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キレて要求を通すアスペルガー症候群 ~いつもキレている~

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いつもキレている旦那さん、何か頼みごとがあっても、自分の要求を伝える時には、必ずキレないと話ができないのはなぜなのだろうか?

このテーマについては、過去にも何度も触れてきましたが・・・・「旦那がすぐにキレる、何とかならないか?」という質問が本当に多い!!!

正直、どうにもならない。と言ってしまえば話はそこで終わってしまう。

だけれど、半分は冗談ではない。

私なりに、私も気が付いていない方法もあるかもしれないといろいろサイトを調べてみたりもするが・・・・

どうも、これと言って解決策なんて見当たらない。

きっと、ほとんどの人がそうだろう?

しかも、ほとんどの対策は、パートナーがどう捉えるかにかかってきます。

まあ、当事者が気を付けてくれれば問題ないのは当たり前だけれど・・・・

どう分析をしたところで、「気にしちゃいけない」という人も多いでしょう。

「世の中には、もっと酷い人もいるんです」と解説している人もいます。

だから、「がんばって」「一人で悩まないで」「第三者に相談して」・・・・

いろいろやってきたけれど、限界だから悩んでいるんじゃないの~

そもそも、そんなに簡単に解決するなら悩みはしないってもんだ~

よくある、カサンドラ症候群への道ですね~

「今の人は、優しいからね~昔の人は、みんなそんなものだったのよ~」といつの時代の話をしているのか?

「私の旦那も似たようなものよ~」と言うけれど・・・・「ダメージが違い過ぎるのよ~」

「あれでも、昔よりは良くなったのよ~」という慰め・・・「どこが・・・・」

など、世間一般的にもいろいろ理解できない話は沢山ある。

だけとれど、アスペルガー症候群の人のとの場合は、ちょっと話が違ってきます。

定型の人でも、すぐにキレる人はいるでしょう。私には、定型の人のことはよくわかりません~

定型の人の場合は、何がキレさせるのでしょうね~

しかし、アスペルガーは拘りが強く、独特の感性や思想を持っている場合が多いのです。

そのために、子供の頃から意見の対立も多く、いつも否定されている感じを身に着けてしまうことがあります。

そのため、子供の時からカンシャクを起こしやすく、それに困った周りの人たちはその子の要求をのむという行動を繰り返してきたのです。

そうやって育った私たちアスペルガーは、「キレて要求を通す」という手段を身に着けてしまったのです。

そのため、定型の人と比べてキレる頻度が多い人も少なくありません。

「何気ない会話で、すぐキレとしまうのは?」と思われるかもしれません。

例えば、話の中で「ほら~先日、緑のコップ割ったじゃない?」という会話に「割ったのは黄色いコップだ」とキレたりすることもあります。

「どっちだっていいじゃない~そもそも怒るところ?」と思うのは定型の人なんです。

アスペルガーにとっては、どっちでもよくないのです。それが拘りの強いアスペルガーの脳の作りなのです。

また、普通に話していても「ごめんごめん、先日、黄色いコップを割ったでしょう?」と話を戻したら・・・・・

「コップ割ったくらいでいちいち怒るな!!」と話を最後まで聞かずに手が付けられないほど怒り出すこともあります。

「いやいや、そのコップと同じコップが売っていたから買ってきたのよ~」という話は、もうアスペルガーにとっては「割ったこと」に対する批判でしかなくなっている場合があります。

一度思い込んだら、軌道修正をするのがとても難しいのですよね~

そんな、いつもキレてコミュニケーションをとってきたわけですから、普通に会話を続けようとしても難しいのです。

定型のキレやすい人との大きな違いは、アスペルガー症候群の場合は、拘りが強く、正しく相手の意見を取り入れながら会話を続けることが苦手だということです。

そんな、アスペルガーとの会話を成立させるためには、一度アスペルガーの要求をしっかりと聞き入れることです。

それが理不尽なことかもしれません、間違えたことを言っているのかもしれません。

ただ、その理不尽さも間違いも一旦は理解してあげないと話が進まないのがアスペルガーです。

さっきのコップの話なら「コップを割ったことを怒っていると思ったのね、ごめんね不快な思いをさせたわね」と一旦は旦那の主張を認めると落ち着くこともあります。

その後で、「同じコップを見つけてうれしかったのよ」と言えば、いくらアスペルガーでも自分の早とちりだったことくらいは理解できるかもしれません。

でも、そんな完璧な会話なんて心がけていたら、口もききたくなくなってしまいますよね~

だけれど、それでいいのかもしれません。

夫婦だったり、親子だったりと何でも理解し合おうという気持ちが、お互いのハードルを上げているのかもしれません。

私も未だに、妻から「また~、少しは話を聞いてよ~」と小言を言われます。

私だって、「聞きよるやん~いつもいつも聞いてないような言い方するなよ~」と心で思いながらムッとしています。

だけれど、分かっているんです。

「話を上手に聞けない」そういうところが私にはあるのだと・・・・・

だけれど、それを常に心がけていると私自身が息苦しくなってしまうのです。

話を聞くということは意識はしていますが、指摘されるとムッときます。

「そんな、完璧な人間なんていないよ~」

そんな私は、3年前の私と何が違うのか?????

「私は話を上手に聞けない」ということを認めていることです。

だから、薬も毎日飲むし、話をするときは落ち着いてゆっくり座って聞くようにしています。

それは、話を聞くのが苦手な私の拘りのコミュニケーションの仕方です。

 

どうしても、会話や話し合いが苦手で、せっかく楽しい話をしているのに、話の内容を否定してしまったり、別の話題に話を変えてしまったりするのはアスペルガー症候群の私にとってはなかなか気を付けられないとこです。

それを分かっていてもできないのですから、自覚のないアスペルガーができるはずもありません。

だけれど、楽しく話しているときもあるんです。

怒っていなくても、怒っているように捉えられることもあるんです。

キレていないのに、キレているように捉えられることだってあるのです。

100%理解していないわけじゃないけれど、半分は理解していたりと、定型の人と同じように楽しく会話を楽しみたいし、穏やかに過ごしたい気持ちも持っているのです。

ついつい、自分の主張をするときに、キレたような口調になったり、大きな声になったり・・・・

行動が一致していないことが多々あるのです。

「こいつ、本当におかしい」と思った時は相手にせず逃げちゃっていいと思います。

しかし、たまには「こいつ、話しながら混乱しているな?」とか「こいつ、また話を理解せず思い込んでいる」と思った時は「それは違う」というのではなく、「うんうん」「わかったわかった」と一旦話を聞くことが解決の近道だと思います。

「そんなの嫌だ~なんで私が!」と負けたような気がして腹が立つこともあるでしょうが、しかしアスペルガーが思い込んでいるときに何を話しても労力の無駄です。

例え間違いや勘違いがあると気づいても全部聞き入れて落ち着いてから話をすることです。

怒りに任せて喧嘩をしても砕け散るのはパートナー側ですから・・・・

だって、アスペルガーは人の言うことを正しく理解するのが苦手なんですもの~

怒りが勝っているときは特に何を言われても耳に入ってくることはありません

最後は、無視して逃げていくだけです。

そんな勝ち負けが意味があるのであれば止めはしませんが・・・・疲れませんか?

うまく、手のひらの上で転がすことを考えた方がよくありませんか?

アスペルガーだって、バカじゃないんですから~

ちゃんと、伝わる時は伝わるし~家族を大切にする気持ちだって持ち合わせていますし~

奥様や家族に愛されたい気持ちは、誰も負けないくらい持ち合わせている場合も多いと思います。

だけれど、コミュニケーションの苦手なアスペルガーはそれを理解してもらえることが少ない人も多々いるのです。

なかなか、アスペルガーの複雑なのか単純なのかわからない本音を理解することは大変でしょうが、一緒になってバトルをすのでなく、旦那がキレたら「この人は怒っているのでなく何を理解して欲しいのだろう」と考えてみてください。

そんな天使のような人にはなれないと思いますが、怖いとか嫌気が勝ることでしょうが、キレる旦那をどうにかしようと考えても難しいのが現状です。

「そんなに怒らないでもわかるから~」を口癖にしてみてはいかがでしょうか?

「怒らないとわからないだろう」と言われても「怖い~怖い~」と逃げて、怒っていないときは話を聞いてあげてみてもいいのではないでしょうか?

長年続けていれば、聞いてもらえる時、聞いてもらえない時の違いに気が付くかもしれません。

「いつもキレている」と思って言っても、本人はその自覚がないことが多いのです。

本人は、キレているつもりはないことも多いのですから・・・・

そんな自覚がない人に、「自覚しろ」と言っても難しいものです。

正直、私も自分の特性を振り返ってみても思います。アスペルガーと真正面から立ち向かわないことです。

人の気持ちも正確に理解するのも苦手ですが、自分の気持ちや思想を正確に伝えらることも苦手なんです。

ついつい、キレているように話をしちゃうんです。

ちょっとだけ、理解いただけるとお互いにHappyになれるかもしれません。

 


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