』はしないことをしてしまうことも多々あるようです。

しかし、子供のアスペルガー症候群ならともかく、結婚式やお葬式の時に自分をコントロールできない人は少ないでしょう。

私も、さすがに冠婚葬祭での失敗はないですが・・・・結婚式のときって、いつも可笑しくて笑いたくなるんですよね~

緊張すると笑いたくなることってないですか?

 

もっとも、アスペルガーにとって『普通』と違うのはコミュニケーションの取り方が多いのではないでしようか?

特に、考えなく口走ることが多いのではないでしょうか?

「あの人、すごく太っているね~」「あの服ださいね~」「なんであの人ってあんなんなんだろう?」など考えずに口走ってしまうことが多々あります。

普通は、「聞こえるかもしれない」「こんなこと言ったら失礼かもしれない」「こんなこと言ったら傷つけるかもしれない」などと、相手の気持ちや状況を理解して行動するものですが、アスペルガー症候群はそういうことがとても苦手です。

考える前に口に出てしまうことがあるんです。

以前、スーパーで買い物をして支払いをしようとレジに並んでいたとき、前の人が梅ゼリーを買っているのを見て・・・・

 

無意識に

「梅ゼリー」

と口走ってしまい、一緒にいた妻に恥ずかしい思いをさせたことがありました。

まあ、それはたまたまですが・・・・

 

意味もなく、口癖で・・・・

「いいなぁ~いいなぁ~」

と言っていた時期もありました。

特に誰かを羨ましく思ったりしているわけでもなく、たまたま思いついた感情を表してしまうことがありました。

 

他にも・・・・

「どうしようかなぁ~」

と意味もなく、独り言を言っていることがありました。

それだけ、無意識に言葉を発することも多いのです。

 

ましてや、話し合いなど会話となると・・・・

思い付きで口走った言葉に、いちいち責任なんてもって会話なんてしてられません。

大きな声で、一方的に話をして体裁を整えたり、無視して逃げ出したり・・・・

そういう行動は、一般的には『普通』ではないと言われるのでしょうが・・・・

アスペルガーにとっては、「お前がつまらない話をするからだろう」とか「どうでもいい話をするからだ」とそれなりに普通に対応しているつもりなのだ。

『普通』って、アスペルガー症候群にとっては基準が不確定でとても分かりにくい言葉だと思います。

もし、当事者が『普通』を目指しても、普通の基準が違っていることも多いし、パートナーがいう普通ってアスペルガーにとっては普通でないことも多いので、『普通』という単語で会話するのは不可能なことかもしれません。

具体的に、ひとつひとつの行動について、話し合うことが大切だと思います。

アスペルガーにとっての『普通』は、人それぞれ違うことと考えている人が多いことを、理解しておいた方がいいかもしれませんね?

当事者もパートナーも『普通』を一生懸命に追いかけても、何も解決は見いだせないと思います。


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