旦那がアスペルガー症候群かもしれないと思ったら・・・・

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「旦那がアスペルガーかもしれません」というメールは、毎日のように届きます。

まあ、旦那と話が合わない。必要以上に束縛する。いつも怒っている。いつもイライラしている

なんて不満がなければ、ここのサイトには来ていないと思いますが、すべてがアスペルガー症候群というわけではありません

アスペルガー症候群は、先天性で生まれつき脳機能のしくみによって生じる障害なのですが・・・・

子供のころからの育ち方で、似たような態度をとる人も少なくありません

後者のように、育ち方だけの問題なら、治そうと思えば治るのですが・・・・

アスペルガー症候群の場合は、根本的な脳機能のしくみを改善する方法はありません

とは言っても、アスペルガー症候群と変わらない特性を持っている人はたくさんいます

何が違うのでしょう?

発達障害について勉強を始めると、みんながみんな発達障害のように思えてくる時があります。

そりゃそうです。誰しも多かれ少なかれ似たような行動はとるのです。

一般的な人にも、そそっかしい人はいます。あわただしい人もいます。

しかし、特性がでる頻度が全然違っているのです。

一般的な人というのは、平均された特性の人を総称しているだけで、みんながみんな同じ性格なわけではありません。

アスペルガー症候群だって同じです。性格もありますし育った環境でも変わってきます。

拘りをもって、独特な思想のもと行動しているだけで、それがすべての人が暴力的な態度に出るということではありません

「旦那がアスペルガーかもしれない」と思ったら大事なのは、アスペルガーと診断することではないと思います。

例えば、いつもイライラして怒っている旦那さんがいたとします。

大事なのは、旦那さんの問題行自身であり、「普通の人は、そんなに怒らないよ」という部分について治療をうけていいのではないでしょうか?

「怒りっぽい」というだけのことなら、受け入れられる可能性もあるでしょうが・・・・

「あなたは、アスペルガー症候群かもしれないよ」と言われて、たとえ本人がアスペルガーと自覚しても、なかなか受け入れられる問題ではありません

だって、今までアスペルガー症候群だったからって、困ったことはあつたかもしれないけれど、すべて乗り越えてきたんだもん~

そんな、私たちのことを「キチガイ」扱いされたことに不満を感じる気持ちは私にもよくわかります

「決して、キチガイ扱いしているわけではないのよ~あなたはアスペルガーなのよ~」

なんて言われても、同じ意味にしか受け止められません。

例え、アスペルガー症候群と診断されても「やっぱりね」思っても当事者に言っちゃだめです。

「あなたはアスペルガーだから・・・アスペルガーだから・・・」と言われてもむかつきますしね。

「あなたは、アスペルガーかもしれないけれど、良いところもいっぱいあるし、きっと普通のアスペルガーより軽いから治るわよ」と言って調子に乗せておいた方が得策です。

アスペルガーという診断は、病院での診断名と認識しておいていいと思います。

アスペルガーかもしれない相手の行動に、どう対応するかですが・・・・

やはり、病院に行ってみるのが一番だと思います。

その時も「発達障害」や「アスペルガー」というキーワードから話すのでなく

問題行動についての相談ということにされてはいかがでしょうか?

「普通の人より、少しイライラすることが多い」

「普通の人より、怒りの沸点が低い」

「普段、会話をしていると自分の思いが先行してしまう」

やはり、そこは気を付けてもらわないと一緒に生活していて辛いから気持ちを整理するうえで診断に行ってくれないかをお願いしましょう。

そして、診ていただく病院は、もちろん発達障害の専門の病院を選択するのは当然です。

発達障害の専門の病院や支援センターは、ほとんどの都道府県のホームページに掲載されています。

本人には、そういう症状の専門医がいるのよ~と言っておけばいいのですから・・・・

「アスペルガーだ~アスペルガーだ~」というレッテルを張るのは無意味です。

たとえアスペルガーという診断を受けても、注目すべきは問題行動に対してで、どれもこれも治る病気ではありません

一番困っていることから解決していきましょう。

そして、やっぱり参考になるのが書籍です。

正直、根本的なところはどの本も同じようなことが書かれていますが・・・・

ただ対処法や経験談というのは、それぞれに違います

意外と「アスペルガー症候群」でインターネットで記事を検索していると間違えた情報が多々あります。

とくに、「アスペルガー」に対して不満を書いているサイトには、病院やカウンセリングを受けてもいないのに

あたかも専門家のように書いているサイトも少なくありません。

大事なのは、「アスペルガー症候群」というのはどういうものなのか・・・正しく知ることです。

専門医が書いている本もあれば、アスペルガー当事者が書いている本もあります。

そして、パートナーが書いてある本もあります。

離婚や別居をしてアスペルガーの旦那のことを書いている人もいます。

私も、どれくらいでしょう・・・・かなり、買って読んでいます。

アスペルガー当事者もパートナーも人格は複雑でマニュアルどおりに行かないのは確かですが、少しお互いに気持ちがわかるようになります。

妻に「そんなことをいうあなたの言葉に私は傷ついた」といくら説明されても理解できないこともありますが・・・・

本を読んでいると、世の中些細な事の積み重ねで、良くも悪くもなっていることを感じ取ることができます

アスペルガーは、根本的には治らない病気ですが、それをカバーできるのは体験や経験です。

書籍の知識は、当事者にとってもパートナーにとつても役に立ちます

また、親が発達障害だった場合、子供も発達障害の場合も少なくありません。

もし、子供が小さいのであれば気を付けてみてあげることで、子供の今後の生活にも大きく変化があらわれるのではないでしょうか?

 

「旦那がアスペルガーかもしれない」と思ったら

まず、書籍などで正しい知識を身に着けることです。

インターネットで調べるなら、病院やカウンセリングをきちんと受けているかどうかは、ひとつの目安となると思いいます。

どうしても、立場立場で見方も変わってきますしね。

例えば、「精神安定剤のような薬はよくない、絶対に飲まない方がいい」とまるで覚せい剤のように書いているサイトも多々あります。

そりゃ~何も問題なければ飲まないに越したことはないでしょう。

しかし、飲まなければ何も改善されない人も沢山いるのです。

私もそのうちの一人です。

1日たった、1mgの薬ひとつで 穏やかな生活 が手に入ったのです。

「アスペルガー症候群は治る」という人もいますし「治らない」という人もいます。

医学的には治らないけれど、夫婦生活において、様々な問題点が解決したならば、それは「治った」と言ってもいいでしょう。

そういった、話を正確に対応できるのは専門医です

今の時代、精神科の敷居はまったくないと言っていいほど、低くなっています。

アスペルガーだけでなくてもいいのです。「最近、仕事が忙しくて疲れているんですよね~」でいいのです。

自分の気持ちを第三者に聞いてもらい振り返ることは、とても生きていくうえで心地よいものです。

夫婦で、もっと気楽に肩の力を抜いて精神科を利用されてもいいのではないでしょうか?

副作用が少ない睡眠薬などもあります。

疲れ切ったパートナーにとっても、当事者にとっても助けになると思います。


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