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アスペルガー症候群の拘りの強さ ~1足す1は2以外の答え~

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アスペルガーの人がすべてが全てではないが、人の話を理解しようとしないのはなぜでしょうか?

私が思うに理解しようとしていないわけじゃないんです。

理解はしようとしているのですが、どうしても理解できないことが多いのです。

それは、やはり拘りの強さからきます。

アスペルガーは、自分の答えを一度持ってしまうと、その他の答えを受け付けなくなってしまうことがあります。

 

有名な話で「1+1=2ではない」という言葉を熱血先生などが口にしたりします。

アスペルガーは、1+1=2 以外の回答はありません。

有名なエジソンの「1+1=1」という理屈も納得しません。

いくら、

「泥団子を1つと1つを合わせると1つになるでしょう?」

と言っても

「そんなの屁理屈で、テストならNGだから!」

「1+1=2意外にも沢山答えがあるんだよ~」

というのが

「物事にはいろいろな考え方がある」といったニュアンスが伝わらない場合が多いのです。

「どうして、1+1の式の話が、そんな意味の分からない話になるの?」

「言っている意味が分からない」と言った感じになるアスペルガーも少なくないだろう。

実際に、私自身がそんな例え話にしなくても、

「素直に初めから言いたいことをきちんと言えばいんだよ~」と思うのも確かな話だ。

提携の人にとって、わかりやすい話でもアスペルガーにとっては、なんか違和感を感じる。

きっと、1+1についての話を永遠としても意味のない時間を過ごすアスペルガーは多いだろう。

そもそも「1+1=2だけがが答えじゃない」なんて言うからややこしいんだよ。

はじめから「1+1=1という話をします。」と言えばわかるのだけれど・・・・

1+1=2を否定されると・・・・「いや違う」と反論したくなってしまう。

これが、俗にいうアスペルガーの拘りってやつです。

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この融通の利かない拘りの強さは、勘違いもよく引き起こします。

「なんだか、頭が痛い」と言い出した時、

本人でないとわからない痛さについても、あたかも分かっているかのように

「気持ちの問題だから大丈夫」と答える。

「いやいや~頭が痛いんって言ってるのよ~」と言っても

「だから気持ちの問題だからすぐに治るって」と話にならない。

また、「いつも甘いものばかり食べているから血糖値が高いんじゃない?」って

「血糖値が高いのはあなたでしょう~」と突っ込みが入る意味の分からないことを言い出したりすることもあります。

普通なら、「どんな風に痛いの?」「風邪かな?」「大丈夫?」「休まなくていいの?」

とまずは、頭痛の原因や状態を心配するのですが・・・・

アスペルガーは頭が痛い原因など考えもしないで・・・・

自分の経験から、物事を判断しがちなところもあります。

「なんだか、頭が痛い」= たいしたことない

という答えが決められてしまっているケースもあります。

あと、自分の知っている知人や親の表面だけを見て比較したりすることもよくあります。

「子供がぐずって大変だったのよ~ちょっと休んでいいかなぁ?」と言われて

「だらしないなぁ~うちのお母さんは3人の子供を文句も言わずに育てたよ~」

あたかも、自分の母親は苦労せずに子供を育てていたかのように比較したりする。

「疲れた~」と言っているのに「大丈夫」と返してしまう。

「会社の女の子は、仕事もして家事もちゃんとやっているよ」

「あなたは、その人が家でちゃんと毎日家事をしているのか見たことあるの?」

と言っても甘えているとしか感じない。

人は、張り詰めて生きてはいけないのだが、

アスペルガーはまわりと違う空間で生きているため気を張り詰めている人も少なくない。

だから、誰でも同じという拘りがまわりをどんどん辛くすることも多いようです。

もっと、1+1の違う答えを聞いてみようという気持ちが大切なのかもしれません。

理解なんてしなくてもいいので、どういう答えがあるのか・・・・

大事なのは、沢山の答えを知ることだと私は思います。


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