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あけましておめでとうございます。
昨年は、バイク事故もあり あまり良い年だったとは言えませんが無事に新しい年を迎えることができました。
ブログも、休みがちでしたが 沢山のメールありがとうございます。
返事は定期的に書いているのですが、返事が遅くなってすいません。
そして、毎年のように今年も帰省時期に関して、数々のトラブルの相談が送られてきました。
発達障害の当事者やパートナーが考えるのは、無事何事もなく年越しをしたいと願っておられたのではないでしょうか?
しかし、残念ながら・・・・
私の経験上、年末年始ってトラブルを起こしやすい時期なんですよね?
あと、ゴールデンウィークにお盆の時期と連休を使っての帰省時期になると意味もなくイライラしているパートナーに嫌気がさしている人も多いことでしょう。
連休は休みと言っても、一年で一番イベントの多い時です。
帰省に初詣と、車も多ければ、人の移動も多く人込みの中で生活することが多い・・・・
このような環境下では、残念ながら発達障害の人にとっては、とても平常心を保てるほど脳機構ができていません。
様々な刺激によって、自分を見失ってしまうことも多々あります。
そんな中、ちょっとした一言で いきなり不機嫌になったり、キレてしまう人も少なくありません。
普段我慢できていることですら、この時期はストレスが溜まって我慢できないことも多々あります。
「えっ?なんで怒っているの?」
「えっ?私何か怒るようなこと言った?」
全然わからないことで、怒り出したりする人も少なくないのではないでしょうか?
そういう私も、以前は妻からこの時期になると「毎年この時期は憂鬱」と言われ続けていました。
では、「今はイライラしないの?」と聞かれると・・・・・
今でもイライラはします。
渋滞のなか運転をするのが嫌いだから、お金がかかっても交通機関を使って帰省します。
親戚のどうでもいい話に愛想笑いするのもストレスが溜まります。
とは言っても、年始の挨拶に行かないわけにもいかず行くのですが・・・・・
今でも、イライラが完全になくなったわけではありません。
「なぜ?そんなにイライラするの?」と思う人も多いかもしれません。
「だって、渋滞嫌いだし~ 親戚との話も興味ないこと聞くの苦痛なんだもん~」
なんて、今だから素直に言えるのですが・・・・
以前の私は、自分自身でも何にイライラしているのかすら気が付いていませんでした。
ただ、そこには時としてイライラする時期があったという事実だけで、私自身意識することはありませんでした。
家族も、いつもの意味の分からないお父さんの不機嫌が始まったと思っていたことでしょう。
そして、我が家の場合は、妻も息子も発達障害を持っているため、みんながイライラする時期だったと言えます。
昔の私は・・・・・
「知らん」「なんもイライラしとらん」と自分の気持ちと向き合うことができませんでした。
自分では、イライラしてる自覚がないのです。
分析すれば、イライラしているのですが、当時の私はそれが普通だったし・・・・
いつも以上にイライラしているだけのことでした。
ちなみに、私の父も同じで年末年始はいつも不機嫌でした。そのうえ正月は朝から酒を飲み絡みまくっていい思い出などはありませんでした。
私もそうですが、アスペルガーは拘りが強く、正月は初詣して挨拶まわりをしなければならない。
年賀状の返信もしないといけない。など絶対的な正月スタイルに捕らわれていましたが・・・・
今は私がイライラして、感じの悪い対応をとるより、家族が楽しめるようにすることに重点を置いています。
まず、発達障害と思われる人は、年末年始は刺激が多く平常心を保つのが苦手だということを理解しておく必要があるでしょう。
そのうえで、どうしてもこなさないといけないミッションだけをこなすようにすることが大切だと思います。
初詣も、人気のある神社でなく近くの小さな神社で済ませるなど・・・・
無理してイライラしながら初詣しても、神様も迷惑するだけでしょう。
できるだけ渋滞が少ない時間に移動するとか、時間に余裕をもってのんびり休憩しながら行くとか・・・・
とは言っても、「親戚づきあいも大切にしないといけない・・・・」
「正月は、毎年集まるのが昔からの決まりだ」という気持ちもよくわかります。
そこは、バランスをとっていくしかないと思います。
ちなみに、私たちの正月は元旦の日に日帰りで電車で両親に新年のあいさつに行きました。
電車は少なく快適でした。
そして、初詣は歩いて行ける神社に行きました。
そこまでは良かったのですが・・・・・
息子や甥っ子などの、わがままに付き合ってあげる余裕がなく、またイライラしてしまいました。
残念ながら、いつも飲んでいる安定剤のエビリファイを飲んで行くべきでした。
せっかくの初詣を台無しにしてしまって、申し訳なかったです。
そして、ちょっと遠くに住む親せきの挨拶は、一週間ずらして帰省ラッシュを避けて挨拶に行ってきました。
残念ながら、いろいろ気を付けている私でも、この時期に機嫌良く過ごすことはとても難しいです。
今でも、薬の力を借りて抑えたり、工夫しながら乗り越える感じです。
ちなみに、発達障害の人も予定がはっきりしていると安心して落ち着いて行動できることがあります。
例えば、「絶対に帰省しないといけない」だけれど渋滞は苦手・・・・という場合。
普通に2時間のところ渋滞時は3時間かかるとしたら、もっと5時間くらいかけていくプランで計画することです。
途中、おいしいレストランで食事する。その時も混む時間を避けて食事をするなど
余裕をもったスケジュールを立てておくとイライラが軽減される場合もあります。
しかし、食事時間などもキチキチに決めてしまっては意味がありません。時間が近づくたびにイライラしてしまったりします。
そういう意味では、時間がきちんと決まっている交通機関を利用した方がストレスは少なくてすみます。
残念ながら、絶対的なアドバイスはありませんが・・・・・
できれば、「今年はどこも行かず家でのんびりしよう」などの提案するのもいいかもしれません。
面倒なことに、「あなただけ家にいていいのよ」と親切で言っているつもりが
「除け者にされた!」と感じたり「みんなで行くものだ」と固定観念に捕らわれたりして怒り出すことも予測できます。
独特な拘りを持った人と付き合うというのは、本当に疲れますよね?
だけれど、そういうひとつひとつを、当事者もパートナーも乗り越え学んでいくことが、今後の長い人生を大きく変える一歩だと思います。
年越しに苦労された方々、本当にお疲れさまでした。
そして、年越しにまた失敗してしまった当事者のみなさん、私も一緒です。
3年間で「生まれ変わった」と評価される反面・・・・まだまだ、失敗を繰り返してしまうことも多々あります。
でも、失敗しても 暴力・暴言・露骨な態度等それだけは気を付けなければなりません。
パートナーがガッカリしても、怖がらせることだけはしてはいけません。
それだけは絶対です。
拘りから、失敗するのはある意味・・・仕方ありません。
だって、そういう障害なのですから・・・・・それが、治せれば誰も苦労しません。
失敗はしちゃいます。だけれど、取り返しのつかない行動をとらないことは発達障害とは関係ありません。
パートナーや家族を大切に今年もがんばりましょう。
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