サイトアイコン 夫婦奮闘記 アスペルガー&ADHD

アスペルガー症候群はキチガイや頭がおかしいんじゃないよ~ 

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なんで「発達障害」なんて名前にしたんだろうね?

最近は、テレビなどでも大きく取り上げられ、せっかく当事者が、「私はアスペルガーかも~」「私はADHDかも~」と思ってネットでブログや知恵袋を調べてみると、「私はカサンドラになって離婚しました」とか「会社の上司がアスペルガー」とか・・・・・

不満の声がほとんどで、発達障害=異常者みたいな感じに捉えられている人も少なくありません。

「発達障害は治らない」という言葉が独り歩きして、あきらめる人もとても多いのが現実です。

「発達障害」=キチガイと思っている人も少なくありません。

パートナーから「あなた、もしかしたら発達障害なのでは?」なんて言われた日には、こんな屈辱的なことはないと感じるでしょう。

世の中、「発達障害」という言葉をよく聞くようになりましたが、どんな特性なのかを知っている人はしくないのが現実です。

そんな、「発達障害」の同志に、今日は少し考えてほしいと思います。

アスベルがー症候群は治らないの?

「はい、治りません」というのは間違いではなく、それでいて間違いです。

発達障害という大きな特徴については、治ることはありません。

興味がある女性を見て「きれいだなぁ~」と思う人に、興味を持つなと言っても無理なように、自分の考え方や知識に拘る私たちに、「拘らないで」と言っても、それは無理と言うものです。

「自分の意見を誇示しないで」と言っても誇示しちゃうんです。

だけれど、自分の意見を伝えたら、相手の話も聞くというのは、意識したり話し方のルールとして身に着けることはできるのです。

気持ちを正確に伝えたり、受け止めることは苦手で、なかなかうまくいかず失敗は多くても、話を聞くことくらいはできます。

それが、発達障害と向き合うということです。

では、発達障害の当事者がそれを意識すればできるのか?

残念ながら、自分だけではどうしようもないのです。

自分自身のことは、自分が一番わかっていると思っている人も多いでしょう。

だけれど、それでは何も変わりません。

自分自身で、意識して変わろうとしても結局は、自分が描いている生き方以上の行動はできないのです。

まずは、病院に行って自分の特性をよく知ることです。

特性=弱点と思われるかもしれませんが、それは違います。

特性=長所=個性です。自分の特性さえわかれば、自分の特性の長所も短所もわかります。

発達障害と向き合って生きるということは、自分の特性を正確に知ることです。

発達障害は、自分の特性を知ることで大きく変わります。

自分では自分のことはわからない

例えば、私は、絶対に鬱なんてならないし、自分にも自信があってパニックになんかならないと思っていました。

しかし、実際には人よりストレスを受けやすくパニックになることもしばしば、それを気合や根性と言った勢いだけで乗り越えてきただけでした。

その勢いは、時としては私の長所でしたが、家族や周りの人にも同じように気合や根性と言った勢いを求めたり、人の生き方と同調するようなことはありませんでした。

それは、周りの人にとっては息苦しく窮屈な人生を歩ませることになっていたことに、私は気が付きませんでした。

私が病院に行って、処方されたのは抗うつ剤と精神安定剤という、私が思っていた自分と真逆の薬を処方されました。

よくよく考えると、デパートや祭りなどの人混みが嫌いで、車の渋滞なんかも大嫌いでイライラしていました。

仕事でも不安なことがあると、勢いだけで乗り越えていた気がします。

確かに、今まで行き詰ったことは無かったけれど、冷静さを身に着けた時、自分が精神的にどれだけ弱いのかを感じました。

発達障害は病気ではない

「発達障害」という言葉で、なんかすごい障害を持っている感じがしますが・・・・・

そんな引け目を感じる必要はありません。

ただ個性が強いだけです。その個性は、時としてまわりの人を巻き込んでしまうことがあるので、そのことを知るだけでも全然変わってきます。

だって、考えてみてください。

今までに、何人の人に「発達障害」って言われましたか?

「変わった人」と言われることはあっても、「お前、発達障害だろう」なんてそうそう気が付かれるものではありません。

私だって、私が「発達障害」だなんて、妻や子供、それから病院の先生しか知らないのですよ~

そう考えれば、「発達障害」なんてたいした障害でもなければ、病気でもありません。

 

発達障害=キチガイじゃないよ。

発達障害と言われて、キチガイや精神異常者を連想する人も少なくありませんが、先にも書いたように黙っていればバレない障害です。

ほとんどの人は「変わった人」と言われるだけです。

最近は、なんでもかんでも「発達障害」と言う人も少なくありません。

だけれど、発達障害の特性って、みんな持っている特性なんですよ。

特性があるかどうかだけで見たら、ほとんどの人が「発達障害」や何らかの精神疾患の病名にこじつけられるかもしれません。

その特性が強すぎたり、特性が現れる頻度が多い人が「発達障害」の場合が多いのです。

誰もが持っている特性なので、ちょっと気を付けるだけで全然別人になった印象を与えることだってできます。

ちょっとした話にムキになって怒ったり、威圧的な態度をとったり、無視したりと、コミュニケーション能力に少し欠点があったりしますが、そんなのは意識すればだいぶん変わることもできます。

 

どうして、病院に行くの?

「じゃ~なんで病院にいかないといけないんだ?」

困っているのは、家族やまわりの人なんです。

一人で生きて行くのなら、別に今のままで何も困らない人も少なくないでしょう。

私だって、一人で生きて行くなら病院なんて行きません。

だけれど、よく家族を見てみてください。

家族が息苦しい環境で生活していませんか?

家族は、いつも笑っていますか?

家族は、心からあなたを愛していますか?

発達障害の人は、自分の感覚だけで物事を見る傾向がありますが、あなたが自分の意思と違うことをされたときストレスを感じるのと同じように、あなたの意思だけで物事が決定されている現実に、家族は息苦しさを感じているのです。

「いや、俺は家族の話を聞いている」と言う人もいるかもしれません。

だけとれど、結論は自分の意見がすべてになっていませんか?

相手が、自分の意見に賛同することが話し合いと思っていませんか?

そういった、特性を知るうえで専門知識をもった第三者が必ず必要なのです。

別に、占いを聞きに行くつもりだって、神社にお払いに行くくらいの気持ちでいいのですよ。

病院に行って、自分を知るだけでも違いますし、何より家族が安心します。

自分を知るという意味で、病院へ行ってみませんか?


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