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普通の人と違うアスペルガー症候群って言うのは有名ですが・・・・
「私の旦那は普通じゃないアスペルガーです」という話がありました。
「おっ?」
普通じゃないアスペルガーなら当然だけれど・・・・
普通のアスペルガーって・・・どういうことだ??????
コミュニケーションが得意で誰とでもよくしゃべる。
どうも、コミュニケーションが苦手な人がアスペルガーということらしかった。
また、「絶対に離婚しない!!」「俺以上にお前を好きな奴はいない」といつも言うらしい。
とても羨ましい限りだ・・・・と思いきや、束縛がすごいらしい。
まず、アスペルガー症候群を一言で語れるほど単純な病気ではないことは知っておいてもらいたいと思います。
「アスペルガーかもしれない」と言われる人がみんながみんなアスペルガーとは限りませんしアスペルガーだから、みんながみんな一緒ではないのです。
アスペルガーは、拘りが強く、いろいろな考え方をします。
その考え方は、その人それぞれで、考え方自体でアスペルガーを認定することはできません。
アスペルガーに似た特性を持っている人は、沢山存在しますが、みんながみんなアスペルガーとは限りません。
こればかりは、病院などで検査しなければはっきりわかりません。
まず、コミュニケーションが得意で誰とでもよくしゃべるアスペルガーについてよく話を聞いてみてください。
コミュニケーションが得意と言っていますが、人の話も聞いていますか?
会話のキャッチボールはできていますか?
反対意見や、否定的な言葉にパニックを起こしていませんか?
パッと見た目コミュニケーションが得意そうに見えるアスペルガーもよく見ると特徴があります。
私も、営業もやってていまして、客受けはそこそこいいのですが・・・・
コミュニケーションが得意だと思っていた時期もありました。
ただ、普通のコミュニケーションと私のコミュニケーションには大きな違いがあります。
それは、自分の得意とする分野か、そうでない分野かによって大きく違うのです。
私は、IT関係の仕事をしていて、自分の得意とする分野では何時間でもしゃべることができます。
もし、質問や反論があったとしても、その道のプロです。ほとんどのことは的確に返すことができます。
自分の知らないことは、たいていの人は知らないという自負もあります。
では、IT関係に疎い人との会話の時、何を話していいのか・・・・そんなことも考えずあまりしゃべらないことも多いのです。
合う人、合わない人の差が激しいのも特徴です。
例えば、私はバイクやパソコンの話題で取り乱すことはありませんでした。
しかし、人生や生き方について話をすると、イライラしたり、大きな声で反論したり、怒鳴ったりすることが多かったのです。
それは、私は生まれてからアスペルガーとして生きてきた生き方と、他の人との生き方に大きなズレがあったのです。
「お前は、甘えているんだ!」「そんなの気合が足りない!」など根性論が優先してしまう頭だったのです。
理性的に普通に話している友達からしてみると、「なんでこいつムキになってんだ?」と思っていたことでしょう。
「へぇ~なるほどね~」なんて、臨機応変に相手の考えを肯定することができなかったのです。
そこには、私の拘りや思い込みが優先して、自分こそが正しく、「こいつ何言ってんだ?」状態だったのです。
それが、もろに出ていたのが家庭内での会話でした。
「こいつらは、何もわかっていない! バカだ」と決めつけて、その後は会話にならなかったです。
また、アスペルガーは怒りっぽく「離婚だ~離婚だ~」と言う人が多いように思われがちですが・・・・
決して、アスペルガーみんなが「離婚だ~離婚だ~」と言っているわけじゃありません。
逆に「俺はこんなに好きなのに、どうしてわかってくれないんだ~」と口癖のように言うアスペルガーもいるのです。
「私は、あなたのことが大好きよ」と言っても「うそだ、俺の方がお前のことを愛している」と言う人もいます。
「じゃ~どうしろっての~」って言いたくなるパートナーもいるのです。
これも、拘りによる偏りで「俺はこんなに愛しているのに、お前は俺と同じくらい愛してくれていない」という思い込みで怒る人も多いのです。
ちなみに、私の父がそうでした。
普通の人は、アスペルガーなんて言わないんです。
普通じゃないからアスペルガーなんですよね~
アスペルガーだから、みんな暴力的なわけでもないですし、黙って何もしゃべらなくなるアスペルガーだっているんです。
よく、「アスペルガーは治らないんですか?」と質問されます。
正確には、アスペルガーは治らない病気です。
でも、拘りに偏ってしまう特性を意識することで大きく変化するのです。
「好き」と言ってくれないアスペルガーも、実は付き合う時は、普通の人はしない熱烈なバラを100本送ってみたり、人前でプロポーズしてみたりできたりします。
付き合いだすと、一緒にいるのが当たり前になり、そういう気持ちを伝えなくなったり、プレゼントをしなくなつたりする人も少なくありません。
それは、「嫌い」になったのではなく、ただ普通になっただけなんです。
これは、発達障害に関係なく、一般の普通の人でもあり得る話ですが・・・・
アスペルガーの場合、とくに多いのかもしれません。
逆に、生活費が苦しいのに毎回、何万円もするバッグを送るのが当たり前と思っているアスペルガーだって少数派ですが存在します。
私の知っている、当事者が奥さんとやり直そうと外車の車を買った人がいます。
彼にとっては、やり直すケジメが高い外車だったのですが・・・・・
奥様にとっては、「相談もなしに違うでしょう!!!」とゲキリンに触れるのはアスペルガーには想像もつかない反応なのです。
ちなみに、その怒りは今では笑い話になって、ときどきドライブを楽しんでいますがね。
アスペルガーは、良かれと思って起こした行動が、実は自分だけの思い込みだったりすることがあります。
「普通」という言葉は、アスペルガーに関して言えば当てはまらない言葉だと思います。
「普通じゃないアスペルガー」というのは、それが普通なのかもしれませんね?
私が思うに、アスペルガー = ストレスの塊 だと思います。
「好き」と言わなくても分かっているだろ? というアスペルガーも「好き」と言わなければいけないと思うことがストレスになってしまいますし
「好き」と言い続けなければ安心できないアスペルガーもいるでしょう。
きっと、夫婦(カップル)間でコミュニケーションがもっとうまくいけば、こんな悩みすぐに解決するのでしょうが・・・・・
そういう私も、とても苦手で・・・・
妻に、クリスマスプレゼントと一緒に「いつもありがとう」というのが精一杯です。
今日は、クリスマスイブ♪
家族で大いに盛り上がろうと思います。
と・・・・独りよがりにならないように、静かにみんなの笑い声と笑顔を楽しもうと思います。
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