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アスペルガーとの結婚生活において、疲れ切っている人も多く離婚や別居を考えている人はとても多いと思います。
私のところにも、毎日のようにメールが届きます。
アスペルガーとの結婚生活に、希望をもつか? 諦めるしかないか?
どちらにしても、とても苦しい八方塞がりの選択であることは、日ごろから強く感じられていることでしょう。
「ではズバリお答えします。」と言いたいところですが・・・・
そんなに、簡単に判断できることではありません。ごめんなさい。
アスペルガーの独特な、孤立した考え方や価値観が治る可能性はとても低いことは分かっていると思います。
その考え方や価値観は、一方的な主張により、まわりの人とコミュニケーションが取れないことが多いのです。
確かに、相手の話をよく理解し、意見を尊重すればいいのですが・・・・
例えば、「あなたは、私にいろいろ注文をつけますが、私に落ち度はあると思いますが私なりに頑張っています。もう少し認めてくれませんか?」
と自分に非があることも認めたうえで、お願いをしたとしても・・・
アスペルガーにとっては、「私は頑張っている、何が悪いの?」と喧嘩腰に言われたと感じます。
それは、アスペルガー自身が、自分の感覚を中心とした見方しかできないからです。
相手の性格や日ごろの行動から、話の本質を聞き取ることが苦手だからです。
「どうして、そんなにいつもイライラしているの?」と聞いても
「お前がイライラさせているんだ!」と一喝されたり、
何も解決策が見いだされないまま話し合いは、すべてイライラとストレスだけを冗長させて終わることも多いでしょう。
しかし、中にはいろいろな問題を乗り越えて、意見の尊重や価値観の尊重を心がけているアスペルガーもいます。
私自身、ずっと一方的な拘りや価値観を押し付けながら生きてきたのですが・・・・
発達障害を理解して受け入れることで、自分の特性に気が付き気を付けるようになりました。
私の場合は、離婚の危機がきっかけでしたが、あるきっかけで「どうして自分は妻とうまくいかないのだろう?」と考えた時
「自分に問題がある」と気が付く場合と、大半のアスペルガーの場合「あいつが悪いんだ!」と思い込む人に分かれます。
「少しは、俺にも問題があるのでは・・・」程度でも感じ取ってくれればいいのですが、残念ながらそう思うアスペルガーは少ないのも現実です。
「あいつのせいだ!」「周りはおかしいやつばかりだ!」なんて思っているうちは、改善されるはずもありません。
でも、これをアスペルガー当事者に伝えることは、とても難しいことなのです。
当事者の自覚無くして、結婚生活なんて長く続くはずもなく、そのうちパートナーにとっても努力する意味さえも見失ってしまいます。
四方八方手が無くなった状態で行きつく結果は、離婚や別居という選択になることが多いのが現実です。
とは言え、離婚、別居を回避しながら努力を続けられているパートナーも沢山いるのも現実です。
私が発達障害と知る前に、本の正確な名前は忘れてしまいましたが妻の本棚に『良き妻の条件』という本をがあったのがとても印象に残っています。
もし、当事者に口で言っても伝わらないのであれば、ちょっと目につくところにアスペルガーの書籍などを何冊か置いておくとどうでしょうか?
もし、その本を手にして読んだ時、気が付く当事者もいるのではないでしょうか?
何もせずに手を拱いているよりはマシだと思います。
メールなどで相談を受けていると、「普通なら・・・・」と簡単に、アスペルガーの偏りを解消できるという感覚になってしまう人もとても多い気がします。
確かに、ちょっとしたことであることは確かなのですが、それがアスペルガーの拘りや価値観の強い偏りのため苦手なことを理解しておく必要があります。
私も、未だに自分の都合で物事を解釈してしまったり、まったく逆の意味に捉えてしまったりすることはあります。
これは、生まれ持った脳機能の使い方と長年生きて身に着いた部分とで、失敗することは未だにあります。
まず、アスペルガー自身が自覚しても、時間がかかること、失敗はすることがあるということを理解する必要はあると思います。
100%の改善を目指しているのであれば、それは無理な話でしょう。
中には、「そんなに難しい要求はしていない!」とおっしゃる方もおられるとは思いますが、それが現実なのです。
10%でも、20%でも改善してくれれば、今よりはマシだという意識が必要なのかもしれません。
実は、この10%,20%というのは、パートナーにとっては焼け石に水なのかもしれませんが、アスペルガーにとってはこの成功事例や経験からどんどん良い方向に向かっていくことがあります。
私のブログを最初から読まれた方は分かるでしょうが、ちょっとした意識で大きく改善したと思ったら、失敗をして台無しにしてしまい、またやり直すことで、夫婦生活がそれらしく送れるようになってきました。
未だに「あなたは、言葉が足りないから気持ちがが伝わらない」「そんな言い方では、気持ちが伝わらない」と言われることもあります。
しかし、そこには今まで4年間、自己改善に努めてきた評価が含まれており、最悪な事態になることは無くなりました。
ずっと、小さい時から仲の悪い夫婦の姿を見せつけていた子供たちも、最近は少しずつ変わってきました。
先日は息子も「以外とお母さん、お父さんの事好きなんだよ~」と言い出したり
夫婦で楽しそうに話していると、娘たちが「ラブラブだね~」と冷やかしたりして笑いだします。
冗談で、ハグやキスをして見せると、子供たちはゲラゲラ笑い転げて大喜びします。
そんな生活も、当事者の自覚とちょっとした意識改善で夢ではなくなることもあります。
それは私たちだけでなく、いろいろな失敗を繰り返しながら、私たち同様に夫婦生活を取り戻そうと頑張っている夫婦も沢山います。
しかし、現実的な話をすると、絶対的にそこまで行きつかない当事者の方が多いのも現実です。
自覚しても「俺は変われないからそれでもいいか?」と開き直って努力することから逃げ出す当事者も少なくありません。
アスペルガーの書籍の中には、パートナーへのアドバイスを中心に書かれている本の方が多く、そういう書籍を読んで「俺はこうなんだから、お前が合わせろ!」とまわりが合わせることを当たり前だと認識している人も多いようです。
もちろん、周りの協力は不可欠です。
よき理解者がいての改善でしょうから、しかし、アスペルガーは、自分に都合よく物事を解釈する傾向があるため、このような錯覚を起こすことがあります。
まず大事なのは、パートナー自信の幸せであり、そのうえでのアスペルガーの対応だと思います。
自己犠牲ばかりの人生で、長年連れ添うことは難しいでしょう。
義両親に相談しても、「最近の若い嫁は辛抱を知らない!」「あの子はそういう子なのよ~」と何も解決策が見つからない。
友達に相談しても、「どこもそんなもんよ~」と理解すらしてもらえない。
または、「もう離婚しちゃいなさいよ~」と簡単に離婚を薦める。
そんな、相談もできない人ようするにカサンドラ症候群の人も沢山います。
アスペルガーでも、収入が安定していて安定した生活を提供できる人も沢山います。
問題は、夫婦間や家族間の問題だけという人も少なくありません。
いくら収入があっても、安定した生活があっても、そこに安らぎがなければ生き地獄と言えるでしょう。
まわりから、いくら羨ましがられる生活をしていても、金銭的には自由が利かない人も多いのではないでしょうか?
夫婦生活を続けるには、当事者の自覚と協力が必要。離婚すれば子供たちをどうやって養うか?
離婚したくても、自立できる力がない。
様々な問題があるとは思いますが・・・・・
当事者の改善が見込めないのであれば、少なくとも自立できる努力は今からでもするべきです。
決して、離婚を薦めているわけではありませんが、どうしようもなくなることだって覚悟は必要だということです。
そのうえで、向き合ってみることが大切ではないでしょうか?
もし、誰にも相談できないという方がおられましたら、私にメールをください。
私にできることは、話を聞くことと、以前の私ならどう思っていたか・・・今の私は、どう対応しているかなどの経験程度しか話はできませんが、おっしゃることはよく理解できると思います。
一人で考え込んでいては、気が滅入ってしまいますからね~思いをぶつけてもらって結構です。
少しでも、気がまぎれればそれでいいと思っています。
そして精神的に参っているのであれば、心療内科にかかるべきです。
まずは、パートナー自身の心と体調を整えることが何よりも大切です。
中には、パートナーが先に心療内科にかかったことで、当事者が自覚した事例もあります。
カサンドラ状態が酷い場合は、病院の先生は別居や離婚を薦める場合も少なくありません。
アスペルガーを相手にするということは、そういうことも覚悟しなければならない場合もあります。
できれば、夫婦揃ってカウンセリングを受けられる関係になり、お互いに豊かな生活をできることが一番だと思います。
決して、不可能な話ではありません。
ただ、必ず改善するとは言えないところが現実ですが、自立の準備と共に、今一度夫婦もう一度向き合ってみてはいかがでしょうか?
未だに私も、「お父さんには散々な目に合わされてきたからね~」とチクチクと虐められますが・・・・・
夫婦、家族 笑って振り替えられる日が来るといいですね~
折角、縁があって結婚した相手です。
なんとかできるものなら何とかしたいですよね~
そして、キレイごとですが夫婦だからこそ、何度でもやり直してお互いが幸せになれたらいいと思っています。
最後に、これから結婚しようと考えている方・・・・・
正直、よ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~く考えてください。
発達障害というのは、治る病気ではありません。
夫婦生活50年間我慢できますか?????
私に言えるのは、それだけです。
今、結婚して苦労している人たちも、結婚当初は惹かれあって結婚した人たちばかりです。
ただ、統計的な話ですので、結婚しない方がいいとは言えませんが、よ~~~~~~~く考えられた方がいいと思います。
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