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アスペルガーは治らない8 ~病人の気持ちがわからない~


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最近は、妻が残業で帰りが遅い日が続いています。

そんなときに、息子が昨日宿題をしていたら

突然 「おなかがいたい」と言い出した。

私は、最初に・・・「また~宿題が嫌なんだろう」と思ってしまった。

だから、「大丈夫!すぐに治るよ」と衝動的に言ってしまった。

すると、息子は泣き出してしまった・・・・・・

私は、「はっ」とした・・・・最近同じ失敗をした記憶がある。

さっそく、ブログを見直してみた・・・・

また・・・やってしまった。

気を付けているのに・・・・

妻も風邪をひいている

ちなみに、最近風邪気味でも仕事を頑張っている妻に対して・・・・

妻に対しては、気づかいができたのに・・・・息子にはできなかった

妻に対する気持ちを少し振り返ってみた。

~以前の私~

  • いつもいつも大げさなんだよ~
  • 風邪なんて気合の問題だ
  • 薬飲んどけばすぐ治る
  • 体調管理くらい気を付けろ
  • いつもいつも甘えてばかりで・・・・

と間違いなく口にしていただろう


 

~今回の私~

  • 大丈夫
  • 「ユンケル」が冷蔵庫になるから飲んだら?
  • 仕事大変だろうけれど無理しないでね
  • 気を付けてね。

と気遣うことができた。

この行動は、家族に対しても大きな変化を見せてくれた。

その前日に、ちょっと体調を崩した娘の一人が

「私の病気が、お母さんにうつって、私が治ったのね~」と言ったので

家族みんなで笑って「そっか~じゃ~良かった~」とみんなで笑ったのです。

この小さな幸せが、私(アスペルガー)にとって何よりの治療薬だと思いました。

私は、本当に良い家族に恵まれました。

息子の腹痛の場合

私は、妻と息子に対して感情の差が生じているのか・・・・

振り返ってみると無意識のうちに・・・・

  • 宿題が面倒なのだろ~
  • プールの進級テストで落ちたのがショックだったのか?
  • 何か、怒られるようなことしたのかな?
  • お腹が空いたのかな?
  • いつも大げさなんだよなぁ
  • 気を引きたくて甘えているのか?

間違いなく、以前のアスペルガー的な考えが先にあったのは確かだ。

どうして、妻の風邪と同じように、先に体のことを気遣うことができないのだろう?

どうして、こんなに遠回りした考えのもと、やっと「気遣わなければいけない」と意識してでないと

気遣ってあげられないのだろうか・・・・

決して、息子に対する愛情が少ないわけではない、自信をもって息子のことを愛している。

泣いた息子を見て

やっと・・・あっ・・・・と思えた。

  • 大丈夫か?
  • うんちはいつした?
  • どこが痛い?
  • いつから痛くなった?
  • 最近痛くなったことは?
  • お腹空いていないか?

今度は、うざったがれるほどマシンガンのように聞いた。

だけれど、本来、父親として 母親がいない心細さでの病気の時

心配してくれる父親であって欲しかったはずだ。

このとき、私は大いに反省した。

なぜ、先に子供の気持ちを確かめなかったのか・・・・・

腹痛の原因は

何か、変な病気ではないだろうか?

急患センターに連れて行った方がいいだろうか?

しかし、我慢できる痛さだというし・・・

いろいろ、息子と話をしていくうちに原因がわかった。

息子は、今日はプールの日だった。プールで今日は進級テストだったのだけれど

うんちがしたくなり、うんちを我慢していたらしいのだ。

 

そして・・・新たな失敗を・・・

原因がわかったら、うんちを出せばいいんだ~

よし牛乳を飲んだらうんちが出やすくなるぞ~

ご飯を食べたら出るんじゃないか~

と、牛乳や食事をとらせた

すると・・・ぐったりしてしまった。

今考えれば・・・そりゃそうだろう・・・

だけれど・・・

思いついたのが、うんちを早く出すことでした。

まずは、横にしてゆっくりさせることでした。

こういうところが・・・私の経験不足なのだろう。

 

それでも、私としては一番に息子の体のことを心配したかった。

自分に対しても同じ

ちなみに、私は子供や妻をいじめようとしているわけではないことを知ってほしい。

第三者から見たら間違いなくいじめのようにも思えるだろう。

私も冷静に見たら、いじめ と言われてもおかしくないと思います。

しかし・・・

私自身が風邪ひいても熱を出しても腹痛でも

気合と根性で治します。

自分の時は子供たち以上にスパルタ的に自分をいじめているようです。

でも、今まで45年間こうして生きてきたのです。

「病気の時は、ゆっくりと体を休める」 という知識が

私には欠落していたようです。

きっと出産の時も

こんなこと、怖くて妻には聞けないけれど・・・・

私は、出産のときも似たような感覚でいた可能性は高いと思った。

「世の中のみんな子供を産んでいる」という感覚があったことは

今でも自覚している。

きっと、不安な気持ちで ひとりでおなかの赤ちゃんと向かいあっていたのだろう。

病気の時も、私に頼ったりはしなかったのだろう。

そんな気がする。

終わりに

今までのことは仕方がない。

これからの季節寒くなって風邪をひくことも多いだろう。

妻も、最近は休みなく働いている。

きっと疲れはて 何かが変わることは予測できる。

子供たちにも、きっと変化が現れるだろう。

そんな時に、心を体を気遣えるように ゆとりを私はもつ必要がある。

力みすぎない程度に準備をしておいた方がよさそうだ。

 

家族が安心して「甘えられる」我が家にしていきたい。

これからの春に向けて、私も忙しくなるが

この試練が、私を家族を大きく進化させてくれることを信じて

きつくても楽しく笑って家族と向き合いたいと思っています。

最近は、ゴールの見えないゴールを目指すのも悪くないと思えるようになった♪

 


 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
私の経験が誰かの生きるため・誰かの支えの参考になればと考えています。
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