カサンドラ症候群からの脱出 ~発達障害 専門医への相談~


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今日は、先日の記事の反応が多かったので

その記事について、もう少し踏み込んでみたいと思います。

今回は、発達障害に奥様が気が付いたケースについて

書きたいと思います。

パートナーが気が付いた場合、病院に連れていくまでが大変なのは

みなさん、ご経験ある方も多いでしょう。

「精神病扱いするな~」

「男ならこれくらい普通だ~」

「お前おかしいんじゃないか~」

と、パートナーが自分を陥れようとしているかのように

感じる場合が多いからです。

 

やっとの思いで、病院に連れて行こうとしても

専門医が近くにいなかったり、予約も数か月待ちならまだいいけれど

予約すらしてもらえない病院もあります。

ちなみに、私の言っている病院も月に一度だけ

一時間だけチャンスがあり、チケット予約みたいな状態でした。

病院の場所も、家から1時間半かかる場所の病院です。

いただいたメールには、精神科に見せると

「社会的には問題ありません」という診断で終わった

方もおられるようです。

専門医でない先生は、「発達障害」を社会生活と私生活に分けて

「社会生活」に問題がある場合のみ診察する病院もあるようです。

また、専門医でも「本人に改善意思がない場合はお断り」という

厳しい病院もあるようです。

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せっかく、病院まで行き、アスペルガー症候群の診断まで受けたのに

服薬やカウンセリングを受け続けなければ、態度や行動の変化に

つながらないことも多いのが現状です。

もし、当事者がアスペルガー症候群の特性に悩んだり苦しんでいたら

一緒に努力できるチャンスがあるかもしれません。

ただ、一方的にパートナーが決めつけ過ぎると

落ち込んだり、引きこもったり、最悪な場合だと

仕事を続けられなくなるケースもあるみたいです。

診断を理由に全面的に拒否モードになってしまう

こともあるようです。

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しかし、アスペルガー症候群であると診断されることは

相手の気持ちの理解が苦手だったり、コミュニケーションが

苦手なのだということを、明確に理解できます。

今まで「男なんてみんなそんなものよ~」とまるで

わがままのように言われていたことも、明確にしてくれます。

そして、そのことが周りにアスペルガーを理解させる

きっかけとなることは間違いありません。

当事者にも、どうして今まで理解できなかった

態度や行動の意味を分かってもらえるきっかけにもなります。

奥様にあって、旦那さんにないもの・・・

旦那さんにあって、奥様にないもの・・・・

そういったものも、気が付くきっかけになると思います。

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診断を受けないという選択もあると思いますが

そのまま、人生の延長上にどういう結果があるでしょう。

少なくとも、診断を受けてお互いにきっかけを

手に入れたほうが、チャンスは大きいと私は思います。

決して、「診断を受けない」考え方を否定するものでは

ありません。

「今より悪くなるくらいなら」と思われる方もいるでしょう。

ただ、私の場合は診断を受け・・・落ち込んだりもしました。

しかし、カウンセリングと服薬を続けることで

人生が楽しくなったことは間違いないし、

何より家族が笑っている今に満足しています。

私は、カサンドラ症候群からの脱出のきっかけは

ここにあると考えます。


 

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4 件のコメント

  • 丁度私の方も“もう病院に行くしかない……”的な記事を書いた所だったんですが、書いておきながら踏ん切りがつかない状態だったんですよ。
    良い病院なら良いんですが、余計状態が酷くなったらどうしよう?とか……

    取り合えず私自身がカサンドラの症状による鬱や不眠の治療をしてもらいながら、様子を見て旦那の話をしてみようかと思ってます。

    しかし、昔はメンタル系の病院っていつ行ってもガラガラだったのに
    よしべぇいさんが言ってたように予約取るの大変みたいですね。

    それだけメンタル系疾患に対して理解が出て来たのかな?と逆に安心してます。

    • 私の兄が病院に通っていたのが、25年前ですから
      その時と今では全然違います。
      インターネットの普及とともに、情報量が変わったことも
      原因なのでしょうね?
      私も、すごく懸念していた一人ですが・・・・
      実際に、一度行ってみたら自分の気持ちが楽になるのがよく実感でき
      気楽に行けるようになりました。
      意外と、みんな明るい顔して通院しているのがとても印象的です。

      受け入れる気持ちさえあれば、効果は絶大だと思います。
      徐々にうまくいくといいですね~

  • 結婚したばかりの30代女です。
    私自身、精神疾患の治療を長く続けてきていますが、夫も長くうつ病の治療を続けています。

    結婚する前から、グサリとくる一言をたくさん言うなあと思っていましたが、裏表のない性格に惹かれて結婚しました。

    何よりも病気の他にもたくさんのマイナス面ある私を好きになってくれたことに安らぎをおぼえました。
    ただ、今はコミュニケーションがちょっとしんどいです。

    私「今の一言、ちょっと傷ついたな」
    夫「傷ついたという攻撃的な表現で俺を悪者にしないで」
    私「ごめん、そんなつもりはなくて。だけどこういう会話の中で、普通、そんなこと言わないよね。ちょっとびっくりしちゃったよ」
    夫「普通って何?自分がマジョリティだと言いたいの?『普通』じゃない俺は異常者だと言いたいの?表現が悪かったのは謝る。これでいいでしょ、もうやめて」
    と。

    私は謝ってほしいわけではなく、
    「お互いのすれ違いを生じたのは何だったのか、なぜだったのか」
    を話し合って、
    「なるほど、お互いのコミュニケーションのクセや特徴は○○なのか、
    じゃあこれからは○○に気をつけよう、〜と言われても傷つく必要はないと学習しよう」
    という、冷静な結論を得たいのです。

    それができず、
    「傷ついてはならない、ましてや『傷ついた』『戸惑った』『驚いた』などと言ってはいけない。夫が心を閉ざしてしまう」
    と自分に言い聞かせながら、夫の言動の一つ一つにグサリときながら、表面的にニコニコし続けるのがつらいです。

    • はじめまして、かめさん。
      かめさんの言わんとしていることは、とてもわかります・・・・
      しかし、私もそうですが・・・・「○○なんて言わないで」と言われれば「ごめん」と言うだけだと思います。
      そのときの心境は、旦那さんと同じように「悪者にされた」とまでは言わないまでもそんな心境になってしまいます。
      きっと、それは生まれてからずっと、指摘されたことはすべて攻撃されていると勘違いしながら育ったためで
      それを変えることは難しいと思います。
      もし、旦那さんがアスペルガーだったとしたら、話し合いはとても苦手です。
      「○○って言わないで」というくらいは旦那さんが攻撃されたと勘違いしても言っていいと思いますよ。
      私たち、アスペルガーはいつもそう思っているのでそんなに気にしていないと思いますよ。

      何より、注意されないと気が付かないというか・・・・
      思ったことを口に出しているので悪気がない場合が多いと思います。
      その分、他のところで楽しく夫婦生活を取り戻されるくらいの気持ちで対応されてはいかがでしょうか?

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